お と い お お ず も う

乙亥大相撲

乙亥大相撲とは

170年の歴史を誇る、地域の大切な伝統行事

愛媛県西予市野村町で毎年11月の終わりごろに開催される相撲の取組。江戸時代から続く、伝統行事です。

現在、プロ力士とアマチュア選手との取組が行われる、全国で唯一の大会でもあります。


西予市野村町について

愛媛県の西南部に位置し、松山市からは南へおよそ50キロ。町全体が山に囲まれ、中心部には肱川が流れます。

古くから養蚕や牧畜が盛んで、「ミルクとシルクのまち」と親しまれてきました。

また、「のむむら野村」としても有名で、宴席はお互いのグラスを交換しあう「サシアイ」で、老いも若きも、男も女もおおいに盛り上がります。

みどり豊かで、人情味あふれるまち、それが野村です。

乙亥大相撲開催場所:乙亥会館

〒797-1212 愛媛県西予市野村町野村12-10

乙亥大相撲編さん事業について

乙亥大相撲は野村地域にとって非常に大切な行事ですが、歴史や由来などを含めた現代までのあゆみについて、きちんとまとめたものが存在しませんでした。写真や資料などは各個人の家庭で保管されていたものが多く、その一部は2018年の西日本豪雨で失われてしまいました。

これでは地域の歴史が失われてしまうという危機感から、令和年、西予市の地域発「せいよ地域づくり」事業 を活用し、乙亥大相撲のあゆみについて資料をまとめ残していくことといたしました

この事業により、地域住民はもちろん、図書館や新聞社の協力も得て県内各地から資料を集め、乙亥大相撲開催を担ってきた方々へ聞き取り調査を行い、膨大な量の資料を集めることができました。

令和4年3月現在、このウェブページの公開と並行して、乙亥大相撲のあゆみを書籍として残すため、編さんを行っています。

厳しい時代も絶えることなく続いてきた伝統行事は、地域の歴史や文化そのものであり、これからを生きる私たちにとっても大きな支えになるものです。

この編さん事業によって、乙亥大相撲がより地域に愛され、これからも地域の誇る行事として続くことを願っています。