令和5年度6月より新たな教室で心機一転、再スタートを切りました。これまで通り、生徒一人一人の要望に応じ、柔軟なサポートをしていきます。
当学院に入学する生徒は様々です。
中学では不登校だった生徒、高校に進学したものの様々な事情で通いづらくなってしまった、という生徒も来ます。
通信制高校については、文部科学省の有識者会議の中でも否定的な意見が出たりもしており、一般の人々の中でも「同じ高校扱いをしていいのか」、というような考えを持つ方もいらっしゃるのは事実です。
ではどうすればいいのでしょう。自分は何も悪くないのに学校に行きづらくなってしまった生徒たちを、「高校卒業の資格なし」と切り捨ててしまっていいのでしょうか。
確かに、極めて杜撰な運営をしていた通信制高校がかつてあり、盛んに報道もされていたことで、上記のような印象付けをされてしまったところもあるでしょう。
しかし実際に通信制高校に入学し、卒業までにやらなければならないことは、おそらく経験のない方の想像以上にあることと思います。
通信制高校は、生徒自身が卒業するための行動を、自分を律して行っていかなければなりません。レポートをやらなければ、スクーリングに行かなければ、やるべきことを全てやらなければ卒業はできません。そういう意味では、全日制より厳しいところもあるかもしれません。勿論、できる限りのサポートは致します。
卒業式ではいつも、「通信制高校卒業だからといって卑下することはない。君たちは、君たちが思っている以上にハードなことをやってきた。卒業資格を君たち自身の力でつかみ取ったのだ」自信を持て、と言って送り出します。
他にも音楽やスポーツに集中したいということで、通信制高校を選ぶ生徒もおります。
これも一つの選択肢かと思います。
当学院は何百人も生徒がいるということではございませんし、一人一人全く違った個性を持ち、違った事情を抱えて入学してきているわけですから、こちらも一人一人完全に個別の対応を致します。