設 立 趣 旨 書

2024年11月17日

              

  特定非営利活動法人オアシスハウス

 

1 設立の趣旨

 現代社会において、シニア世代に留まらず、子育て世代や児童にまで渡り、様々なステージの中で社会から孤立してしまう、社会的孤立が問題となっているのではないでしょうか。

 孤立を引き起こす要因として理由は多岐に渡りますが、子育て世代においては、家族間・地域間の繋がりの希薄化による相談相手の不在、共働き世帯が増加する中で、意思疎通を図る時間の減少から、夫婦間での子育てに対する価値観の不一致等が挙げられ、とりわけ、一人親家庭、里子・養子を養育する家庭など、より社会的サポートが必要な家庭にとって、身近に支援を受けることが出来る組織が必要と考えました。

 また、共働き世帯等の家庭内で孤立している児童、整った環境で育成されず社会から孤立している児童、児童養護施設等で育ち、家庭・社会との関わりが希薄な児童に対して、地域コミュニティーと繋がることの出来る場や、社会で自立するためのサポートが受けられる機会を提供したいと願っています。


 そこで、特定非営利活動法人を設立し、シニア世代から児童に至るまで、様々な世代に対して、地域コミュニティーと気軽に繋がることが出来る機会や場を設けることによって、社会的孤立の減少を目指したいと思っています。

特に今後ファミリーホームの開設を目指しており、まずは特定非営利活動法人設立を実現し、社会的サポートが必要な家庭や児童にとって参加がしやすいコミュニティー作りや実際的な支援を行い、将来的に行政や施設等と連携をとり事業を進めていきたいと願っています。

そのため特定非営利活動法人設立が実現の第一歩だと考えました。


 特定非営利活動法人設立の後は、直接集まることが出来る場を地域コミュニティーでのイベントやセミナー形式等で提供し、直接参加できない方に対しては、オンラインツール等を通じて、同じステージにいる方々と繋がり相談等できる機会を設けたいと考えています。また様々な世代間の繋がりを作ることが出来る場にもなると思います。

 シニア世代に対しては、地域社会の中での居場所を提供すること、そして地域コミュニティーに参加することで、人との関わりを持つことが出来るだけではなく、これまでの経験や知識を活かせる場にすることを目指します。安心し居心地が良い場であり、また生き生きと活動が出来る機会の提供を考えています。

 子育て世代に対しては、子育てだけではなく、夫婦間で抱えている悩みや、父親母親それぞれの側面にあるニーズ、一人親の抱える葛藤、里親特有の子育てに対するニーズ等、様々な側面のニーズに柔軟性をもってサポート出来るような活動をしていきたいと思います。

 児童へのサポート提供については、まず自立・就職支援のセミナー等開催や相談窓口を作る等で、社会の中で夢や目的を持って生きることが出来るということを伝え、経済的・精神的に自立できるようにサポートすることを目指していきたいと思っています。

 法人化することにより、社会的孤立という問題に対し、幅広く地域社会への貢献が出来ると考え設立申請に至りました。


2 申請に至るまでの経緯

2024年4月特定非営利活動法人設立の意見交換会実施

2024年10月特定非営利活動法人設立に向けて勉強会実施

2024年11月設立総会実施