2016/11/29:雲がなく 18時5分に南西から昇り南に向けて金星や火星のそばをISSが動いていくのがよくみえました。しばらくの期間 夕刻にISSが見えるとの予報です。
国際宇宙ステーションは地上から400kmの高度で地球のまわりを回っています。1周するのにおよそ90分かかります。
八王子の空で見えるのは、夕方と明け方です。空は日没直後、日昇直前で暗く、しかし400km上空では国際宇宙ステーションに太陽の光があたって八王子方向に反射する というのが見える条件になります。雲がかかっているとせっかく八王子近くの空をよこぎっても見えません。見えるときはおよそ10分くらいで空を横切ります。
何時にどちらの方角から昇り 何時にどちらの方角に沈むかの(10日先までの)予報がJAXAのウェブサイトに出ています。http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/tokyo/
日付、時刻、方位角、仰角の予報値が掲載されています。
Heavens Above というサイトでは 他の人工衛星の情報もあわせて(軌道要素が変化するので 不確実ではありますが 長期にわたる期間の予報が)得られます。こちらのサイトでは明るさの等級も予報されています。
天気予報も確かめながら これらのISS可視予報にしたがって 空を横切る国際宇宙ステーションを探してみましょう。予報値をメモに控えて もし小さな懐中電灯と磁気コンパスで方位角が数値で示されるスマートフォンとそのアプリがあれば それらを使うのがよいでしょう。
見える明るさ・大きさは 遠くを飛ぶ飛行機によく似ています。