これまでの活動の紹介

2023年9月25日 第41回研究会(阪南大学あべのハルカスキャンパス&オンライン配信

江口 怜・森 直人・澤田 稔・金子 良事「多様な教育機会」の出発点をふり返る

2023年8月24日 日本教育学会第82回大会ラウンドテーブル「「多様な教育機会」をとらえる視角――公教育の再編と子どもの福祉(その3)」(オンライン開催)

       澤田 稔(上智大学)「コンピテンシー・インクルージョン・デモクラシーを基盤とする学校教育へ――学校教育におけるジレンマを飼いならす」

    金子 良事(阪南大学)「「無為の論理」再考」

2023年527日 第40回研究会(オンライン開催)

内藤(竹井)沙織「夜間中学における不登校支援からみえてきたこと――「教育」と「福祉」が交差する空間で」

文献:澤田稔,2022,「学校教育のリアリティに対する批判的教育学の眼差し」『教育と医学』70(1): 4-11.

2023年430日 第39回研究会(オンライン開催)

金子 良事「「無為」の論理再考」

澤田 稔「(仮)コンピテンシー・インクルージョン・デモクラシーを基盤とする学校教育へ――学校教育におけるジレンマを飼いならす」

森 直人「「多様な教育機会」と教育/福祉――なぜRED研は教育機会確保法(案)から教育/福祉の区別という視点を導いたのか」

文献:横井敏郎編,2023,『子ども・若者の居場所と貧困支援――学習支援・学校内カフェ・ユースワーク等での取組』学事出版.

2023年3月26日 第38回研究会(オンライン開催)

直人「バスに乗る」:反復される対立構図を乗り越えるために――RED研著書企画2巻シリーズの企画趣旨とその背景」

文献:野口晃菜・喜多一馬編,2022,『差別のない社会をつくるインクルーシブ教育――誰のことばにも同じだけ価値がある』学事出版.

2023年1月22日 第37回研究会(オンライン開催)

卯月 由佳教育機会とその平等について考える――ケイパビリティ・アプローチと公正概念を手がかりに

文献:森悠一郎,2019,『関係の対等性と平等』弘文堂

2022年1127日 第36回研究会(オンライン開催)

柏木 智子「「ケアする学校」の教育実践」

文献:藤原文雄(研究代表者),2022,『公正で質の高い教育を目指したICT活用の促進条件に関する研究:2021年度政令指定都市調査の第一次分析』(国立教育政策研究所 令和元-4 年度プロジェクト研究「高度情報技術の進展に応じた教育革新に関する研究」中間報告書2)所収、「研究の目的とデザイン」(卯月由佳)、第3部第1章「児童生徒の社会経済的な不利による学習とICT活用の課題」(卯月由佳)、第3部第2章「ICTの活用による公正な教育活動の推進と学びの変容」(柏木智子).

2022年919日 第35回研究会(オンライン開催)

高嶋 真之「「多様な教育機会」としての公設塾――地方公立高校の存続との関連から」

文献:村上靖彦,2021,『ケアとは何か――看護・福祉で大事なこと』中公新書.

2022年7月24日 第34回研究会(オンライン開催)

山田 哲也「多様な子どもの「支援」を考える――登校/不登校をめぐる意味論の変容をてがかりに」

文献:山内道雄・岩本悠・田中輝美,2015,『未来を変えた島の学校――隠岐島前発ふるさと再興への挑戦』岩波書店.

2022年528日 第33回研究会(オンライン開催)

末冨 芳「教育政策の「レジームチェンジ」をめぐって――教育DXと「省庁横断的」教育改革のなかの「多様な教育機会」

文献:倉石一郎『教育福祉の社会学――〈包摂と排除〉を越えるメタ理論』明石書店、2021年.

2022年313日 第32回研究会(オンライン開催)

糸数 温子子どもの貧困対策に携わる市民活動と政策の相互作用について――沖縄における子どもの貧困対策事業を事例に

文献:井上慧真,2021,「高校中退と「指導の文化」――教員の責任を拡張する論理と解除する論理に注目して」『ソシオロジ』66(2): 81-99

202226日 第31回研究会(オンライン開催)

谷村 綾子・阪上 由香「校内居場所――教育と福祉の分断を超えた先にあるものを目指すこれからの学校のあり方」

(コーディネーター: 金子 良事)

文献:松村智史,2020,『子どもの貧困対策としての学習支援によるケアとレジリエンス――理論・政策・実証分析から』明石書店.

2021年1128日 第30回研究会(オンライン開催)

仁平 典宏「日本における「新自由主義」の捉えられ方と教育研究」

文献:アビジット・V・バナジー&エステル・デュフロ(村井章子訳),2020,『絶望を希望に変える経済学――社会の重大問題をどう解決するか』日本経済新聞出版.(参考文献:宮本太郎,2017,『共生保障――〈支え合い〉の戦略』岩波新書.)

2021年8月14日 第29回研究会(オンライン開催)

武田 緑「学校教育を民主化する運動の模索」

文献:中央教育審議会答申「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)」(中教審第228号)

2021年7月10日 第28回研究会(オンライン開催)

小長井 晶子・竹井 沙織・御代田 桜子「学習支援は多様な教育機会の場となり得るのか?」

文献1:佐久間邦友・高嶋真之・本村真,2020,「離島における自治体主導型学習支援事業の現状と課題――沖縄県北大東村「なかよし塾」を事例に」『島嶼地域科学1: 21-40.

文献2:高嶋真之,2021,「過疎地域における公設型学習塾の設置と教育機会の保障―― 北海道足寄町「足寄町学習塾」を事例として」『教育学の研究と実践』16: 25-36.

2021年5月16日 第27回研究会(オンライン開催)

井上 義和「教育における2つの世界――民間教育・社会起業家・経産省」

文献:田原総一朗・神野元基,2016,「次代への遺言(33) 神野元基 COMPASS社長 AIが授業を担当 "教える"先生がいない塾」『プレジデント=President』54(28): 126-131.ほか

2021年3月14日 第26回研究会(オンライン開催)

山田 大樹「「フリースクール」だったものとして――教育機会確保法ができるまでの一視点」

文献:石井英真編,2020,『流行に踊る日本の教育』東洋館出版社.

2021年1月10日 上智大学グローバル・コンサーン研究所主催 オンライン公開シンポジウム

「多様な教育機会」と子どもの福祉(ウェルビーイング)――「多様な教育機会を考える会」の5年間の軌跡をふまえて――

2020年11月29日 第25回研究会(オンライン開催)

澤田 稔「公教育再編問題から学習評価(論)を問い直す――評価の不可避性と不可能性の狭間で」

文献:西岡加名恵・石井英真・田中耕治編,2015,『新しい教育評価入門――人を育てる評価のために』有斐閣.

2020年10月4日 第24回研究会(上智大学グローバル・コンサーン研究所主催 オンライン公開ワークショップ)

外国につながる子どもたちの支援から考える――グローバル化・格差社会のなかの「多様な教育機会」


文献:柏木智子,2020,『子どもの貧困と「ケアする学校」づくり――カリキュラム・学習環境・地域との連携から考える』明石書店.

2020年8月2日 第23回研究会(オンライン開催)

阪上 由香「予定調和な連携を超えて~制度と地域が引き起こす社会的排除~」

文献:吉住隆弘・川口洋誉・鈴木晶子編,2019, 『子どもの貧困と地域の連携・協働――〈学校とのつながり〉から考える支援』明石書店.

2020年5月24日 第22回研究会(オンライン開催)

前北 海「うみけるの頭の中」

文献:髙田一宏,2019,『ウェルビーイングを実現する学力保障――教育と福祉の橋渡しを考える』大阪大学出版会.

2020年3月22日 第21回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

中田 正敏「インクルーシブな高校づくりの実践~媒介の転換を起点する組織改革の試み~」

文献1:竹井沙織・小長井晶子・御代田桜子, 2019, 「生活困窮世帯を対象とした学習支援における「学習」と「居場所」の様相――X市の事業に着目して」『名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要. 教育科学』65(2): 85-95.

文献2:成澤雅寛, 2018, 「学習と居場所のディレンマ――非営利学習支援団体からみえる子どもの貧困対策の限界」『教育社会学研究』103: 5-24.

2019年12月21日 第20回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

山田 哲也「過剰学校化社会の経路依存を探る――森直人「近現代日本の国家・社会と教育の機能」を読む」

金子 良事「森直人「近現代日本の国家・社会と教育の機能」を読む」

文献1:広瀬裕子, 2019,「自律的地方教育行政を維持するための強制的介入支援政策―― ロンドン・ハックニーの教育改革手法の子ども福祉領域への汎用化」専修大学社会科学研究所『社会科学年報』53: 165-183.

文献2:広瀬裕子, 2014,「教育ガバナンス改革の有事形態――ロンドン・ハックニー区に見られた私企業によるテイク・オーバー(乗っ取り)型教育改革」『日本教育政策学会年報』第21号: 25-46.

2019年8月31日 第19回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

武田 緑「教育関係者間の連携・連帯を生み出す試行錯誤――エデュコレとCOの会の取り組みから」

(研究会メンバーによる草稿検討会)

2019年7月14日 第18回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

高山 龍太郎「教育機会確保法を考える――社会が教えたいことと子どもが学びたいことの調停という観点から」

文献1:中田正敏, 2016,「高等学校における特別支援教育の推進に係る諸課題と展望」『中央教育審議会・初等中等教育分科会・教育課程部会・特別支援教育部会』(第5回)委員発表資料.

文献2:中田正敏, 2014, 「高等学校における支援ができる組織づくりの試み――さまざまな困難を抱えた生徒のニーズを把握し支援を開発する」『月刊ノーマライゼーション 障害者の福祉』34(4) (通巻393号): 25-29.

2019年4月28日 第17回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

藤根 雅之「社会運動としてのオルタナティブスクールのネットワーク――オルタナティブなコードの構築過程」

文献1:藤根雅之, 2019,「オルタナティブスクール・フリースクール研究に関する文献検討――オルタナティブ教育研究が位置づく知識構造と社会運動としての捉え直し」『大阪大学教育学年報』第24巻, pp.97-110.

文献2:藤根雅之, 2019, 「オルタナティブスクールの類型化――全国調査による活動内容のクラスター分析とテキストマイニングによる集合行為フレームの対応分析」『大阪大学大学院人間科学研究科紀要』第45巻, pp.127-145.

文献3:藤根雅之, 2016, 「制度の外で活動する学びの場を制度化する上でのジレンマ—―フリースクールのローカルなリテラシー実践から」岩槻知也編著『社会的困難を生きる若者と学習支援リテラシーを育む基礎教育の保障に向けて』明石書店, pp.231-248.

2019年3月27日 第16回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

事務局から「「多様な教育機会を考える会」の今後について」

末冨 芳「多様な教育機会をめぐる議論のアーカイブ化と現状の検証」

文献:桜井智恵子,2018,「公教育における別々の「教育機会確保」という問題――1980-90年代岡村達雄の「養護学校義務化」・「不登校政策」論をてがかりに」『教育と文化』91:56-72.

2019年1月13日 第15回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

鄭 育子「韓国の多文化と学校教育――米軍基地のある街の小学校」

文献:アマルティア・セン(池本幸生・野上裕生・佐藤仁訳),2018,『不平等の再検討――潜在能力と自由』岩波現代文庫(=Sen, Amartya, 1992, Inequality Reexamined, Oxford: Oxford University Press.).

2018年10月6日 第14回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

武田 緑「民主的な教育/個を尊重する学びと社会の実現に向けた運動づくり――教育者養成・ネットワーキング・政策化/制度化」

文献:広田照幸・宮寺晃夫編,2014,『教育システムと社会――その理論的検討』世織書房.

2018年8月30日 日本教育学会第77回大会ラウンドテーブル「学校内部に「居場所」を取り込む――多様なアクターによる実践の可能性と課題」(於:宮城教育大学・青葉山キャンパス)

知念 渉(神田外語大学)「学校内部に「居場所」を取り込む――多様なアクターによる実践の可能性と課題」

金子 良事(阪南大学)「専門職間の協業について」

2018年7月8日 第13回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

 森 直人「教育学会・課題研究「義務教育を問い直す――『教育機会確保法』の成立をふまえて」にむけたメモ」

中村 国生・朝倉 景樹「東京シューレの活動紹介と法案成立までの経緯について」

2018年4月29日 第12回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

 知念 渉・金子 良事「日本教育学会第77回大会ラウンドテーブルに向けた中間報告」

文献1:仁平典宏,2017,「政治変容――新自由主義と市民社会」坂本治也編『市民社会論――理論と実証の最前線』法律文化社,158-177.

文献2:西原博史,1996,「〈社会権〉の保障と個人の自律――〈社会権〉理論の50年における〈抽象的権利説〉的思考の功罪」『早稲田社会科学研究』53: 109-165.

文献3:高橋哲,2005,「教育の公共性と国家関与をめぐる争点と課題」『教育学研究』72(2):245-256.

文献4:高橋哲,2015,「現代教育政策の公共性分析――教育における福祉国家論の再考」『教育学研究』82(4): 531-542.

文献5:原田峻,2017,「NPO法制定過程における立法運動の組織間連携――分野内/分野間の連携に着目して」『ノンプロフィット・レビュー』17(2): 77-87.

2018年3月17日 第11回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

「多様な教育機会確保法案」の経緯と今後の課題――亀田 徹さんをお迎えして

亀田 徹「教育機会確保法の意味を考える」

文献:藤田 英典,2005,『義務教育を問いなおす』ちくま新書.

2018年1月8日 第10回研究会(於:筑波大学東京キャンパス)

澤田 稔「公教育における『福祉的なるもの』と『教育的なるもの』との両立可能性について――日米における実践事例の画像データに基づく報告」 

2017年9月17日 第9回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

 1. 森 直人「「公教育の再編と子どもの福祉」の分析視点と問題領域」 

 2. 金子 良事「教育と福祉の交叉する論点」 

2017年8月25日 日本教育学会第76回大会ラウンドテーブル「公教育の再編と子どもの福祉――「多様な教育機会」の視点から」(於:桜美林大学・町田キャンパス)

  「教育と福祉の連携」が目指すもの――子どもの貧困対策の政策過程分析  (※当日配布資料は9月17日まで下記リンク先よりダウンロードできます)(終了しました)

  福祉行政による「公教育の再編」――「生活困窮者自立支援法に基づく学習支援事業」全国実態調査から

2017年7月23日 第8回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)


2017年4月30日 第7回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)


2017年2月17日 第6回研究会&読書会(於:上智大学四谷キャンパス)

  山本 宏樹「教育機会確保法案の政治社会学――情勢分析と権利保障実質化のための試論」

  文献:仁平 典宏,2011,『「ボランティア」の誕生と終焉――〈贈与のパラドックス〉の知識社会学』世織書房.


2016年12月17日 第5回研究会&読書会(於:上智大学四谷キャンパス)

  畠中 亨「子どもの貧困対策における貧困概念の検討」

  文献:岩田 正美,2016,『社会福祉のトポス――社会福祉の新たな解釈を求めて』有斐閣.


2016年9月24日 第4回研究会&読書会(於:上智大学四谷キャンパス)

  金子 良事「近代日本における大衆教育の成立と学校・社会・国民国家」

  文献1:倉石 一郎,2015,「生活・生存保障と教育をむすぶもの/へだてるもの――教育福祉のチャレンジ」『教育学研究』82(4): 571-582.

  文献2:倉石 一郎,2014,「公教育における包摂の多次元性――高知県の福祉教員の事例を手がかりに」『〈教育と社会〉研究』24: 1-11.


2016年7月24日 第3回研究会&読書会(於:上智大学四谷キャンパス)

    佐久間 亜紀「教員養成改革の動向をどうみるか――「多様な教育機会確保法案」を検討する手がかりとして」

  文献1:木村 元,2015,『学校の戦後史』岩波新書.

  文献2:森 直人,2015,「教育システムと就業――「教育の機会均等」と社会保障をどうつなげるか」『季刊社会保障研究』51(1): 6-17.


2016年5月29日 第2回研究会&読書会(於:慶應義塾大学三田キャンパス)

1.山田 哲也「長欠から「学校に行かない子ども」へ――社会的排除をめぐる問題と「不登校」研究の今日的展開」

2.田中 麻衣子「「居場所」概念が可能にする実践ならびに「居場所」研究の動向」

  文献:石垣 智宏,2014,「公共サービス供給における供給体制の多様化 ――学校選択制と地域運営学校によるバウチャーモデルの効果」名古屋大学博士論文(法学)・乙第7068号. 


2016年4月23日 第1回研究会(於:上智大学四谷キャンパス)

  森 直人「「多様な教育機会を考える会」の経緯と今後の展望」