脊椎[せきつい]を持つ動物[どうぶつ]のなかまで初めて陸[りく]の上にあがって生活しはじめたのが両生類[りょうせいるい]、カエルです。魚のように 卵は水の中に産んで、孵化[ふか]するとオタマジャクシになります。変態[へんたい]して陸[りく]に上がる。水面[すいめん]や湿[しめ]った地面[じめん]にじっとお腹[なか]をつけて水を身体[からだ]のなかに取り入れます。両方[りょうほう]の後ろ肢[あし]をすばやく動かして敵[てき]からにげるのに 尾をなくしたといわれています。
カエルで大きな鳴[な]き声を出すのはオスのみです。「縄張[なわば]りをつくる」のに他のオスにむかって鳴いたり、あるいは「メスを呼ぶ」ために鳴きます。小さなからだなのにとても大きな鳴き声をだせるようなしくみ(口のところを大きくふくらませて 肺[はい]との間で空気を出し入れする)をもっています。
メスは「危険[きけん]がせまった時」や、「気にそわないオスに対して」 小さな声で鳴いて合図[あいず]を送ります。
このように カエルの鳴き声の種類は四種類あります。