配属志望学生へ

- For Students -

当研究室への配属を志望する学生へ (2022 年 12 月 9 日更新)

※ 沼田研究室の個別説明会実施 ※

現在、2022 年度研究室配属に伴う個別説明会を実施しています。説明会は3回実施予定です。説明会日時は以下のようになります。


・12/12 (月) 13:25 ~ 15:05 (ただし質問等がなくなり次第終了)
・12/19 (月) 13:25 ~ 15:05 (ただし質問等がなくなり次第終了)
・1/16 (月) 13:25 ~ 15:05 (ただし質問等がなくなり次第終了)

説明会では、全体説明会の際には時間の関係上話すことのできなかった研究内容等の詳細な説明を行い、その後研究室の設備紹介等を行います。その後、説明内容に関してやその他疑問点などについて、参加者からの質問を受け付けます。
説明会参加希望者は、必ず事前に沼田講師に「個別説明会参加希望」というタイトルでメールで連絡してください。
メールには参加したい説明会の日時を必ず記載しておいてください。
参加希望メールは、参加希望の説明会の前の週の金曜日までを目途として送ってもらえればと思います。

また、何らかの理由で上記説明会に参加できない場合、別の機会を設けるので、メール等で沼田講師に相談してください

※ 重要 ※

沼田研究室では、研究室主催の説明会に参加していない研究室の方針を理解していない学生については配属を一切受け入れていません。説明会には必ず参加し研究室の方針等を聞くようにし、その上で志望するようにしてください。本方針は専攻内での配属時にも徹底していますので、志望する際は注意してください。

説明会時期以外でも随時質問等受け付けています。研究室の方針などについて質問等ある場合は、以下のメールまで連絡してください。必要であれば面談も実施します。

numata.daiju (at) tokai.ac.jp

((at) を @ に置き換えてください)


以下、研究室の方針等についての記載ですので、読んでおいてください。


研究室の運営方針

基本的に、当研究室に所属した場合、学術的な意味での「研究」をしっかりと行ってもらうことになります。これは、既に知られているようなことを調べ纏めるだけ、もしくは簡単なレポートのようなものを作成するだけ、というような、安易な形での卒業研究や修士研究を行ってもらう事は無いという意味です。当研究室では、未知の現象、未踏の技術を研究課題として取り組み、その成果を在学期間中にしっかりと纏め上げるということを、配属された学生のすべてに期待しています。そのため、研究に対し意欲的に取り組みたいと考えている学生にとっては、当研究室に所属することで、やりがいや多くのチャンス (学会参加、外部施設での実験機会等) を得ることが出来ますし、そのように教員も努めるつもりです。逆に、研究活動に対し上述した類の意欲を持たない人の場合、本人の希望に沿った研究室生活を送れないかもしれません。その点を十分留意した上で、研究室を志望してくれることを期待します。

また、特に意欲のある学生の場合、3 年生の段階から研究に取り組むことも可能です。

専門ゼミナール・研究ゼミナール・卒業研究の実施内容及び方針について

3 年時の専門ゼミナール及び研究ゼミナール、4 年次の卒業研究 1・2 については、以下のような内容及び方針で実施しています。さらに詳細な内容を知りたい場合は教員に問い合わせてください。

(1) 専門ゼミナール (5 セメスター開講)

本講義では、学術的な事項に関する調査能力やプレゼンテーション能力、質問力やディスカッション能力の向上を目指し、以下のような内容で講義を行います。

・初回授業で卒業研究の研究分野 (飛行機に関する分野、火星飛行機に関する分野、宇宙機に関する分野) を仮決定します。グループ毎にいくつか文献を準備するので、各自その文献の読み込み等を通じて分野の理解を深めつつ、読み込んだ結果を隔週程度の頻度でパワーポイントに纏め発表を行う。

・発表者以外は発表内容を聴講し、疑問点等の質問を行う。

・講義期間内のうち数回は、教員が分子イメージング技術に関する基礎事項の講義を行う (予定)。

・専門ゼミナールでの発表内容は最終的に一つのプレゼンテーションに纏め、8 月開催予定の他研究室との合同ゼミでその内容を発表する。

(2) 研究ゼミナール (6 セメスター開講)

本講義では、研究活動に必要となる基礎事項を学ぶため、研究分野毎に上級生の研究活動に参加し、基礎的な実験や作業等を通じて研究内容、研究の方法、装置の知識等の理解を深める。

・毎週、特定の曜日に実験室に集まり、研究室活動を実施する。

(3) 卒業研究 1 及び 2 (7 セメスター及び 8 セメスター開講)

本講義では、各自与えられた研究テーマについて、専門ゼミナールや研究ゼミナールで習得した知識や能力を駆使して取り組み、最終的には卒業論文の形で纏め上げることを目指す。

・研究テーマは基本的に教員が提示するが、それ以外に興味のあるテーマがある場合には、研究テーマとしての成立性を議論したうえでそれを卒業研究のテーマとする場合がある。

研究テーマは 3 年次に決定したものを前提としているが、各自の興味の変化に合わせて調整することもある。

・基本的には各自異なる研究テーマに取り組む。

・研究テーマは、「飛行機に関するもの」、「火星飛行機に関するもの」、「宇宙機に関するもの」のいずれかから選択する。

・研究の進捗状況について、原則として毎週パワーポイントを用いてプレゼンテーションの形で研究室所属学生全員の前で報告を行う。

期待する学生像・求める学生像

沼田研究室では、自分で考え自分から行動し、自分で学んでいこうとする姿勢を持つ学生を募集しています。自ら考え動くというのは研究を進めていくうえで必要なスキルであるのに加え、その先の就職活動、そして就職後における様々な仕事においても重要でかつ必要な要素となります。皆さんには研究室活動を通じてそれを身に着け、また、それをより一層伸ばしてもらいたいと考えていますので、積極的で意欲的な学生を歓迎します。

必要となる知識 (身に着ける必要のある知識)

研究室では、感圧塗料や蛍光油膜法をはじめとした様々な流体計測技術の開発や、低速から高速までの様々な流体現象を対象とした研究を行っています。そのすべてのベースとなるのは数学物理学 (そして化学) の知識です。これらについては高校から学んできたものを道具として使いこなせるよう十分に学習しておいてください。また、4力 (流体力学、熱力学、材料力学、機械力学) + 制御工学という、機械工学の基礎となる科目に関する知識も研究を行う上で必要となります (特に流体力学)。これらを活用するには十分な学習が必要となりますので、普段から意識して学習を行うようにしてください。

また、研究では、MATLAB などのプログラミング言語を用いた画像処理やデータ解析を行います。これらの勉強も配属後に必要となります (配属前から取り組んでおくことを推奨します)。さらに、Python や Arduino を用いた実験機器の自作なども行っているので、これらの知識もあると有効です。加えて、機器設計のための製図も行うため、製図スキルも重要です。

なお、卒業論文や修士論文、学会の前刷り、学術論文等を執筆する場合、もしくは研究内容についてプレゼンテーションを行う場合、研究内容を論理的にかつ明快に過不足のない形で記述し、さらにはそれらを明瞭に説明できるだけの表現力や語学力等が必要となります。それらのベースとなるのは国語力です。沼田研究室ではこの力を重視していますので、配属希望者は常に意識してその向上に努めてください (実験授業におけるレポートの作成や講義におけるレポート課題への取り組みなども訓練になります)。

これらの知識については、配属時に完璧である必要はありません。研究室で活動していく中で身につけていってください。

研究テーマについて

研究テーマについては研究紹介ページで紹介していますが、今後具体化していく予定の (現段階では構想段階という) テーマも数多くあります。また、一部テーマは研究室前にポスターで掲示しています。研究テーマのより具体的な内容や沼田研究室での研究の進め方等、質問がある場合等は、気軽にお問い合わせください。参考として以下に過去の卒業研究で実施した研究内容の一例を示します。

  • 航空機の翼に関する研究 (翼型、空力デバイス)

  • 超音速流れ (超音速航空機、衝撃波現象、ソニックブーム)

  • 流体実験装置の開発 (超音速風洞、バリスティックレンジ、翼の吹き出し機構、センサ較正試験装置)

  • 先進的流体計測手法の開発 (感圧塗料、感温塗料)

etc.

大学院進学を考えている学生へ

大学院に進学する場合、卒業研究の段階から将来的な修士研究を想定したより高度な課題に取り組んでもらうことになります。こちらも詳細はお問い合わせください。