《沿革》

　岡山県の杖道は、昭和57年頃、岡山県剣道連盟（以後、岡剣連）居合道部員の一部が、居合道の稽古時に杖道経験者から初めて杖道（全日本剣道連盟杖道：以下、全剣連杖道）を紹介されたことに始まります。

　平成6年12月には、「岡山の地に杖道を！」を合言葉に岡山県杖道同好会を設立し、平成9年に岡山県古武道連盟会員となり、岡山、倉敷、水島などの道場で稽古を開始しました。これ以後、岡山県古武道祭に毎年参加しています。平成23年には、岡剣連の正会員として入会が認められ、「岡剣連杖道部（現岡剣連杖道部会）」となりました。平成24年には本県において全日本剣道連盟主催の杖道地区講習会および六・七段審査会を開催して、全国から受講・受審者が来岡しました。さらに平成28年には第43回全日本杖道大会を岡山県で開催しました。

　本県の杖道部会では、当初、全国各地の指導者から指導方法を学び普及発展に努め、全剣連杖道及び古流（神道夢想流杖術、剣術）が定着して、独自の活動に励んでいます。当県の杖道は、現代武道としての杖道（全日本剣道連盟制定）と、古武道としての神道夢想流杖術を併行して活動しており、年齢、男女関係なく共に心身の鍛錬と健康維持増進を図り、人との交友関係を深める活動に取り組んでいます。