日本近代文学の小説において、女性たちはどのように描かれてきたのでしょうか。
明治の急速な近代化の波に洗われ、旧弊な女性観や家意識と新しい時代の価値観とのせめぎ合いの中で、女性たちは苛酷な生を生きざるを得ませんでした。登場人物たちの姿は時代の相を映しながら、現代を生きる私たちとどこかで繋がっているかもしれません。
明治から大正へ時代を追って、作品を丁寧に読み解いていきます。
日時 奇数月第1または第2日曜日(例外あり) 13:00〜15:00(時間が変更になりました)
場所 長坂町農村環境改善センター
山梨県北杜市長坂町長坂上条2575-19(JR長坂駅徒歩1分)
受講料 1,000円/回(資料代込 中高生無料)定員25名
第1回( 5/ 4) 樋口 一葉「われから」
第2回( 7/ 6) 徳富 蘆花「不如帰」
第3回( 9/ 7) 伊藤 左千夫「野菊の墓」
第4回(11/16) 森 鷗外「半日」
第5回(2026/ 1/11) 有島 武郎「或る女」
第6回(2026/ 3/ 1) 芥川 龍之介「秋」
「八ヶ岳文学セミナー」主宰。山梨県北杜市在住。
長野県伊那市出身。伊那北高等学校卒業後、早稲田大学第一文学部・同大学院文学研究科修士・博士課程で、日本近代文学を専攻。東京の高校、大学で、国語や日本文学を教えたのち、北杜市に移住。聖心女子大学講師、山梨英和大学メイプルカレッジ講師、ほか。文学作品を作家やその時代背景から読み解くことで、深く味わう朗読ライブ「文学マチネ」、ソプラノ歌手とのコラボによって、一人の詩人の世界を朗読と歌曲で楽しむPoem*Concertを開催している。
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オフィス・ミネルヴァ(大泉町西井出8240-7763 電話 050-1178-0407)
メール minerva@cat.email.ne.jp