オフサイドとは
一言で言うと、「待ち伏せ禁止」のルールです。
具体的に説明すると、
攻撃する選手が味方からパスを受ける時に、相手チームのゴールから数えて2人目の相手選手の位置より前(攻める方向)にいてパスを受けてはいけない。
と言う反則です。
このオフサイドのルールが無いと、攻撃する時にあらかじめ何人かの選手を相手のゴールの近くで待たせておき、その選手に後ろの方から一気にパスを送り、シュートが出来てしまいます。
しかしこれでは、サッカーの面白さが半減してしまいます。(待ち伏せはいけません。)
上の図で、ゴールから数えて黒チームの1人目がGK(ゴールキーパー)、2人目がDF(ディフェンス:守備側)となり、ここに仮想のラインが存在します。(実際にグランドに線はありません。)
このラインを「オフサイドライン」と呼び、「オフサイドライン」より前(図では上)のスペースを「オフサイドポジション」と呼びます。
今、オフサイドポジションに赤チームのFW(フォワード:攻撃側)がいます。この場所で、オフサイドラインより後(図では下)にいる味方が出したパスを受けてしまうとオフサイドの反則になります。
オフサイドかどうか、判定されるのは 瞬間
オフサイドラインより後にいる味方がパスをした瞬間に、パスを受けたFWがいた位置によって決まります。
◎味方がパスをした瞬間に、パスを受けたFWが、
・オフサイドラインより前(相手のゴールに近い方)にいて、パスを受けたらオフサイドになります。
一方、
・オフサイドラインより後(自分のゴールに近い方)にいて、味方がパスをしたあとにオフサイドラインより前に移動してパスを受けた場合はオフサイドにはなりません。
※重要なのは、味方がパスをした瞬間に、パスを受けたFWがどこにいたか? ここに注目してください。
※これもオフサイドになります
味方からのパスを受けた位置はオフサイドラインよりも後(オンサイド)であったが、味方がパスをした瞬間にはオフサイドラインより前にいて、オフサイドラインから戻ってパスを受けた。
こう言うケースを、いわゆる「戻りオフサイド」と言っています。(但し、ルールでの正式な言い方ではありません。)
オフサイドにならない場合
オフサイドラインより前にいても、以下の場合にはオフサイドにはなりません。
・スローインからのボール
・ゴールキックからのボール
・コーナーキックからのボール
・パスを受けた選手が自分のハーフ内にいた場合
オフサイドの反則をした後は
相手チームの間接フリーキックで再開されます。
(間接フリーキックとは、相手チームのゴールに直接蹴り込んでも得点とはならないフリーキックのこと。主審が片手を上げたら間接フリーキックです。)
ここでは、初心者様向けに解説しています。
基本的な解説に留めていることをご了承ください。
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