沖縄言語研究センター

更新情報

24/3/18 第47回総会にともなう公開研究会の研究発表公募はこちらです。

24/3/18 前期定例研究会の参加登録受付を開始しました。

24/1/12 仲宗根政善記念研究奨励金推薦の様式はこちらです

24/1/12 前期定例研究会の発表者募集を開始しました。

24/1/7  会則のページを変更しました。

23/11/16 1月の定例研究会の報告者に変更があります

23/9/8 後期定例研究会の参加登録受付を開始しました。

23/9/8 後期定例研究会の報告者と報告内容を更新しました。

23/7/21 後期定例研究発表会の発表者募集を開始しました

23/6/12 総会・公開研究の参加登録受付を開始しました。

23/3/13 仲宗根政善記念研究奨励金推薦の様式はこちらです

23/3/13 前期定例研究会の参加登録受付を開始しました。

23/2/16 電子メール移行についてお願いを掲載しました。

23/2/16 前期定例研究会の発表者募集を開始しました。

22/9/8 後期定例研究会の参加登録受付を開始しました。

22/98 後期定例研究会の報告者と報告内容を更新しました。

22/7/25 後期定例研究発表会の発表者募集を開始しました

22/6/14 総会・研究発表会の参加登録受付を開始しました。

22/3/11 仲宗根政善記念研究奨励金推薦の様式はこちらです

22311 前期定例研究会の参加登録受付を開始しました

22/1/7 前期定例研究会1月は,対面なし,youtube配信のみの開催に変更します。

 

このサイトは,沖縄言語研究センター(Okinawa Center of Language Study)が主催する研究会等のオンライン開催のために臨時的に作成しました。

問い合わせ等はサイト下のメールアドレスよりお願いいたします。

 重要なおしらせ:電子メールへの移行について(お願い)

 本センターの運営につきましては,日ごろよりご支援,ご協力いただきお礼申し上げます。次年度から,ペーパレス化と迅速かつ確実な会員へのお知らせのために,本センターからのお知らせを郵送から電子メールに移行していくことになりました。電子メールでのお知らせをご希望される方は,以下の詳細の内容をご確認いただいた上,フォームより必要事項をご記入ください。なお,本フォームで集めた会員の情報は,会員への連絡のみに使用します。他の目的で使用することはありません。

詳細

1.     お知らせとは,会費納入のお願い,総会や研究会の案内,総会の報告など,これまで郵送にてお送りしていた内容を意味します。このたびのご連絡は,上記の連絡を,原則として全て電子メール(添付ファイルの使用を含む)に切り替えることへの可否を伺うことを目的としています。

2.     会費振り込みの領収書については、今後、基本的に金融機関発行の領収書等のみといたします。センター発行の領収書をご希望の場合は、フォーム内の「センター発行の領収書送付のご希望の有無」においてご申告ください。

3.     緊急の連絡(台風による休会など)のような,郵送にては対処できない情報を,本件のご希望の皆さまのみにお送りする場合がございます。

4.     電子メールへの切り替えご希望の旨をお知らせくださいました皆様には,順次郵送での連絡を廃止します。切り替えには時間がかかることがございます。ミスが起こらないようにいたしますが,連絡が来ないという問題が発生したり , お急ぎの場合は,ページ下の問い合わせ先にお知らせください。

 今後のイベント

2024年511日(土)定例研究会

時間:14:00~18:00

方法:Zoomオンライン+対面(琉球大学50周年記念会館1階)

報告者と報告内容



要旨:与論方言の可能表現の特徴として、以下の2点を報告する。(1)与論方言には、シラリュン可能動詞とシナユン可能動詞の2つの形式が存在する。シラリュン可能動詞は基本的な形式であり、個別具体的な場合でも時間的限定性のない場合でも、内的要因による場合でも外的要因である場合でも、主体が人でも物でも用いることができる。シナユン可能動詞は能力可能を表現する。時間的限定性がない場合のみ使われ(例外として、否定形で非実現を表すことがある)、主体が物には使えない。(2)与論方言の可能構文には、与格主語が現れる。ただし、与格主語の可能構文では、シナユン可能動詞を用いることができない。



要旨:奄美大島笠利町佐仁方言の疑問文について、文末形式を中心に記述を行う。主に以下の点を報告する。

①聞き手に情報を求める「問い」の疑問文について、真偽疑問文では基本的に文末に助詞=na(異形態=nja)が用いられる。助詞=naに助詞=iiもしくは助詞=urïが後続することもある。②「問い」の疑問詞疑問文では、述語において活用語の非過去肯定形に接辞-rjeが用いられるほか、文末に(随意的に)助詞=urïがつく。③自問など、聞き手に情報を求めない「疑い」の疑問文では、真偽疑問文・疑問詞疑問文ともに、文末に助詞=këiが用いられる。自問では、助詞=këiにコピュラと同形の助詞=dʒaが後続することもある。



要旨:沖縄島北部・本部半島の中央部に位置する本部町伊豆味集落で話される伝統方言(以下、伊豆味方言と記す)の基礎語彙について調査したところ、五十嵐(2018)の分類でB類とされている2拍語の語彙の語末が長音化することが確認できた。この特徴は、近隣の伝統的な集落で話される諸方言、つまり国頭語の特徴と共通している。伊豆味集落は、屋取集落(本稿では、新設集落と呼ぶ)であるが、その方言は、伝統集落の特徴もいくらか受け継いでいて、国頭語(北部諸方言)と沖縄語(中南部諸方言)の特徴を併せ持ったハイブリッドな言語・方言であることを主張する。


2024年68日(土)定例研究会

時間:14:00~18:00

方法:Zoomオンライン+対面(琉球大学50周年記念会館1階)

報告者と報告内容



要旨:沖縄中南部地域共通語(沖縄島中南部地域で話されるウチナーヤマトゥグチ)は、日本語と琉球語の沖縄中南部方言との接触によって生まれた言語である。本報告では、動詞「働く」を述語とする場合の場所をあらわす格助詞ニとデの現れ方に注目して発表する。日本語では動詞「働く」を述語とする場合、場所をあらわす格助詞としては基本的にデが選択され、ニはあまり許容されない。しかし、今回の調査では、沖縄中南部地域共通語では「雑貨店ニ働いた」のように、ニも許容されることがわかった。追加で実施した調査で、場所をあらわすニまたはデの選択には時間名詞(副詞)も関係していることが明らかになった。



要旨:日本語では動詞からの派生形容詞に「したい」「しそうだ」「しやすい」「しにくい」などがみられるが、大神方言にもさまざまな派生形容詞が存在する。たとえば、「しにくい」に対応するものだけでも、~kurikam、~pata: ne:N、~ju:saNがみられる。それらの接続関係や意味を整理することで、大神方言の文法体系の一部として位置付けたい。



要旨:沖縄語,宮古語,八重山語には客体の変化結果の継続,間接的な結果,間接的な結果を根拠にした推論を表すシテアル形がある。沖縄語今帰仁村謝名方言にも客体の変化結果の継続,間接的な結果,間接的な結果を根拠にした推論を表すシテアル形がある。筆者は,今帰仁村謝名方言のシテアル形を述語に持つシテアル文がどのようなテクスト構造に現れるのか,奥田(1990)に基づいてシテアル文の発話内容と発話場面の出来事がどのような関係を結ぶのか,発話場面においてシテアル文がどのような機能を果たすのかを検討した。検討の結果,今帰仁村謝名方言のシテアル文が日本語のノダ文,ノダロウ文と同じく説明の文として機能することを確認した。

関連するイベント案内

その他

入会方法

沖縄言語研究センターとは

沖縄言語研究センター会則