水に電極をいれ、電気を流すと、水が水素と酸素に分解されて、電極のまわりから泡になってでてきます。まぜて、火を近づけると瞬間的に燃焼し、つまり、爆発します。小学生は保護者なしでも。小さいお子さんは親子で。
日時:2016年1月23日(土)午前10時から
1月26日(火)午後4時半から
(同じ内容で2回やります。どちらかに参加を)
場所:西緑地会館
参加費:無料
地球温暖化をなんとか止めようとして 水素エネルギーが対策の一つとして注目されています。水素による燃料電池を積んだ自動車などです。いまのところ 水素を作るのに石炭を原料としていたりして 水素と一緒に生成する二酸化炭素が大気中に放出されていたりして温室ガス排出低減にはまだなっていません。しかしお天気しだいだったりする太陽光や風力発電で得られるエネルギーを一度蓄えるのに 水を電気分解して水素を生成して貯蔵するといった構想は 実現するとすぐれたものになります。
水の電気分解の実験は、水が水素と酸素からなる分子であることを示すばかりではありません。太陽光や風力で発電した電気エネルギーをどのくらいの効率で「水素」という貯蔵可能なエネルギーに変換できるのか、水素と酸素を燃料電池で反応させて再び電気エネルギーに変換する際の効率がどのように決まるのかを考えるきっかけにもなります。
この実験では水にミョウバン塩をたくさん溶かして 電極と電極の間の電気抵抗を小さな値にしています。電流が流れる時に無駄に熱としてエネルギーが消散してしまうのをおさえています。使った電極はメッキされたクリップですが、燃料電池などでは白金などが電極表面にコートされていたりします。電極表面での電気化学反応での「過電圧」を小さな値とする効果があります。