Night Space Bruges
Night Space Bruges
シャトー・ラグランジュが造るレ・フィエフ・ド・ラグランジュのファースト・ヴィンテージは1983年。シャトー・ラグランジュのセカンド・ワインですが、その枠には収まりきりません。原料に使われるぶどう樹は、若株とはいえ平均樹齢30年。カベルネ・ソーヴィニヨンは砂利質の土壌、メルロの一部は粘土質の土壌で栽培しています。
しなやかなタンニンが印象的な、とにかくエレガントなワインです。レ・フィエフ・ド・ラグランジュの魅力は、赤果実とスパイスのニュアンス。凝縮感のある風味が楽しめます。若い段階から個性を花開かせますが、ある程度の熟成も可能です。
シャトー・ラグランジュは、メドックのサン・ジュリアン村にあるメドック格付け3級のシャトーです。1983年に日本企業の「サントリー」が経営権を取得したことでも、その名が知られています。
所有する畑は標高200mの丘の上に位置し、南~南西向きで、表層にはシスト(片岩)、下層には花崗岩の層が見られる優れたテロワールを持っています。葡萄は、最も若いもので15年、古いものは100年近くの樹も含まれています。剪定は厳しく行い、葡萄の房の数は1本あたり8房に制限します。収穫は、8月に選別をしながら手摘みで行ないます。非常に乾いた気候のため、葡萄の実は小さくなり、収穫量は自然に抑えられ、30~33hL/haとかなり低くなっています。タンクで12ヶ月熟成させます。カリニャンは深い色合いと構成を、グルナッシュは滑らかさを、シラーは豊かな風味と余韻をワインに与えています。深い赤色、すみれ、シナモン、タイムの香りの混じった、刈ったばかりの草のアロマが混ざります。味わいは力強く、余韻には、凝縮された果実味のフレイバーがいつまでも続きます。
「クアトロシエントス」とは400の意味で、葡萄を海抜400mの畑から収穫していることを意味します。標高が高くなるにつれて石が多くみられるようになります。石灰岩を多く含む粘土質土壌です。カベルネとメルロは非常にパワフル。シラーはフレッシュさを保ちます。樽で約12ヶ月~14ヶ月熟成させます。赤いベリー系の果実、香りのよい木、スパイスがバランスよく混ざり合ったエレガントな香りです。生き生きとしてバランスがとれています。フレッシュで肉付きがよく、熟したタンニンからくるやさしい甘さがあります。余韻は長く、いつまでも飲み続けたくなるようなベルベットを思わせる口当たりです。他のキュヴェより樽熟成期間が長いので、より樽の要素を感じます。
葡萄樹は、石の多い泥質の土壌に南向きに植え、収穫量は35hL/haに抑えています。除梗後28度に温度管理のもと発酵させます。醸しは約1ヶ月続きます。コンクリートタンクで熟成し、軽くフィルターを通し瓶詰めします。ほとんど黒に近い色でとても濃く、ワインが濃縮されていることを表しています。リッチで力強く、複雑な、黒いベリーや黒胡椒のようなスパイシーな香りがあります。口当たりは深く豊かです。しっかりとした構成で、余韻が長く続きます。
標高350mの畑で、砂を多く含む粘土質土壌です。フレンチオークの樽(新樽少々、残りは2、3年樽)で6~7ヶ月熟成させています。明るいルビーレッド。ブラックベリーやブルーベリーといった黒い果実の熟した香りは、次第にスパイシーになっていきます。果実味の下から軽くスモーキーな香りが感じられます。力強いアタックとたっぷりのボリューム、粘性があり、丸く熟しすぎないタンニンがあります。塩漬けハム、白身肉のシチュー、ローストや網焼きや煮込んだ赤身肉に良く合います。
ボッテガゴールドは、オバマ大統領が就任を記念するパーティーで用いたことによって話題になりました。焼きたてのパンの皮を思わせる香ばしい酵母の香り。非常にフルーティーで、まろやかな酸味と豊かなミネラル感の調和のとれた味わい。爽やかなのど越しと、鼻腔をみたす新鮮な果実と白い花のアフターテイストが心地よい味わいです。