海洋性プランクトンの単細胞原生生物です。
大きさは0.1~0.01ミリメートル程度で、顕微鏡などでその姿が見られます。
赤道周辺の低緯度地域から南極周辺や北極海などの高緯度地域まで広く生息しています。
多くの放散虫は、シリカ(ガラス質)の殻をもちます。
この殻は内骨格で、それを軟体部が覆っています。
確実な最古の化石記録は、約 5 億年前のカンブリア紀です。
世界中の研究者が、さらに古い放散虫化石を探しています。
化石種を含めこれまで科学的に記載された数は約 2700 属 1 万 5000種です。このうち有効なものは1400属 1万1000種ほどとされています。
さらに、未記載種はその何倍もいると推定されています。
放散虫化石は、陸上の地層の中では、チャートに多く含まれています。