寺町地区の防災・安全活動の状況です
寺町自治会の役割【自助・共助・公助】
災害の被害を軽減するためには、「自助・共助・公助」が不可欠です。
「自助」は、一人ひとりが自ら取り組むこと
「共助」は、地域や身近にいる人どうしが一緒に取り組むこと
「公助」は、国や地方公共団体などが取組むことです。
3つの連携が円滑なほど、災害の被害が軽減できます。
寺町自治会組織は「共助」として「防災」に取り組んでいます。
このページでは、寺町地区に特化した防災・安全情報を提供しています。
内閣府防災情報より
・防災資機材(本部用机,消火器,ヘルメット)を購入しました(令和7年7月)
防災対策用品として、キャスター付きテーブル、消火器、ブルーのヘルメットを購入しました。(一部、小田原市の補助金を運用)
キャスター付きテーブルは寺町公民館に設置しました。
消火器は寺町公民館用及び自主防災組織に配布予定です。
ブルーのヘルメットについては、寺町自治会のシールを貼り避難時に着用して頂く予定です。
・防災リーダー資機材取扱研修に参加しました(令和7年6月)
(1)担架作成・搬送方法、
(2)仮設トイレ、
(3)応急給水口、
(4)耐震性貯水槽、
(5)まかない君 など広域避難所(芦子小学校)に設置されている防災資機材の取扱研修です。防災訓練等で住民に紹介していく予定です。
・運搬用器材(台車キャリアカート)、救急トイレを購入しました(令和6年9月)
防災対策用品として、緊急トイレ、リアカー、ブルーのヘルメットを購入し、寺町公民館に保管してあります。
救急トイレは、備蓄資材倉庫の追加備品として、リアカーについては、避難時の資材運搬用として利用する予定です。
ブルーのヘルメットについては、寺町自治会のシールを貼り避難時に着用して頂く予定です。
・台風10号に伴う土砂災害警戒のため、芦子小学校に避難所を開設しました
(令和6年8月30日)
台風10号の大雨に伴い、2024年8月30日~9月1日に、芦子小学校に避難所を開設し、避難者を受け入れました。
寺町自治会は、芦子地区の自治会の皆さん等と避難所開設を行いました。
芦子地区の土砂災害について
大雨により、土の中の多くの水がたまることで、土砂崩れ等の土砂災害の危険度が高まります。
今回、大雨による土砂災害の危険性が高まったことで、「土砂災害警戒情報」が発令され、芦子地区に土砂災害警戒区域等(土砂災害が発生した場合、人家に影響を及ぼす恐れが生じる区域)にお住まいの方が、少しでも安全な場所に速やかに避難するため、小田原市の避難指示により芦子小学校に避難所が開設されました。
寺町地区には、土砂災害のおそれがある地域に指定されている箇所及び土砂災害ハザードマップに指定されている箇所はありませんが、災害の恐れがあるとと感じたら、少しでも安全な場所に速やかに避難をお願いします。
*台風10号の影響で、国道255線の寺町の交差点から、市役所に向かう「市役所けやき通り」の鉄道との立体交差部(アンダーパス)が通行止めになりました。
開設時の芦子小学校
〇寺町公民館の防災備蓄倉庫には、災害に備えて、寺町地区の皆さんが利用できるように、防災機材を備蓄してあります。
・救出救助資材:ロープ、のこぎり、つるはし、ナイフ類、ハンマー、バール(900平)、ジャッキ(10t)、チェーンソー、鉄線切り(450番線)、掛矢、金テコ
・運搬用器具:リアカー、一輪車、台車、担架
・電気器具類:発電機、ランタン、投光器
・炊飯用具類:窯、かまど、かまどベンチ、炊飯袋
・衛生用具類:簡易トイレ用テント、簡易トイレセット
・その他:ブルーシート、土嚢袋、単管パイプ、ヘルメット、消火器、三角バケツ、テント
*今年度は、災害時に備え、救急トイレ、台車、青いヘルメットの購入します。
かまどベンチ
〇災害時は芦子小学校(広域避難所・避難場所)に避難して下さい。
・避難時には、現在、配布を進めている。寺町カラーのブルーのヘルメットを着用または、可能であるならブルーのタオル等の水色の物を持参して避難して下さい。
・避難にあたっては、芦子小学校のグランド等も0.5m以下の浸水が想定されていることから、注意して避難して下さい。
・また、扇町荻窪線(ケヤキ通り)の鉄道との立体交差箇所は、浸水の危険性もあることから注意して避難して下さい。
〇青い防災ヘルメットの配布
・寺町のカラーである水色の防災ヘルメットを寺町自治会員の各家庭に配布を開始しました。
・昨年、行われた芦子小学校の避難訓練においては、地域の色を統一することで(寺町は水色のヘルメットを着用)スムーズな避難が図られ、避難誘導人員が、前回の訓練と比較し1/4になり、効果がありことが解りました。
・自治会の各家庭に水色のヘルメットを1個づつ配布するには、時間がかかりますが、配布活動を継続したいと考えています。
〇ペット避難について
芦子小学校は、広域避難所としてペットの受け入れが可能です。
ペット避難については、小田原市から「避難所・避難場所におけるペットの受け入れガイドライン」が公表されており、ガイドラインに従っての避難をお願いします。
避難訓練の芦子小学校のグランドに集合した写真です。
赤丸の中が寺町の避難訓練の参加者です。
スムーズな避難のため、寺町地区のヘルメットの色を統一で、寺町
地区の住民がわかります。
〇「わが家の避難行動マニュアル」
自分の住んでいる地域の地震、津波災害や河川洪水、土砂災害など各種災害の危険性を確認していただくとともに、いざという時に適切な行動をとれるよう「わが家の避難行動マニュアル」 を活用しましょう。
・寺町地区は、洪水ハザードマップでは、0.5m~3mの浸水、0.5m以下の浸水が想定されている地域があり、山王川では、河岸侵食(家屋が倒壊するような河岸侵食が発生する恐れがある区域)があります。
・津波ハザードマップ、高潮ハザードマップ、土砂災害ハザードマップでは、被害想定区域に含まていません。
・また、山王川などで、下水道等の排水施設の能力を超えた雨が降った時や、雨水の排水先の河川の水位が高くなった時等に、雨水が排水できなくなり浸水する可能性がありますので、注意して下さい。
・詳細は小田原市ハザードマップを参照して下さい。
「寺町地区」周辺には、防災のための数多くの観測ポイントがあり、即時(リアルタイム)に防災情報が得られます。
雨量は、扇町・東町・山王川上流の雨量、土砂災害の危険度、山王川の東洋橋・井細田大橋の水位、地震情報、相模湾等の状況を知ることができます。
この防災情報以外にも、気象庁の「高解像度降水ナウキャスト」、「土砂災害警戒判定メッシュ情報」、「大雨警報(浸水害)の危険度分布」、「洪水警報の危険度分布」等もありますので、寺町地域の防災情報として参照して下さい。
「高潮」とは、台風や発達した低気圧が通過する際、海水面が大きく上昇することで、気圧、風、満潮の時期や時間等が関係し発生します。
明治35年に小田原では、小田原大海嘯と呼ばれる高潮の被害があり、その後、堤防の設置や、御幸の浜から山王川河口付近にかけての人工リーフが設置され、高潮対策が進められました。
現在でも、御幸の浜から早川河口間の人工リーフの設置工事が進められており、小田原を高潮の被害から守る取組が進められています。
高潮の浸水想定区域を示した「高潮ハザードマップ」が作成されており、想定しうる最大規模の高潮による浸水想定区域が示されています。
寺町地区に隣接する地域は、想定区域に入っていますが、寺町地区は、この高潮の被害が想定される区域には入っていません。
寺町地区の皆さんは、高潮時には、慌てずに対応を行って下さい。
*人工リーフとは、自然の珊瑚礁の機能を模して、海岸から少し沖の海底に海岸線とほぼ平行に築いた人工的な暗礁です。 現在、小田原の御幸の浜の西側の荒久海岸の海岸線から少し離れた沖合には、海底にブロックを沈め人工リーフを造っています。
なお、人工リーフは海藻類や魚介類の住処にもなっています。
荒久海岸の人工リーフの工事の様子
海底に沈めるブロック
寺町地区は津波ハザードマップでは、津波の影響がある地域に指定されていません。
「津波」は、海底で発生する地震に伴う海底地盤の隆起・沈降や海底における地滑りなどにより、その周辺の海水が上下に変動することによって引き起こされます。
海底地震により発生した津波は、水深が深いところでは波の進行速度は速いですが、波高(波の高さ)はあまり高くなりません。しかし波が水深の浅い近海まで達すると、速度は遅くなりますが、波高が高くなります。
小田原沖の相模湾は、日本で2番目に深い湾で、水深が急に深くなっており、沖合3kmで水深約300m。沖合8kmで水深1000mに達します。
そのため、波の速度が速いまま、寺町地区の南側の海岸線に達する津波は、波高が非常に高くならないと考えられます。
しかし、山王川の河口部では、津波が短時間で遡上することなども考えられ、注意を払うことが必要です。
小田原の海岸
芦子小学校は、広域避難所、風水害避難場所、土砂災害避難場所、津波一時避難施設に指定されており、どこの地域の方でも避難できます。
小田原市のホームページには「地震が起きた際の一次避難場所は、お住まいの地域の自治会へご確認ください」となっており、寺町自治会は、お問合せをお受けしています。
[注意点]
小田原市の資料での寺町自治会の区域の表示が「小田原市のハザードマップ(洪水・土砂災害・高潮・津波)」、「オダワラNaviーO」と「学区一覧(芦子小学校の学区)」での位置表示がそれぞれ異なっていますので、事前の防災対策として、所属している自治会の位置を確認しておくことをお勧めします。
避難所等(芦子小学校)
寺町地区は、昭和46年と47年に台風等の影響で山王川からの浸水被害がありました。
その後、山王川は、河口から河川の改修が進み、寺町地区のJRのガード下にあった堰が撤去されるなど、井細田駅付近(富士見橋)までの整備が完了しました。
現在は、井細田駅の上流側の小田急線の架け替え工事が行われています。
山王川は、1時間で43mmの規模の雨量を安全に流せる計画で整備が進められていますが、上流側の整備が完了していないこと、地球温暖化等の影響での更なる豪雨の可能性もあり、洪水の危険性があります。
また、山王川の水位が上昇する結果、地域内から山王川に排水していた排水口(フラップゲート)閉じてしまい、地域内の雨水を排水できなくなり、浸水被害(内水)が発生する可能性もあります。
台風等で洪水の可能性がある場合は、正確な情報を把握し、落ち着いて、安全な場所に避難して下さい。
小田急線の架け替え工事
山王川の排水口
土砂災害とは、大雨や地震などが引き金となって、山やがけが崩れたり、水と混じり合った土や石が川から流れ出たり、火山の噴火などによって尊い命や財産が脅かされる、自然の災害です。
主なものとして「土石流災害」「地すべり災害」「がけ崩れ災害」「火山災害」などがあります。
芦子小学校の学区には、急な斜面が突然崩れ落ち、人命が奪われたり、建物を押しつぶしたりする現象である「がけ崩れ災害」の危険性のある地域があり、これまでも、がけ崩れによる災害が発生しています。
土砂災害のおそれのある地域として「土砂災害警戒区域」「土砂災害特別警戒区域」としてハザードマップに記載されいる地区が、城山地区・荻窪地区にあります。
寺町地区については、地形が平坦であることから、「がけ崩れ災害」の危険性がある地域の指定されていませんが、土砂災害の危険性を感じたら、自主的に避難することも重要です。
なお、山王川の上流で大震災や火山災害等による「土石流災害」「地すべり災害」「がけ崩れ災害」「火山災害」が発生し、寺町地区の山王川へ影響する場合がありますので、防災情報を確認して下さい。
土砂災害危険区域(急傾斜地の崩壊) 国土交通省の資料より
・寺町地区には、「寺町消火器マップ」の示した位置に、街頭消火器が設置されています。
・鍵などはなく、いつ誰でも使用できる状態になっています。
・地震等の災害時に出火した際の初期消火器具として、家屋からの出火や交通事故等による出火の消火に使っていただくことを目的としています。
*「地理院地図Vector 」(国土地理院) を加工して使用
寺町地域の交通安全上、問題がある箇所の改善要望を行い、改善されています。
路面標示
看板交換
カーブミラー周辺の伐採
立体交差歩道の排水改善
方向表示版付け替え
新たな舗装
舗装打ち換え・路面標示
車線分離コーンの設置
破損したガードパイプの補修
寺町地域の防犯上、課題があるJRガード下の照明を改善しました。