研究の様子
2024年
中学生・高校生向け
中学生・高校生向け
10月9日
ガバナ制御回路動作試験
前回製作した回路を装置に実装する前に、ファンクションジェネレータという機器を使って、回路の動作試験を行いました。ファンクションジェネレータとは、任意の波形と周波数を設定した出力信号を生成できる信号発生器です。主に電子機器のテストや回路の動作確認で用いられます。右側は動作試験の様子です。ファンクションジェネレータから出した模擬信号(回転数信号)により、ステッピングモータの開閉角度が調整されることを確認しました。
9月30日
AruduinoDue(高性能DSP)を用いたガバナ制御
当研究室ではガスエンジンを用いたフライホイール式無停電電源装置の研究を行っています。ガスエンジンの定格出力動作には相反する空気と燃料(LPガス)の混合比を制御する必要があります。これはエンジンのガバナで制御することができます。ガスエンジンの回転数をAruduinoDue(高性能DSP)で読み取り、ステッピングモータとモータードライバを用いてガバナの角度を調整することにより、空気と燃料の混合比を制御します。今回はガバナを制御する回路を製作しました。
9月23日
クラッチ動作の高速化試験
クラッチはモータやエンジンの力を伝達先に伝達、遮断する動力伝達装置です。クラッチに印加した際のクラッチの励磁コイル電流の立ち上げ時間を測定します。写真は実験の様子です。クラッチの定格電圧(100%の電圧)に24 Vです。ただ、24 V印加の場合はクラッチコイル電流はコイルの特性により緩やかになってしまいます。そこで定格を上回る80 V印加すると瞬時にコイル電流を立ち上げることができます。つまり瞬時に軸動力の伝達が可能です。ただし80 Vの場合はそのままでは電流が流れすぎてしまうため、急速に電流を立ち上げた後に電圧を定格の24 Vまで下げます。このように電流を一気に立ち上げるために高い電圧を印加することをフォーシングと言います。この結果から印加した電圧を上昇させることで電流の立ち上げ時間が速くなることにより、クラッチ接続完了までの時間が短縮されることがわかりました。
7月25日
フライホイール装置の機械損失内訳分離
フライホイール装置の機械損失の内訳を分離すると以下のようになります。機械損失は軸受け損(内部摩擦など機械的要因)と風損(空気との摩擦)の2つにわけることができます。得られた結果からフライホイールが3000rpmのときの機械損失は約70%を風損が占めていることがわかりました。よって、風損を低減することができれば、機械損失を低減することができます。風損とは空気をかき混ぜることで発生する損失です。つまり、空気より軽い気体でフライホイール容器を満たば風損を低減できます。当研究室ではヘリウムガスを使用し風損低減を行う予定です。
7月24日
太陽光発電システムの最大電力点追従の比較実験
現在、太陽光発電では最大電力点追従(MPPT)と呼ばれる、日射量に対して最大の発電電力を得るための制御が組み込まれています。従来のMPPTは最大電力点を見つけるのに時間がかかり、天気の変化が激しい時の精度が下がってしまう弱点などがあります。
私たちの研究室では、新たなMPPTの方法として、数ミリ秒、発電を停止する代わりに、従来法の弱点を解消する方法を提案しています。
今回は、従来法と提案法の発電量の比較実験を行い、提案法の妥当性を調べました。左下に提案法の実験装置、右下に従来法と提案法の発電の停止間隔を変化させ、それぞれの発電量を比較したグラフを示します。
7月24日
水素燃料電池自動車の温度上昇実験
現在、水素燃料電池を使ったバスやトラックなどの商用車が注目されています。商用車ではたくさんの荷物を積むことが大事なので、乗用車に比べて蓄電池が小さくなります。すぐにバッテリが満タンになってしまうので、発電ブレーキの力が弱くなることが水素燃料電池商用車の大きな問題の一つです。私たちの研究室では、モーター自身で発電ブレーキで発電した電気を消費してしまう方法を提案しています。この検討では、代表的な発電ブレーキの問題が発生する箱根坂でブレーキの力を測定し、実験室で同じ状況を再現してデータを取り、モーターの温度上昇を調べました。
6月17日
フライホイール装置の自由減速試験結果と損失分析
自由減速試験の回転数計測の結果を左のグラフに示します。この実験は8000秒≒2.5時間もかかっているので、フライホイール(鉄の円盤)は慣性の法則でその間ずっと回転し続けているということです。この結果を用いて装置の機械損失を求めることができます。機械損失とは、回転する機械において、内部摩擦など機械的原因によってエネルギが消費(失われている)されることをいいます。機械損失を求めた結果を右のグラフに示します。
6月10日
フライホイール装置の回転数計測
当研究室ではフライホイールを用いた研究を行っています。フライホイールとは鉄製の円盤で回転してる間はエネルギを蓄積・保存することができます。今回は作成したフライホイール装置の回転数計測を行いました。写真は計測の様子です。回転数を測定することで、フライホイールにどのくらいエネルギを蓄えられるか、どのくらいエネルギを放出することができるかがわかります。