更新情報
25/9/5 後期定例研究会の参加登録受付を開始しました。
25/9/5 後期定例研究会の報告者と報告内容を更新しました。
25/7/2 仲宗根政善記念研究奨励金選考結果
25/6/4 総会・公開研究会・シンポジウムの参加登録受付を開始しました。
25/4/7 前期定例研究会5月の報告内容を更新しました。
25/3/17 前期定例研究会の参加登録受付を開始しました。
25/1/31 仲宗根政善記念研究奨励金推薦の様式はこちらです。
25/1/31 前期定例研究会の発表者募集を開始しました。
24/9/7 後期定例研究会の参加登録受付を開始しました。
24/9/7 後期定例研究会の報告者と報告内容を更新しました。
24/7/18 後期定例研究発表会の発表者募集を開始しました。
24/6/4 総会・公開研究会・WSの参加登録受付を開始しました。
24/3/18 第47回総会にともなう公開研究会の研究発表公募はこちらです。
24/3/18 前期定例研究会の参加登録受付を開始しました。
24/1/12 仲宗根政善記念研究奨励金推薦の様式はこちらです。
24/1/12 前期定例研究会の発表者募集を開始しました。
24/1/7 会則のページを変更しました。
23/11/16 1月の定例研究会の報告者に変更があります。
23/9/8 後期定例研究会の参加登録受付を開始しました。
23/9/8 後期定例研究会の報告者と報告内容を更新しました。
23/7/21 後期定例研究発表会の発表者募集を開始しました。
23/6/12 総会・公開研究会の参加登録受付を開始しました。
23/3/13 仲宗根政善記念研究奨励金推薦の様式はこちらです。
23/3/13 前期定例研究会の参加登録受付を開始しました。
23/2/16 電子メール移行についてお願いを掲載しました。
23/2/16 前期定例研究会の発表者募集を開始しました。
22/9/8 後期定例研究会の参加登録受付を開始しました。
22/9/8 後期定例研究会の報告者と報告内容を更新しました。
22/7/25 後期定例研究発表会の発表者募集を開始しました。
22/6/14 総会・研究発表会の参加登録受付を開始しました。
このサイトは,沖縄言語研究センター(Okinawa Center of Language Study)が主催する研究会等のオンライン開催のために臨時的に作成しました。
問い合わせ等はサイト下のメールアドレスよりお願いいたします。
本センターの運営につきましては,日ごろよりご支援,ご協力いただきお礼申し上げます。次年度から,ペーパレス化と迅速かつ確実な会員へのお知らせのために,本センターからのお知らせを郵送から電子メールに移行していくことになりました。電子メールでのお知らせをご希望される方は,以下の詳細の内容をご確認いただいた上,フォームより必要事項をご記入ください。なお,本フォームで集めた会員の情報は,会員への連絡のみに使用します。他の目的で使用することはありません。
詳細
1. お知らせとは,会費納入のお願い,総会や研究会の案内,総会の報告など,これまで郵送にてお送りしていた内容を意味します。このたびのご連絡は,上記の連絡を,原則として全て電子メール(添付ファイルの使用を含む)に切り替えることへの可否を伺うことを目的としています。
2. 会費振り込みの領収書については、今後、基本的に金融機関発行の領収書等のみといたします。センター発行の領収書をご希望の場合は、フォーム内の「センター発行の領収書送付のご希望の有無」においてご申告ください。
3. 緊急の連絡(台風による休会など)のような,郵送にては対処できない情報を,本件のご希望の皆さまのみにお送りする場合がございます。
4. 電子メールへの切り替えご希望の旨をお知らせくださいました皆様には,順次郵送での連絡を廃止します。切り替えには時間がかかることがございます。ミスが起こらないようにいたしますが,連絡が来ないという問題が発生したり , お急ぎの場合は,ページ下の問い合わせ先にお知らせください。
時間:14:00~18:00
方法:Zoomオンライン+対面(琉球大学50周年記念会館1階)
荻野千砂子(福岡教育大学)「指示詞の用法(黒島・川平・船浮)」
要旨:南琉球語八重山竹富町黒島や石垣市川平では、目の前に並べたお茶とコーヒーを指さしながら「クリとカリ(ハリ)、どちらがいいか?」と、聞き手に尋ねることができる。話者からお茶・コーヒーまでは等距離である。通常、「カリ(ハリ)」は遠称と言われるが、コーヒーの位置は遠称ではない。西表船浮は、そもそも「カリ」がほぼ出てこない。だが、「星を出ている」という場面設定で、どんな星を「カリ」と指せるか、調査をしたところ「小さくても見えていればウリとクリで指す。雲がかかってはっきり見えない星だったら「カリ」という」という内省を得た。船浮の「カリ」も単なる遠称ではない。一方、石垣中心部に近い宮良では上記のような「カリ」はない。よって、石垣中心部以外の「カリ」は、「一人称」からの遠称ではなく、視点を一人称から「ある参照点」に移し、そこから離れれば遠称とするのではないかと考える。これは一人称寄りの視点がないための現象であろうと考える。
重野裕美(日本学術振興会/広島大学)・白田理人(広島大学)「奄美大島方言に関する一般向け講座の実践報告―地域コミュニティーとの協働の一例として―」
要旨:発表者は、奄美大島方言の保存・継承を目指す地域の話者の団体である「シマユムタ伝える会」の協力を得て、奄美市市制施行20周年記念講座として、奄美市立奄美博物館において、2025年8月〜9月に4回に渡って「奄美大島方言のしくみ―研究者から見たことばの特徴・興味深さ―」と題する講座を開講している。この講座は、学術的な視点からの方言の音や文法の体系の解説と、「シマユムタ伝える会」のメンバー及び参加者の母方言の知識の共有による総合的な学びを目指すものである。各回のタイトルは、①「奄美大島方言」とは?、②奄美大島方言の発音のしくみと表記、③奄美大島方言の文法のしくみ、④奄美大島方言を伝え、残すために、としている。本発表では、地域への成果還元及び地域との協働の実践例として、講座の内容及び受講生からのフィードバックを報告する。
※会員のみ参加可能です。会員以外の方は会員登録後に研究会への参加登録をお願いいたします。
※会員であることをこちらで確認後,登録いただいたメールアドレスにZoom参加用のメールと資料へのリンクを返信いたします。メールは,第三者と共有しないようにお願いいたします。
時間:14:00~18:00
方法:Zoomオンライン+対面(琉球大学50周年記念会館1階)
西岡敏(沖縄国際大学)「後期琉球古典語の諸相」
要旨:後期琉球古典語は、前期琉球古典語のオモロ語から、およそ一世紀を経たのちに、書き記されるようになった琉歌・組踊の言語(18~19世紀頃)を基本とする。琉歌・組踊の言語表現の様式は、韻文(定型詩のパターンを持つ)であるため、韻文的な言語的側面を多く兼ね備えている。当時からの書記言語であり(表記は漢字仮名交じり表記)、文語性を持つものと言える。「今日の首里方言とさほどかけ離れた感じはしない」(『沖縄語辞典』p.21)とされるが、その詳しい実態については更なる考察が必要である。琉歌・組踊は、現在でも実演や創作が行われているため、現代沖縄語との比較・対照も視野に入れておきたい。
仲間恵子(大学非常勤講師)「恩納村のアクセントについて」
要旨:恩納村は1673年にそれまでの金武間切と読谷山間切から創設されたことから始まる。そのため、恩納村は村内の音韻や語彙のあらわれ方にバリエーションが多くみられる。恩納村北側の旧金武間切にあたる集落、恩納村南側の旧読谷山間切に相当する集落の違いに注目しながら、アクセントのあらわれかたについてみていく。各音節の長短(特殊拍など)と高低のありさま、組み合わせによるアクセントの型について考える。
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時間:14:00~18:00
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岩隈 航男(九州大学大学院)「宮古クレオロイドにおける「ベキ」の意味記述: 人称との関連を中心に」
要旨:宮古クレオロイド(宮古語諸方言を基層言語とする日本語の諸変種)には、義務的モダリティを伴わない、未来の予定を表す「ベキ」の用法がある。 (1) 明日沖縄に行かないとだよ (解釈: 義務) {*ワタシ/アンタ/*アレ}ワ アシタ オキナワニ イクベキサ。 (2) 明日沖縄に行く予定だよ (解釈: 予定) {ワタシ/アンタ/アレ}ワ アシタ オキナワニ イクベキサ。 本研究では、平良地域の中年層(宮古語をL1としない 40~60代) の言語使用を対象に、未来を表す表現における「ベキ」と動詞非過去形の対立を主語の人称の観点から検討した。平叙文において、「ベキ」は主語が一人称か三人称の場合、動作主の意志性を問わず、話し手が持っている情報を参照した上、実現可能性が高いと予想する事態を相手に伝え、認識的モダリティを表すことが明らかになった。主語が二人称の場合は義務的な解釈も取れる。一方で、発話時で実行の意志が決まった事態や、目の前で起きそうな事態について「ベキ」は使われず、非過去形が用いられる。
Matthew Guay(九州大学大学院)「地理的距離の 6 つのレベルから見た八重山語の参照枠(FoR)と、それが カード課題実験および世界的な方位システム研究に与える示唆」
要旨:八重山の社会世界には、言語そのものよりもさらに消滅の危機に瀕している、家を基準とした非常に顕著な方位システムが存在する。このシステムは、八重山文化における個人の「文化的中心」である家に参照枠の基準点(アンカー)を置く。すべての家が南向きであるため、内的参照語「マイタ」は到達可能な空間を超えると地理的方位語として機能する。本発表は、静的・小規模な環境の調査用に開発された空間カード課題(B&C、M&T)の限界を指摘する。世界の研究者の大半は、これらの課題から参照枠の選好を外挿している。しかし、最後の 2 名の新城上地フール話者との実験結果は、この研究手法が誤解を招くほど不正確な結果をもたらす可能性を示している。この証拠は、セリク、タクボ、ヌニェスら(2019)を含む先島におけるこれまでの研究すべてで、M&T 課題の結果が省略されていることによっても裏付けられます。
下地 理則(九州大学)「ELANを活用したデータ管理と成果公開までのワークショップ」
要旨:ELANは、フリーソフトでありながら、フィールドワーカーの基礎語彙調査、elicitation調査、談話収集の全てに対応できる大変に優れたソフトである。本ワークショップでは、参加者と一緒にこれを動かしながら、語彙データ、elicitationデータ、談話データをどうやってELANに取り込み、管理するかを解説する。さらに、ELANのファイル(eafファイル)を活用して、自分の談話データを永続的な形で公開する(Webページで聞けるようにする)方法を解説する。
※参加者はELANを事前インストールしたパソコンを準備してください。
※会員のみ参加可能です。会員以外の方は会員登録後に研究会への参加登録をお願いいたします。
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時間:14:00~18:00
方法:Zoomオンライン+対面(琉球大学50周年記念会館1階)
金田 章宏(千葉大学)「比格のヨリ形は格形式か」
要旨:日本語共通語のヨリ形について検討する。カラ格に置き換えられる時空のヨリ格とは別に、比較のヨリ形も一般に格助詞とされるが、比較のヨリ形が主格などで格を代行したり(主格:太郎(が)より花子がやさしい。対格:パン(を)よりご飯を食べる。)、デヨリ、カラヨリなどのように格語形と重複する問題の処理など、十分な検討がなされての評価とは言えない。ここでは比較のヨリ形の性質について、格ととりたての両面から検討する。あわせて、主語や補語など文の成分の側面からも検討をおこなう。
仲原穣(琉球大学他)「八重山語鳩間方言の「ヤーディン」の機能と特徴」
要旨:加治工真市(2020)『鳩間方言辞典』の副詞「ヤーディン」は、200例以上の例文に使用されており、「必ず」「何としても」「どうしても」「是非とも」「きっと」等と翻訳されている。例文におけるヤーディンに注目し、鳩間方言における「ヤーディン」の機能と特徴について述べる。
※会員のみ参加可能です。会員以外の方は会員登録後に研究会への参加登録をお願いいたします。
※会員であることをこちらで確認後,登録いただいたメールアドレスにZoom参加用のメールと資料へのリンクを返信いたします。メールは,第三者と共有しないようにお願いいたします。
入会ご希望の方は、世話人までメールでご連絡ください。入会用会員カードを、メールでお送りいたします。
銀行振込で年会費を指定の口座へご送金ください。指定の口座は申し込み受付の際、メールにてお知らせします。恐れ入りますが、振込手数料はご負担願います。
年会費は、一般会費2,000円、学生会費1,000円です。
沖縄言語研究センターの年度は、4月1日から翌年3月31日までです。年度途中でのご入会の場合は、4月にさかのぼっての入会扱いとなりますのでご了承ください。