風に当てるとしぜんに音がなりだすなぞのハープ! その正体は? ハープの弦に風があたると、弦のうしろに空気のカルマンうずがならんで、ハープの弦をゆらすのです。エオリアンハープを作って、風の音色をきいてみましょう。また、水のなかにぼうをいれてしずかにうごかすと、水のカルマンうずがならびます。水に赤いこなをいれてうずを見たり、ぼうにはたらく力をたいけんします。
日時:2016年9月22日(木)午前10時から
2016年9月26日(月)午後4時半から
(同じ内容で2回やります。どちらかに参加を)
持ち物:牛乳パック(弦は科学クラブで用意します)
参加費:無料
カルマン渦(うず)は流れの中に棒や板が置かれると、その後ろの左右から渦が交互にできて 渦の列をつくる現象です。ハンガリーの流体力学の学者:カルマンさんの名前がついています。
板の後ろで左右に渦ができるので、板は左右に揺さぶられます。竹ひごの先につけた板を水のなかで動かすと、板が左右に振られるのがわかります。板の後ろにできる渦のようすが水面に浮かべた細かい粉の動きでわかります。
エオリアン・ハープはゴムの弦を通り過ぎる風によって 弦の後ろに渦が規則ただしくできることで 弦が揺さぶられ それにしたがって音がでます。弦の太さと風の速さがカルマン渦により揺さぶられる周波数、したがって出る音の高さをきめます。ゴムの弦を張る強さや弦の長さをきめるコマの位置などで 音の強さや高さがかわるのを体験してください。