• とにかくスライスが多くて困っている

• ばらけるというよりはスライスの程度が増減する感じ

• 飛距離を伸ばしたい

まずはスイングを見せていただいて､特徴的な動きなどを確認します｡

結果､確かにスライスが多いですが､特にトップがコンパクトでクロスになっているのが気になります｡

レッスン前､Daikiさんからは｢曲がらなくなればそれでいい｣と聞いていました｡

ですが､ただ｢曲がりを治す｣考え方では使える軌道が限られるのでアイアン一本でコースを回るような状態になってコースに対応する柔軟性が養えず､遅かれ早かれ頭打ちになってしまいます｡

レッスンとしては､ただ対処療法のようにスライスを治すのではなく､スイングにおける体の使い方を見直しながら｢フェードの完成度を高める｣というイメージを持っていただいてスイング調整に入りました｡

次は弾道測定器､トラックマン4の出番です｡

10球ほど打っていただいた結果､彼のスイングはアウトイン軌道でインパクト時にフェースが3度開く傾向が見えてきました｡

これではドローを打ちたくても､スイングがカット軌道すぎる状態です｡

さらにヒアリングを進めながら打っていただくうちに､グリップは｢友だちに勧められた握り方｣だと判明しました｡

1ヶ月後のレッスン時にスイングをトラックマンで計測した結果､クラブパスが0度=軌道がニュートラルに変わりました｡

ミート率が上がって距離が変わり、飛距離はキャリーが15ヤードアップとなりました｡これは大きいですね!

さらに､Daikiさんとラウンドした結果､以下の改善点も見られました｡

･軌道のコントロールが効くようになった

･パー4でのパーオン率アップ

･パー3でのバーディー率が5ラウンドに1つ→3ラウンドに1つに改善

他にも｢コースでスライス出る機会が半分ほどになった｣｢パーフォーでもセカンドでグリーンを狙いやすくなった｣｢パーセーブ率が上がってスコアも安定するようになった｣と嬉しい声をいただきました!

アマチュアの方のほとんどは体に合わない事を続けたままポテンシャルが眠った状態でゴルフをプレーしています｡｢Youtubeで見た｣｢うまい人から聞いた｣などで形作られた今のスタイルが本当に自分の体に合っているのか? 調べる事が怪我を未然に防ぎ､自然に上達する事に繋がります｡