沢尻の石切場跡。 この辺りは「つるべ落とし」とも呼ばれていた。
沢尻の石切場跡。 この辺りは「つるべ落とし」とも呼ばれていた。
沢尻の石切場は、西小磯赤坂台麓の10メートルほど切り立った崖。オダギリが子どもの頃にたまたまこの場所に来たが、それ以来場所がわからなくなっていた。近隣の長老たちはもちろんここの存在を知っていたが、道が藪に覆われ訪れることができなかった。またこの付近は「つるべ落とし」と呼ばれ、かつては近隣住民の憩いの場所だったという。
2024年3月頃に長老の証言や、山に詳しい方の協力もえてこの場所を再発見。公図上では途中まで道があるため、その道を復活することにした。
Before 桑が植っていたあたりは野薔薇が繁茂し桑の木を覆っていた。それらを刈り、足裏の感覚を頼りに踏み跡を探して道を通した。
After 野バラを刈り込み道を通す
石切場あと。
2024.3 全景
鉄の楔?がそのまま残る
石切り時に使用したものか
2024.6.4 平塚博物館の地質の専門家、大磯町の考古学の専門家による調査
2024.6.4 石材は透輝石の多い石とのこと
沢尻の石切場の石拡大。水に浸って風化を逃れたものは硬く重い
沢尻の石切場の石拡大。緑の透輝石が見える