直基礎構造を採用し武蔵野台の安定した地盤から当マンションでは、建物の底部にコンクリート耐圧盤を設け、建物の荷重を直接支持地盤で支える直接基礎を採用。
制震構造とは、建物骨組みに取付けた制震装置(ダンパー)により、地震エネルギーを吸収することによって建物の揺れを小さくし、耐震安全性や機能性、居住性の向上を図る構造。
一般的に、耐震性において耐震構造より優れ、経済性において免震構造より優れているとされている。
構扁平な五角形の平面形状に対し外周・コア廻りのRC造ラーメン架構と大型ハーフPCa合成床板で構成されたダブルチューブ架構としている。
地震エネルギーを吸収する摩擦系制振装置はコア廻りのフレームに集約配置することで、プランニングの自由度を高めている。
フレームの計画に際しては力の流れ、工業化を意識し、可能な限りシンプルな架構となるようにスパンの均等化、柱梁仕口部の直交性にこだわっている。
四隅の角住戸については、通常のマンションであれば200~300㍉程度なのに対して、独立丸柱によって支持されたフラットスラブとすることで、スラブ厚500㍉という圧倒的な厚みを確保しながら梁形をなくしたフルフラット天井を実現するとともに開口部においては、足元から天井までをフルハイトのガラスサッシとしたダイレクトビューによる圧倒的な眺望を獲得している。
3層吹き抜け空間
エントランスから続く大きな長い壁に沿ってダイナミックな3層吹き抜けの空間を実現。この3層吹き抜け空間に、斜めに地下のラウンジへ導く大胆な階段と象徴的なシャンデリアが、この建物の中心ともいえるインテリアの核となる空間をつくり出す。