「RESQ+」は遊ぶ中で、防災について学べるゲームです。一般的な防災知識だけでなく、地域独自の防災知識も得ることができます。そのため、防災対策、教育、地域コミュニケーションなど様々な目的でこのゲームを活用できます。「RESQ+」で主に学べる、防災の重要性、知識と知恵、地域課題の3つについて紹介します。
今後30年以内に、80%の確率で南海トラフ巨大地震が、70%の確率で首都直下地震が発生すると言われています。もちろん明日、巨大地震が発生してもおかしくありません。まずは災害が身近な存在であることを認識することが大事です。「RESQ+」では災害を擬似体験でき、災害は人ごとでは無いという現実と、防災の重要性を学ぶことができます。
災害時の行動には、一般的な共通ルールがあります。例えば、学校内での避難の際は「おはしも」が常識です。しかしそれとは別に、地域独自のルールも存在します。例えば、「地震の際は津波に襲われないように、国道○号線より北に逃げよう。」といったものです。「RESQ+」では、それらの両方の知識や知恵を学ぶことができます。また、防災の最も重要な知恵の1つである「共助」もゲームのメインテーマになっており、クエストなどを通して擬似体験できます。
全ての地域には、地域特有の防災課題が存在します。災害時要援護者の保護、津波や土砂災害の危険、建物の老朽化など、まずは既存の課題を知ることが重要です。また、今まで気がつかなかった地域課題もゲームで遊ぶ中で見つかる可能性があります。その場合は実際に備えを施し、「RESQ+」にもそれを反映させましょう。これを繰り返すことで地域の課題はひとつずつ解消されていきます。
地域の防災教育として
地域の防災イベントの企画として
擬似避難訓練として
地域課題の発見手段として
世代間コミュニケーションの促進手段として
地域の防災計画策定の参考資料として
ゲーム製作を小中学生のIoT教育として
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