【第七回 尾崎=ゾルゲ研究会のご案内】
尾崎とゾルゲ、その関係性は元より背景にある国際情勢を精査し、インテリジェンス研究が現代の国際情勢を読み解くことに繋がることを議論してきた本研究会の第7回研究会は、歴史的な経過、総括をしつつ、若手研究者も加え新たな知見を積み上げることを主旨として開催致します。
とりわけ本研究会の会員でもある名越健郎氏による『ゾルゲ事件80年目の真実』では機密解除による新資料に基づきゾルゲに関する新たな見解や裏付けがなされています。
同書を巡り、ゾルゲが活動した時代と現在がどのように重なるのか、その点にも焦点を置いた内容となります。
本書を通じて、読者は「日本はスパイ天国」という事実に注目し、現在の日本のインテリジェンス面について再考する反響が見られます。
また、トランプ第二期政権は、アングロサクソン諜報システムの再編を進めています。一方で、ロシアでは二〇一〇年の軍改革に伴いGRUの組織改編が行われ、プーチン大統領はスターリン時代の情報機関の栄光を取り戻そうとしています。 いわば、アングロサクソン・インテリジェンス・コミュニティーと非アングロサクソン・インテリジェンス・コミュニティーという対立構図が、現代において再び浮上してきたと言えるでしょう。
このような状況を踏まえるならば、戦前:ゾルゲが活動した時代を改めて考察することは、現代の国際情勢やインテリジェンスをめぐる構造を理解する上でも、きわめて示唆に富むものとなります。
新たな展開を見せつつある国際政治とインテリジェンスの様相を考察する上で有意義な機会となれば幸甚です。
是非ともご参加ください。
参加のお申し込みは以下のフォームよりお願い致します。
https://forms.gle/KnrdUdR9JkSBxayu5
日時 2025年4月26日(土)14:00〜18:00
会場+ZOOM 拓殖大学茗荷谷キャンパス E601
(キャンパスアクセス)https://www.takushoku-kaiken.net/access/index.html
(キャンパス地図)https://www.takushoku-u.ac.jp/summary/bunkyo-campus.html
オンライン参加用URL(ZOOM)
https://chuo-u-ac-jp.zoom.us/j/89736276347?pwd=ulAbzXFSaMKNbyJLovi4kVPr4HbHkY.1
参加費 無料(*もちろん、本会研究活動に御カンパ頂けますことは大歓迎です、はい。)
第一部 名越健郎著『ゾルゲ事件-80年目の真実』をめぐって
司会 清水亮太郎(防衛研究所)
書評報告 14:00〜14:50
1 澤田次郎(拓殖大)
2 李昱(愛知大院博士課程)
3 何金凱(東北大院博士課程)
全体討論 14:50〜15:30 西村豪太(東洋経済新報社)ほか参加者
著者リプライ 15:30~15:50
「戦前のジャパン・タイムズが伝えるゾルゲ」
名越健郎(拓殖大)
休憩:10分
第二部 尾崎=ゾルゲ研究の現況
司会 名越健郎(拓殖大)
16:00~16:40
河西陽平(中曾根平和研究所)
「独ソ開戦と「関特演」をめぐるソ連の対日情勢認識:1941年」
16:40~17:00
A・フェシュン(モスクワ大)
「ゾルゲと彼を日本に送った赤軍情報本部関係」
17:00~17:30
全体討論 加藤哲郎(OS研代表)、清水亮太郎(防衛研究所)ほか参加者
*研究会事務局報告「OS研2025年度計画」について 17:30〜18:00
鈴木規夫(OS研事務局長)
*懇親会(茗荷谷駅周辺お店で会費5,000円ほどにて予約致しますのでご希望のみなさんなるべく前日までにお申し出頂けますと助かります)
中華料理「萬豊園」
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13151519/
電話03-6304-1125
お問い合わせ: 尾崎=ゾルゲ研究会事務局 20221107os@gmail.com
研究会報告