意外と身近な仏教用語シリーズ


今回は「主人公」です。

アニメやドラマなど主役、中心人物を主人公と言いますが、これ実は、仏教用語なんです。

この語源は有名な禅語からきています。あるお坊さんが毎日「おい主人公、目を覚ましなさい」と独り言を言い、それに対し自分で「はい」と返答していたという不思議な話。そこから「何にも左右されない確立した自分」を指す言葉になり、その後に物語の中心になる人物のことを指すようになりました。

今の「主人公」の使い方とは少し違って、「自分の中にいる、本当の自分」を指す言葉です。

「何にも左右されない確立した自分」や「自分の中にいる、本当の自分」・・・・・・
少し難しい表現ですが、要するに、自分の中の個性を大事にしようということです。
現代で個性的と言えば、奇抜な見た目をしていたり、変わった行動をとる方の事と思われがちですが、珍しいことが個性的なのではありません。

個性と言うのは文字通り「個々の性質」の事です。
したがって、体を動かすのが好きな方が運動をするのも、書籍を好きな人が読書をするのも、個性的な行為と言えます。
自分らしく生きていることが個性的なのであり、自分らしく生きている自分こそが
「主人公」だということですね。

↓他にも沢山ありますので興味ある方はご覧ください。

身近な仏教用語①・・・旦那
身近な仏教用語②・・・うろうろ
身近な仏教用語③・・・知事
身近な仏教用語④・・・開発
身近な仏教用語⑥・・・アバター

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