組織

主任研究員(PI)

日本側PI:三好建正 博士  

理化学研究所(理研)  研究開拓本部 

三好予測科学研究室 主任研究員

プロジェクトマネージャ ― 

Luciano Vidal(ルチアーノ・ビダル博士)博士(SMN)

Juan Ruiz(フアン・ルイス)博士(CIMA)

ワーキンググループ

気象・水文観測ネットワークの構築 

目標:対象流域の現在の気象・水文観測能力を拡大し、様々な観測源を統合する。 

コーディネーター  

三好建正 博士(理研) 

Luciano Vidal (ルチアーノ・ビダル)博士(NMS)  

Mariano Re(マリアーノ・レー)工学修士(INA)

解析雨量・ナウキャストの開発 

目標:異なる情報源に基づく雨量の定量的推定のための新しい技術を開発および試験する。また、補外の手法を用いた短期的な雨量予測にも注力する。 

コーディネーター 

牛尾知雄 博士(大阪大学) 

三好建正 博士(理研) 

Paola Salio(パオラ・サリオ)博士(CONICET) 

Luciano Vidal(ルシアーノ・ヴィダル)博士(SMN)

ビッグデータ同化と数値予報モデルによる降水予報の開発 

目標:対象流域の正確な短期降水予報を行うための、新規データの同化および気象アンサンブル数値予測手法の開発と実装を行う。 

コーディネーター 

三好建正 博士(理研) 

富田浩文 博士(理研) 

María Eugenia Dillon(マリア・ユージニア・ディロン)博士(SMN) 

Manuel Pulido(マヌエル・プリド)博士(CONICET)

水文予測モデルの開発 

目標:対象流域の予測不確実性の定量化も含めた、新しい水文予測手法の開発および評価を行う。 

コーディネーター 

牛山朋來 博士(ICHARM) 

Mariano Re(マリアーノ・レー)工学修士(INA) 

Carlos Marcelo García(カルロス・マルセロ・ガルシア)博士 (CONICET) 

防災情報提供システムの開発 

目標:防災管理者、意思決定者および一般市民に予報や警報を効率的に伝達するため、Webポータルおよびスマートフォンアプリを開発する。 

コーディネーター 

三好建正 博士(理研) 

Daniela D’Amen(ダニエラ・ダーメン)修士(SMN) 

Milagros Alvarez Imaz(ミラグロス・アルバレス・イマス)博士(SMN)

地域社会と連携した防災活動 

目標: 水害に対する住民の意識を高めるため、学校や社会団体などのさまざまな関係者とともに活動を行い、又特に最もリスクにさらされる住民に重点を置く。

コーディネーター 

三好建正 博士(理研) 

Daniela D’Amen(ダニエラ・ダーメン)修士(SMN) 

Mariano Re(マリアーノ・レー)工学修士(INA)

専門的・科学的な能力を持つ人材の育成

目標:プロジェクトに関連した短期コース、ワークショップ、ミーティング、長期トレーニング、能力開発などの活動を推進する。 

コーディネーター 

Romina Mezher(ロミナ・メザー)博士(SMN)  

Manuel Pulido(マヌエル・プリド)博士(CONICET)

実施概要図 


このプロジェクトには、図1に示すような様々な緩和行動を可能にする早期警報システムの運用実施が含まれています。長期的な気象予報(3日先までまで)によって事前対策(例えば避難準備、住民への呼びかけなど)を取ることができ、一方、短期的な気象・水文予報(12時間先まで)では、避難を開始すべきかどうかを決定するための情報を提供します。このような情報によって、最も脆弱な状況に置かれた人々を守ることができます。これらの予測では、リモートセンシングデータや気象・水文数値予測を最大活用しています。また、これらの予報の不確実性もリアルタイムで提供されます。予報および警報は、Webポータルやスマートフォンアプリを通じて速やかに配信されます。また、予報は刻々と更新され、これらのツールを通じて意思決定者、防災管理者および一般市民に継続的に伝達されます。

図1: PREVENIRで実装されたツールがどのように水害の影響を軽減するか