兵庫県立大学 環境人間学部 都市計画研究室
太田尚孝/教授/博士(工学)
兵庫県立大学環境人間学部都市計画研究室(太田尚孝/教授/博士(工学))のHPへようこそ!
当研究室は、福島徹教授(1998年度~2016年度)から引き継ぐ形で、2017年度に新たにスタートをしました。
生活科学系・学際系学部の都市計画研究室として、兵庫県内やキャンパスが立地する姫路市を中心に「誰もが安全・安心で豊かに暮らせる持続可能な都市社会の構築」に資する学術研究、実践活動を行っています。
「NEWS」・・・指導教員や研究室の様々なニュース(最終更新:2024/06/13)
「指導教員」・・・指導教員のプロフィールや業績、連絡先等
「研究室」・・・研究室の運営方法、所属学生の活動報告、卒論・修論テーマ等
「プロジェクト」・・・姫路市内を中心とした研究室プロジェクトの紹介
「FAQ」・・・指導教員や都市計画、研究室、大学での学びに関してよくある質問と回答
研究室紹介のyoutube動画はこちらです(https://www.youtube.com/watch?v=O55aSGrh0Mc) 。
都市計画研究室では大学院生(博士前期・博士後期)を募集中です!
都市計画分野では、公民問わず実務で必要な知識や経験、スキルを得るため、修士号の取得はもはや一般的です(博士号もおかしくない分野です)。
都市計画研究室では、各学年2名を上限とした少人数型の研究指導と実社会への具体的還元を目指した実践型の研究活動を行っています。
入学試験は、8月及び2月の2回実施しています。
2024年度以降の無償化の詳細は大学本部に問い合わせてください。
他大学や本学の学部卒業者(予定者)、留学生の方、社会人の方で関心をお持ちの方は、メールにて指導教員までご連絡ください!
学部生として都市計画研究室を希望する皆さんへ(学部2年生、編入生)
【研究室訪問の前に】
皆さんの質問や関心にこたえるように、必要情報はこのHPに書いてありますので、関心のある学生は研究室訪問の前にまずはこのHPの内容(特に「研究室」「プロジェクト」「FAQ」のページ)を一読してください。
社会デザイン系の学生であり、2年次の「まちづくり論」「都市計画」の履修を研究室配属の前提としています(これらの科目を履修していなくても面談を申し込むことや研究室配属を希望することは問題ないですが、そのような学生が研究室配属となった場合は、研究室活動や卒論指導に必要な基盤として3年次で履修してもらいます)。
都市計画やまちづくりを中心にして、不動産、都市政策(住まい、防災・減災、公園緑地、公共空間、公共交通など)に関わるテーマであれば、設計以外はなんでも指導できます(ただし、自分でテーマを設定し、自分で研究を進めることを求めます)。
環境人間学部は、文理融合を特徴としていることもあり、高校が文系・理系のどちらでも、都市計画の専門知識や技術を得られるようにしています(指導教員の所属が社会科学を主とする社会デザイン系ということもあり、研究室学生は文系出身者がほとんどです)。
3年生は2年生の春休みから1月末まで民間企業や自治体とのコラボ型の研究室PJがあり、「専門ゼミ」や「都市空間分析(GIS)演習」などの授業も含めて研究室中心の学生生活になりますのでアルバイトを毎日やりたい学生、サークル活動を優先したい学生はマッチしません(これ以外にも研究室として必履修or履修を推奨している科目や、希望者には都市計画に関係する地元企業や市役所でのインターンシップの機会もあります)。
4年生は就活や大学院進学の勉強などを行いながら、同時に真摯に卒論に取り組むことが求められます(就活のみに没頭したい学生はマッチしません)。
学部卒業後の進路で多いのは、大学院進学(本学・他大学問わず)、公務員(県・市町村の事務職)、民間企業(不動産・建築・住宅関係)ですが、分野的には大学院に進んだ方が公民どちらとも就職等でメリットが大きいと思ってください。
都市計画研究室を希望する方は、10月後半の第一回研究室訪問時に面談をしてください(11月後半の第二回研究室訪問は予備調査を受け、都市計画研究室を強く希望する学生のみを対象とします)。
希望者多数の場合は、研究テーマとのマッチング、本人の意欲、学部卒業後の進路、成績(GPA)から総合的に判断します(甲乙つけがたい場合は成績が上位の学生を最終的には優先します)。
編入生については、事前に研究室訪問は不要ですが、入学後に大学及び系の規定により、ゼミ配属が入学直後に行われます。
【2024年度の研究室訪問の案内(20240522時点)】
社会デザイン系の学生で、研究室訪問を希望する場合は、事前にメールでアポイントをとり、このHPのFAQ等もよく読んでから研究室訪問をしてください(10月期に研究室訪問をした学生は11月期の再訪問は不要です)!
面談可能スケジュールはHPのトップページに後期が始まる頃には明記しますので、これを参考にしてください(アポ取りメールは、10月期は10月10日(木)の教員による研究室紹介後、11月期は予備調査発表後に受け付けます)。
原則、1人ずつ指導教員の部屋にて面談方式(45分~1時間程度)で対応します。
先着順ですので早めにアポイントを取ることを推奨します(アポなし訪問はお互いにとってマイナスなので避けてください)。
アポイント取得希望時には最終的な日程確認の返信メールを必ずしてください。
面談時には、1.氏名・学籍番号、2.出身地、3.希望する進路、4.卒業研究で取り組みたいテーマ・理由(複数でもかまいません)、をA4一枚以内に作成し、持参してきてください。
現役ゼミ生による研究室紹介の機会が10月17日(木)にあるので、学生に質問や相談がある場合は、その時にお願いします(それ以外でも質問等があれば、都市計画研究室の学生部屋に来てください)。
研究室配属決定後は、1月からゼミ(月曜日:1時限目・2時限目を予定)に参加してもらい、2年次から段階的に研究室活動をスタートします。
大学院生として都市計画研究室を希望する皆さんへ(学部4年生、修士2年、留学生、社会人)
※大学院も2024年度から無償化の対象予定ですが、詳細は大学本部に問い合わせてください!
【大学院(博士前期課程)の入学を希望する本学・他大学の学部生の皆さん】
都市計画分野では、大学院に進学したからと言って就職等で不利になることはほとんどなく、むしろ職種が広がる、実社会で通用する専門性が身につくと考えてください。
民間事業者としての実務に通じる専門知識や経験を得ることに加えて、都市計画の総合性や公共的観点は、公共政策や都市政策といった政策科学分野とも相性がよく、建築職や土木職、あるいは造園職だけではなく事務職を目指す方でも入庁後にプラスに働く部分が多いと思います(企業や自治体によっては修士修了者は学部卒の方よりも給料の面でもプラスの場合があります)。
無償化の影響で受験希望者が増加することが考えられることもあり、遅くとも出願二か月前までには修士課程での研究計画書の草案をメール送付し、必ず面談をしにきてください(場合によってはオンラインでも可とします)。
指導教員としての受け入れの可否は、学部時代に何を学んだかよりも、大学院で何を学び、その後にどのように活かしたいのかを重視して決めます。
大学院では自立的に研究を行うことが大前提ですが、大学院修了後のキャリアとのつながりを考えると都市計画制度に関わるテーマやGIS技術を活用したテーマを推奨しています。
大学院生として、積極的な学外発表(論文投稿・ポスター発表等)や都市計画に関わる実社会での長期的インターンシップ(例:都市計画コンサルタント、まちづくりNPO)も推奨しています。
他大学の都市計画研究室との比較では、①研究室として定員制を設けており確実に少人数教育を受けれる点、②ウォーカブルシティやストリートマネジメントの具体例として全国的に注目されている姫路市に立地している点、③兵庫県や県内市町村・民間企業とのコラボ(含むインターンシップ)の可能性が大きい点、④建築系科目や三田市にある「兵庫県立人と自然の博物館」から提供される造園系科目も履修できる点、⑤姫路から播磨地域や神戸・大阪までの交通アクセスは良く姫路以外でも多様なフィールドが存在する点、などはメリットだと思われます。
また、推薦制度やTA制度などもありますので事前に学務課に相談してください。
なお、前任の福島先生の時代も合わせると都市計画研究室で修士号を取得した大学院生は13名(博士号は1名)です。
【大学院(博士前期課程)の入学を希望する留学生の皆さん】
留学生の皆さんは、入試前までに日本語能力としてN1に合格していること(本学での大学院の講義・研究指導は基本的に日本語で行われます)、大学院で都市計画の研究をする意欲と能力があることが受け入れの前提となります。
日本語能力や都市計画の基礎知識が不足している場合は、各学期上限1名の研究生として入学することも可能ですが、都市計画研究室では研究生であってもN1に近い高度な日本語能力を求めます。
都市計画と明らかに異なる研究関心を持ちながらも、研究生として入学希望の連絡を留学生から頻繁にもらいますが、その際は研究生であっても受け入れをお断りしていますので専門分野のマッチングは特に留意してください。
研究生として入学する際は、留学生ゼミを開催し、研究室学生と共に日本語能力の向上や都市計画の基礎的勉強を行う機会を提供しますが、研究生として受け入れることが大学院の入学を確約しているわけではありませんので注意をしてください(要するに入試に合格しない限り大学院生にはなれません)。
留学生の方は必要書類を本国から取り寄せることも多々ありますし、研究計画書の内容確認もありますので、諸手続きに関して十分な時間的余裕をもってスケジューリングをしてください(日本に既に滞在している方は入学希望時期の4~5か月前には、現状で日本に滞在していない方は半年前には最初のメール連絡をしてください)。
留学生の研究テーマは、基本的には本国or日本の都市計画に関わるテーマとなります(比較研究をやりたい場合は、博士後期課程で行ってください)。
【大学院(博士前期課程)の入学を希望する社会人の皆さん】
社会人の方には、長期履修制度や夜間や休日の開講科目などもありますので、学務課に事前相談をしてください。
研究テーマは、社会人の方は一任しますが、これまでの経験上、ご自身の職場での実務に関わるテーマを設定される方が多いと感じています。
【大学院(博士後期課程)の入学を希望する皆さん】
博士号の取得には、査読付き論文3本程度の内容が必要になると考えてください。
博士研究では、研究のオリジナリティと社会貢献が強く求められますから、ドクターへの進学を希望される方は早めにコンタクトをとってください。
自治体関係者、地域の皆さんへ
【自治体関係者の皆さん】
都市計画に関わる内容であれば、審議会の委員や講演、その他ご相談を随時受け付けますので、まずはメールでご連絡ください。
これまでの実績等に関しては、「指導教員」のページをご確認ください。
基本的には自治体関係の依頼は大学人として必要な社会貢献と認識していますので、自治体の規模等でお断りすることはありません(ただし、専門性とのミスマッチがある場合はお断りします)。
【都市計画研究室とのコラボを希望される地域の皆さん】
調査や実践など、大学の研究室として地域課題の解決に資する活動は可能ですので、まずはご相談ください。
実際に一緒に活動する場合は、大学側のスケジュールや対応可能能力等にも配慮していただくことが必要になります(大学側に丸投げしたいような内容や協働は難しいとお考え下さい)。
なお、現時点では研究室プロジェクトの活動範囲は姫路市あるいはその近辺の市町に限定しています。
高校の先生方へ
【出前講座や高大連携PJ等を希望される先生方】
環境人間学部の説明、都市計画に関わるテーマ、GISの演習補助、ICTやビックデータの活用型の探求講座の対応など、これまで県内外の公立・私立の高校にて経験がありますので、なんでもご相談ください。
あわせて、高大連携プロジェクトや「探求」の企画立案・実施に関しても、ご質問等があれば何でもご相談ください。
実際の活動例を知りたい方は、環境人間学部のHPにあるWEBマガジン「くらすペディア」の中から、「高校生と大学生が共に学ぶ地域学習プログラムの開発(教員:太田尚孝)」をご一読ください!