指導で使用している教材や教具を一部紹介します。
児童用の舌圧子(ぜつあつし)です。
舌を触ったり、舌を押したりするなど、舌のトレーニングの際に使用します。
鼻息鏡(びそくきょう)です。息を出す方向が分かります。息が横から漏れて聞きにくい発音になる児童に、息が真っ直ぐ前に出ているかの確認として使用することがあります。
かめ(ゆっくり)と、うさぎ(速い)を使用して、音読するスピードを比較したり、調整したりするときに使用します。
ひらがなカードをフラッシュカードのように使用したり、五十音に並べたりしながら学習します。小さな「ゃ・ゅ・ょ・っ」のカードも入れて、拗音や促音を読む学習をすることもあります。
話したことのキーワードを短冊に書きます。この短冊を基に作文を作成していきます。また、短文を短冊に書いて、並べ替えることで作文の構成(文の順序)を考える学習にも使用します。
教室内や外などの様々な音がどの程度の音量なのか計測できます。また、どの音量の音だと聞き取れるのか自己理解を深める学習に使用します。
自分の聴力がどの程度で、どの音だと聞こえるのか、どの音が聞きにくいのかなどを学習します。聞きにくい音を理解すると「聞こえなかったかもしれない」という意識が芽生え、相手に聞き返す、相手に確認するなどの行動を取ることができるようになります。