-短歌-
-短歌-
思い出も捨てられたゴミも白になる冬にだけある僕の天国
神聖化された死に方丁寧に待つ君きっと2人なら待てる
暖かくなったら何が嬉しいの生きることには変わりないのに
青春に思いを馳せるふりをして思い出すのは寂しさばかり
彗星が降ってきたとき終わらせる、だからそれまで祈り続けて
全ての夜が明ける日に君の絶望も溶けて太陽がひかる
午後5時のチャイムでみんな帰る中ひとりぼっちで城を作る子
新品のネクタイを捨て帰り道、いまごろ故郷の花が咲いてる
雪解けの水に洗われ流される全て消え去り死んでゆく冬
幸せな夜が来るよう願うこと、それが優しさ、おやすみなさい
君だけに願う未来があるんだよ、叶えばいいね、また会おうよ、ね。
またいつか会えたらいいねと笑うこと、僕だけできる、君にはできない
いつかまた失くしてしまう気持ちでも今だけはただ抱きしめていて
インパクト強い言葉を並べ替えできた詩ばかりいいねを貰う
美しい言葉ばかりをかき集め並び替えても虚しくなるだけ
幸せはそれぞれの日々に落ちていて通りすがりに拾われてしまう
吐くように絞り出してた言葉たち、いいねがないから無視されてゆく
感情表今日も指さし確認を、わたしのこころ、わたしのきもち
丁寧に暮らすにつれて失くすもの、君への執着廃れた短歌
つらくても涙が出ないそのかわり、吐き出すように言葉を紡ぐ
雪の降るあの日のことを忘れても悲しさだけは残り続ける
神さまを諦めてほらもう一度今度は誰かの永遠になる
「死にたい」を「死にたい」以外の言葉で表わすことが出来なくなった
太陽を眩しく見つめる細めた目 わたしがいるのは君の影側
「また明日」笑って言った約束は守られないでさよならが来る
苦しいも、つらいも嫌も、悲しいも、どんな言葉もしっくりこなくて
さみしいが口から出なくて咀嚼して、呑み込めないから結局吐き出す
どうしても心がいつも空っぽで、泣き出したいのに涙も出ない
愛されて埋まらぬ心が哀しくて、突き放すのも寂しすぎるの
息継ぎが上手くできない人生をわたしひとりで泳いできたんだ
1人だけ息ができずにもがいてる皆ははるか遠くにいった
生き延びた、ここまで来たよもういいよ、誰かわたしを助けてくれよ
祈っても救われなかったそれだけで、それ以上でも以下でもなくて
いつまでも一緒になんて居られない、失われるから美しいのだ
ただ君が孤独に殺されないように、届かないのに日々祈るだけ
いつの日も夜空に光る星々が孤独な君を照らしてほしい
永遠を信じていたけど訪れた終わりに今日はピリオドを打つ
いつまでも君が幸せでいるように、ただ祈るだけの午前二時
遺書に書く内容がまだあるうちは僕たちきっと心残りが
救いたい気持ちも救われたい気持ちも失くしてただ独り泣くだけ
夕立の影にかくれたわたしたち遮るものは雨しかなかった
公園の暑い空気と夕陽影君が言うからもう帰ろうか
思い出が今日も僕らを苦しめる記憶のかたちは目には見えない
よく晴れた夏の日の夜蛍の火このまま君に会いにゆこうか
暑いくらいの孤独、"君"がいなくても生きてゆける
ひとりきり歩きだせるよどこへでも 頼りない足で君の元へと
はりつめた糸が干切れていくように記憶の欠片は僕を引き裂く
こんなにも、あまりに綺麗な夜だから全てのものは永遠になる
君はもうとっくにあの世に行っていて亡霊だけが君ではないのか
「愛してる?」「愛しているよ、誰よりも」「でも本当はひとりぼっちで」