今回は参加者3名で青梅駅に集合、青梅の杜に入る。この辺りはある団体の所有地で、山林会社が整備を行っている。一般の人はほとんど
歩いていない。こぶしの森に入り左側の尾根に取り付く。
伐採した跡に植林してあるのか網が張ってある。枯れ枝が落ちていて歩きにくいところもある。まもなく青梅丘陵ハイキングコースに出
て、また人気のない道に入る。
所々に所有者の立てた道標があるが、ハイカーのためのものではないようで、倒れていたりあてにはならない。
わかりにくい道をしばらく歩くと分岐点に出る。まっすぐ行くとこぶしの森に戻るが、北のほうに向かう。ほとんど人工林でかなり伐採
してあるところもある。
鉄塔を過ぎると落葉樹も出てきてまもなく林道に出る。この辺は黒仁田の森と呼ばれている。林道わきには立派なウラジロの群生が
何か所かあった。
沢沿いの道を進むと畑があり集落に出る。この近くに聞修院というお寺があり昼食にした。
茅葺の風情あるお寺でモミジとイチョウの紅葉が素晴らしかった。
ここから急坂を登って尾根に取り付く。人工林で展望はきかない。ここを抜けたところにおにぎり岩というチャートでできた大きな岩が
ある。さらに森の中を歩きムササビ広場に向かう道に入る。道はあってないようなものだが、この辺は森林ボランティアでヒサカキの除伐
などを行った。ムササビの巣箱が三つかけてあり、ムササビ広場に出る。
ここは北谷津とも呼ばれ、今は湿地帯になっていて、ヨシ刈りなどの保全活動も行われている。ここからまた昇り返し、青梅の森の幹線遊
歩道に出る。特別緑地保全地区になっていて市が整備している。もみ殻が敷かれているところもあり歩きやすい。
ここから東青梅駅に出て解散した。思ったより天気が良くなり、青空の中の紅葉も見られ、快適な山歩きが楽しめた。
今回は秘境の会から1名、秘境を歩く参加者5名の6名が参加。
青梅駅に集合して青梅丘陵ハイキングコースに出る。金毘羅神社の境内に御岳山遙拝所があり、大岳山、御岳山などを確認する。
まもなく青梅の森に入る。ゴンズイ、クサキなどの実がなっていた。またナラタケモドキというキノコが多く見られた。
途中のリスの展望広場では、晴れていればスカイツリーも望めるが今日は見えなかった。
犬谷津峠から下りになり北谷津に出る。ここは以前田んぼだったところで今は湿地帯となっている。トンボやドジョウなどが生息している
が、ヨシやミゾソバなどが水面を覆ってきて、水生生物の生息場所が圧迫されるので、ボランティアでヨシ刈りなどを行っている。
いったん車道に出て厚沢通りから小曽木の森に入る。あまり人は入っていないので、クモの巣だらけでブヨがすごい。
傘をさしてクモの巣を払いながら進む。人里には近いので、以前は炭や薪用の木をとるために人が入っていたのだと思う。
ヒサカキを取りに来ている人がいた。しばらく歩いてまた厚沢通りに出る。
途中ハグロソウの群生地があった。川沿いを歩いて小曽木の集落に入る。
アオハダの赤い実やウリカエデのタネが見られた。この辺はホタルの生息地で、川にはアブラハヤが多く見られた。花木園で昼食後少し
戻ってまた森に入る。白髭神社があり前を流れる川は石が黒いため黒っぽく見える。
ここも草ぼうぼうのところもあり、歩きにくい。しばらく登ると道は広くなり立正佼成会の敷地に出る。
ここから霞丘陵ハイキングコースに入る。整備された歩きやすい道になっている。
クマザサの茂ったところを通り霞丘陵自然公園にでる。塩船観音寺の隣で、ツツジ、アジサイなどが植えてあり、あまり見られなくなった
松林がある。またここはオオタカの営巣地でもある。
この時期はヒガンバナが満開のはずだったが、今年は暑さのためかだいぶ遅れている。塩船観音寺の山門前で解散した。
報告者 小太刀
リスの展望広場
リスの展望広場
ナラタケモドキ
ノダケ
ヒガンバナ
花木園にて
参加者は7名で青梅駅に午前8時に集合。
今回のコースはあまり人の入らないコースで、真如苑の所有地で青梅の杜と呼ばれている。
梅岩寺の境内を通り、青梅坂トンネルをくぐって、第2青梅園から森に入る。こぶしの森はベンチやトイレもあり休憩に良い。
最初は不明瞭な道だが、だんだん道らしくなる。スギ、ヒノキの林を進むと大岳山の見える場所に出る。ヤマザクラも何本かあり、
開花時期は展望もよいが、今はうっそうとしている。この辺にはツルアリドオシの花があちこちに咲いていた。
北に向かって進むとかなり木が伐採され、明るくなっているところもある。こぶしの森のところには作業小屋があり、
森の手入れも行われている。展望はあまりなく、単調な道を進むと鉄塔に出る。コナラが何本か植えられ、以前はかなり明るかったが、
うっそうとしてきた。
ここからは少し落葉樹も見られ、まもなく林道に出る。道端にはワラビが群生し、その時期ならば、かなり収穫できるだろう。
この前にはウツギ類の白い花が満開で、オカタツナミソウも見られたが、今はほとんどなくなっていた。
サンコウチョウのホイホイホイという声が響き、オオルリ、メジロ、アオゲラ、ホトトギスの声も聴かれた。
林道から沢沿いの道に入り、まもなく人里に出た。この近くの聞修院というお寺で昼食にした。
青梅七福神の1つで、茅葺屋根の風情あるお寺だ。ここから道路を少し歩き、橋を渡って青梅の森に続く道に入る。
この道は集落と集落をつなぐ峠道で、以前はよく歩かれたが今は荒れている。犬谷津峠から青梅の森の幹線路に入る。
以前は細い道だったが、今は拡幅されて歩きやすい。しばらく行くとリスの展望広場というのがあり、スカイツリーも遠望できる。
青梅の森を抜け、急坂を降りて風の子太陽の子広場に出た。今後のことについて少しミーティングを行い解散した。
リスの展望広場
奥多摩の静かな尾根で新緑の山歩き
27日の予報は雨だったが直前に変わり実施できた。参加者は3名。
青梅市広報誌に「8時間山を歩ける方」と記載し募集した。
奥多摩駅に集合。井戸入林道にかかっている鉄梯子を登り、江戸小屋尾根に取り付く。
しばらくして急登になり、這いつくばったり、木につかまったりして必死で登る。
その後も急な道が続くが、カラマツ林が出てくると平坦になり、眼下に小河内ダムや体験の森の施設が見えるところに出る。
この先が九竜山の頂上だが、ピークではなく、尾根の一部といった場所だ。
ヒメスミレと思われるスミレが尾根の所々に見られた。ここからちょっとした岩場の下りが続き、下りきると展望が開け、
御前山が大きく見える。
ヤマザクラも混じった新緑が見事だ。カラマツの苗がたくさん置いてあり、これから植林するようだ。また樹林帯に入り、
しばらく登ると江戸小屋山に着いた。ここもピークではない。
しばらく下って鞍部に出る。ここから鞘口山への最後の登りになる。途中トラバース道もあるが直登する道に入る。
やがて登りも緩やかになり、江戸小屋尾根は終わり、鞘口山に出て昼食にした。ここもピークではなく尾根の一部で、
鋸山と御前山の中間の山だ。
ここから大ダワへの下りになる。途中カタクリの群生地があり、まだ花が見られたのはラッキーだった。
大ダワの手前から山道を下り、鋸山林道に出る。ここから長い林道歩きとなる。木々を見ながらのんびり下る。
ウワミズザクラやニワトコの花が咲き、さまざまなウツギも咲いていて、これからはウツギの季節だと実感した。
野鳥も多く、オオルリ、キビタキ、ヒガラ、コガラ、ヤマガラ、アオゲラ、コゲラ、ヤブサメ、ミソサザイ、
センダイムシクイ、ウグイス、メジロ、ツツドリ、カケスなどの声が聴かれた。
森林組合の先から遊歩道に入り、多摩川に沿った道を歩き奥多摩駅に出て解散となった。
天候は曇りでそれほど暑くもなく、気持ちの良い山歩きを楽しめた。
スタッフ・報告:小太刀 健
小河内ダムと体験の森
九竜山にて
ヒメスミレ
江戸小屋山にて
御前山を望む
カタクリ
今回は秘境の5人、秘境を歩くに参加された方4人が参加して、春の植物観察ということで、長渕丘陵を歩いた。
朝小雨が降っていたが、そのうちやむだろうということで実施した。青梅駅からバスで稲荷神社前で下車。
長渕丘陵は多摩川の南に位置する丘陵で、道標も整備されている。しかし今日は雨で滑りやすく、私も1回転んだ。
花はタチツボスミレ、ナガバノスミレサイシン、シロバナエンレイソウ、クロモジ、ミヤマシキミ、シュンランなどが咲いていて、
ミミガタテンナンショウやウバユリも見られた。しばらく歩いてから少し左に入ったところに天狗岩というのがある。
急な階段や岩場もあり、要注意の場所だ。景色はよいのだが今日は全く見えない。ここにはナツハゼが何本もあり、
春には鐘型の花が咲き、秋には黒い実がなり食べられる。本道に戻り少し行ったところに赤ぼっこというのがある。
青梅の町や森が見渡され、ベンチもあって休憩にはよいのだが、今日は何も見えない。まだ雨は止まず、しばらく歩いて
馬引沢峠で昼食にした。この辺は右側にごみの処分場があり、フェンスが張られている。これといったものもなく単調な道だ。
しばらく行くと旧二ツ塚峠に出る。母と娘の悲しい物語があった場所だ。この先は森もやや明るくなり、下り道になる。まっすぐ行くと天祖神社に出るが、左の長渕8丁目に続く沢沿いの道に入る。ここでは沢沿いに多くの草花が咲いていた。
セントウソウ、マルバコンロンソウ、ネコノメソウ、ヤマルリソウ、ジロボウエンゴサク、ムラサキケマンなどが見られた。
最後に天祖神社の下の斜面で、カタクリを観察した。10日前に見に行った時には満開に近かったのでどうかと思ったが、
花はだいぶ痛んでいたが、何とか見られたので良かった。
雨も上がり、青梅駅に出て解散した。(小太刀 健)
ネコノメソウ
ミヤマキシミ
クロモジ
カタクリ
前日青梅近辺では雪が降ったが、積もるほどではなかったので実施した。
参加者は6名で秘境の会からは臼井さんと市川さんが参加。
二俣尾駅に集合し名郷峠に続く道に入る。まもなく右に入り桝形山に登る。
ここは三田氏の山城、辛垣(からかい)城の出城があったといわれ、辛垣山も望まれ、
三田氏と北条氏の合戦の跡を偲ぶことができる。さらに登って青梅丘陵に出る。
道には雪はなかったが、木の枝には結構雪がついていて、真っ白になっているところもあった。
また雪のしずくがぽたぽた落ちて濡れるところもあった。
のすざわ峠に出て栗平へ向かう急な道を下る。竹林の中をしばらく行くと栗平の集落に出た。
集落といっても以前は何軒か住んでいたようだが、今は1、2軒のようだ。
畑が広がり、梅やミカンの木もあって、のどかな風景が広がる。ここで昼食にした。
集落のはずれに福寿草の群生地がある。ここの花は花弁が一重で茎が立ってくる特徴があり、
普通の福寿草と少し違い、この付近では青梅草と呼んでいる。
もうタネができていて、例年より生育は進んでいるようだった。他にも見に来る人が何人もいた。
ここからしばらく林道を歩き、また青梅丘陵に出る。途中で石神林道のほうに下り、
石神前駅に出て解散となった。(小太刀健)
桝形山から辛垣山
青梅草 (フクジュソウの亜種)
青梅草群生
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