学校教育学部
英語科教育コース
【学部概要】
英語科教育コースには,小学校教育専修と中学校教育専修があります。小学校教育専修と中学校教育専修については,入試の段階では一括して募集され,専修分けは入学後の専修所属希望と1年次前期の成績を基に,1年次の後期までに行います。各学年には,学年担任が1名つきますので,大学生活で困った時などにすぐに教員に相談できる体制が整っています。
■ 小学校教育専修と中学校教育専修
(2024年4月時点)
当コースでは,英語教育学,英語文学,英語学,異文化理解,英語コミュニケーションに関わる専門科目やその他の免許取得に必要な科目を履修することができます。
小学校教育専修(コース紹介)
必修科目(一部):英語科教育論I・II,英語基礎研究,英語学概論,英文購読,英語オーラルコミュニケーションI,比較文化研究など
中学校教育専修(コース紹介)
必修科目(一部):英語科教育論I〜IV,英語基礎研究,英語学概論,学習英文法,英文購読,英文学史,米文学史,英語オーラルコミュニケーションI・II,ライティングI,比較文化研究など
本学では,小学校と中学校など,異なる校種の免許状取得が義務付けられていますので,小中両方の免許状が取得できます。
教育課程の詳細については,こちらから。
在学者数については,こちらから。
■ 教育実習(実地教育)
(2024年4月時点)
主免教育実習(3年次)
小学校教育専修の学生は附属小学校にて,中学校教育専修の学生は附属中学校にて,主免教育実習を行います。
副免教育実習(4年次)
小学校教育専修の学生は附属中学校にて,中学校教育専修の学生は附属小学校にて,副免教育実習を行います。
本学では,この他にもさまざまな教育実習のプログラムが用意されています。
■ 卒業研究
(2024年4月時点)
3年次にゼミ配属の希望調査が行われ,英語教育学分野,英語学分野,または英語文学分野のゼミに配属されます。各指導教員のきめ細やかな指導を受けながら,卒業研究を進めることができます。
卒業論文は,全員,英語で執筆します。それまでに,高度な英語運用能力を身につけておくことが求められます。
■ 卒業生の主な進路・就職先
小中高の教員(公立私立),大学院(内部進学者含む),企業など
【学部のスタッフ紹介】
【英語学】
英語学分野担当:専門は理論言語学(形式意味論)で,英語と日本語を中心に,言語の意味に関する現象の研究を行っています。その他の研究内容としては,例えば,英語教育における文法(指導)があります。
主要担当科目:英語学概論(1年),学習英文法(2年),英語学研究I(3年)
【英語教育】
専門は英語教育学です。「学校や学級において英語教育文化・英語学習文化を創る」ことをテーマに研究をしています。最近は「場」や「身体」をキーワードに小学校・中学校・高等学校の英語科授業研究を進めています。
主要担当科目:英語科教育論I(2年),英語科教育論III(3年)
Most recently I have been engaged in research on reading-while-listening. Additionally, I write materials for English language learners. I am also interested in EFL writing, and hope to promote creative writing for English language learners.
主要担当科目:比較文化研究I(1年),英語オーラルコミュニケーションII(3年),ライティングII(3年),英会話(3・4年)
【英語教育】
研究分野は,小学校外国語教育です。「学びの連続性を踏まえたカリキュラムの構築」「児童の主体的な学びを促す指導や評価の在り方」「小学校における文字指導の在り方」「児童の心を動かす魅力的な教材開発」等について研究を進めています。
主要担当科目:初等英語科教育論(3年),教職実践演習(4年)
【英語教育】
専門は英語教育学です。新しい学習指導要領が生徒に求める資質・能力を身につけるために英語の授業はどうあるべきかについて,研究しています。中高での指導経験は豊富で,特にスピーキングの指導方法や,4技能を統合した言語活動のあり方について,実践を通じて提案してきました。
主要担当科目:英語科教育論II(2年),英語科教育論IV(3年)
Research interests thus far have been in task-based language teaching, testing and evaluation of young learners and team-teaching between native English speakers and Japanese English teachers. Further research will be conducted in communicative testing, and task and content based teaching.
主要担当科目:比較文化研究II(2年),英語オーラルコミュニケーションI(2年),ライティングI(3年)
【英語文学】
英語文学を担当しています。専門はイギリス詩,特に20世紀イギリスの詩人Stevie Smithの詩を研究しています。他,イギリスの推理小説や児童文学,ナーサリー・ライムに関心があり,英語の授業に取り入れながら研究を進めています。
主要担当科目:英文購読(1年),英文学史(2年),英米文学研究I(3年)
【学修環境】
(2024年4月時点)
[1] 外国語科目「英語コミュニケーションⅤ」オーストラリア英語研修講座
オーストラリア(アデレード大学)での短期間の語学留学に参加することができます(2〜3月頃)。「英語集中訓練」や「フィールドワーク(博物館見学/野生動物公園探索など)」が行われます。
[2] E-Pocket
E-Pocketは,英語科教育コースの学生が,勉学や議論のために利用できるスペースとして言語系図書資料室(A319)内に設けられています。英語学習のための教材(多読教材,雑誌,テレビ,DVDなど)も備えられており,自学自習の場として,学生同士で議論をしたり,授業準備を行うためにも利用できます。学年を超えた交流の場としても活用されています。(E-Pocketの名付け親は,山森先生です。)
[3] 附属図書館
図書館には,メディア・コモンズが整備されました。「英語学習コーナー」を備えるこの部屋では,これまでのDVD・CDの利用に加えて,パソコンやiPadを活用した学修が行えます。
この他にも,教員採用試験対策支援などの充実したサポート体制が整っています。