2018年総括
いろいろなことがあった2018年。寝ようと思っていた2019年1月1日午前1時30分頃、これまでのNARIFISのHPの刷新および2018年の振り返りを記述しておこうと突然閃いて一気に作った。
- 言語教育と実践を考える会
- 電大での実践「MYことば活動」を元に、話題提供した
- ARCのweb日本語教師養成講座担当
- 「授業デザイン」「日本語概論」などを受け持たせてもらう。カメラを相手に伝えたいことをどう伝えるか、というのが難しかった。放送大学はわたしが一番好きなテレビのチャンネルで、普段からランダムにどんなチャンネルでも見ている(とは言え10月で普通のテレビで放送終了、見られなくなった T_T)。どうしてかというと、本当にそれが好きでしょうがないんだな、伝えたいんだな、っていう先生の授業は、内容が分からなくても、見ててそれが伝わってくるから。反対に自分がその内容に関心があっても、つまらない授業はつまらない。どうやってカメラ相手にわたしが伝えたいことの魅力や問題意識が伝わるんだろう、と足掻いた。
- 茶廼会10年目突入
- 10年前はまさか10年も続くなんて思いもしなかった。茶道未経験状態でこの会の立ち上げから携わる。(Kick-OFF MTGは今は無き早稲田の文キャン脇の喫茶店『フェニックス』)。
- たとえ今いろいろなことがわかるようになったとしても、まだまだ過ぎる。常にわたしにとって課題は目前にいっぱい。ただ、10年間やることで茶道というものが一つの言語だ、って思えるようになってきて、その言語が少し使えるようになったかな、という感じ。だから続くんだと思う。面白い。茶道という言語で茶道の時はみんな会話している。んで、本読んでてもその言語が分かる。茶道を初めて世界は広がった。し、わたしの場合、断片的にあった諸々が体系的にまとまっていった、というのもある。
- 東京電機大学国際センター個別指導開始
- 情報環境学部が2018年度より千葉キャンパスから北千住の本部キャンパスに移転。それと共に北千住キャンパスの国際センターの個別指導を開始し始めたが、なんといっても面白い。1:1のセッションなので一人一人に深く向き合えて語り合うことができる。日本語指導という方法で、実はカウンセリングしているような気持ちにさえなる。
- 武蔵野大学大学院言語文化研究科ビジネス日本語コース仕事開始
- これから社会に出てビジネスをバリバリしていこうという彼らに何を一番教えなければならないか。教えるべきか。
- サンスクリット語勉強開始
- ついに手を出す。
- 言語学的な興味
- 印欧語
- タイ語ちょっと分かるし
- 格8個!(nominative, genitive, accusative, dative, locative, instrumental, ablative, vocative!!)
- 数3つ。singularとpluralはいいにしても、なんだ両数(dual)って笑。
- 語尾変化
- デバナガリ
- 印欧語
- 仏教への憧れ
- 言語から世界・概念を理解する
- 仏足石(リンク先はわたしが前ちょっと書いたもの)
- 中村元
- 手塚治虫『ブッダ』
- 言語学的な興味
- しかし次に記述する一般社団法人立ち上げに奔走し、どんなに忙しくても諸々をある程度のところまではこなしていたわたしというものが、まるで時間が取れなくなり、珍しくdrop。2019年仕切り直し。
- ついに手を出す。
- 一般社団法人日本語教育支援協会立ち上げ、代表理事就任。
- これは数ある2018年のビッグな出来事の中でも最もビッグな出来事と言っても過言ではなさすぎる。
- 茶道体験講師になった(ARC東京/ベトナム)
- 茶道ができる(できるとはまだまだ言えないけれども)日本語教師。これは自分の茶道人生の中でもビッグな出来事だと思う。茶道を人に教えるとは!自分自身が茶道をどう考えているか、どう捉えているかということを振り返るいい機会となった。
- 限られた時間の中、授業の組み立てややり方を工夫してみた。遊びにならないように。調べ学習+発表、座学、ディスカッション、説明、体験、振り返り(話す+書く)。
- うまくいったのは、ARCのみなさまのおかげです。チームってすごい。一人の方が意思決定は早いけど、チームの団結力っていうのにはどうしても勝てない。すごい。フロー。
- ベトナムではなんと約250人にお茶を教えることとなる。なんとかなった。というか心底楽しかった。伝えたいことやしたいことができた感触がある。
- お茶にはルールがあるがそれをマスターすることが第一の目的ではない
- 何年経っても目の前に課題はある。人生と同じか
- アジアとしての繋がり
- 利休によるパラダイム転換
- お茶は総合芸術。茶道という形でシンボル化されているけれど実は日常生活の中に諸々ある
- 一つ一つの行為にはそれぞれ意味・目的がある。
- 相手のための心づくし。
- 茶道は言語。この言語を使って会話する。みんなで楽しい。みんなが学び合っている一つのコミュニティー。
- 茶の湯とはただ湯を沸かし 点てて飲むばかりなることと知るべし
- 夏旅2018
- 東京→バンコク→シンガポール→(ベルリン・デュッセルドルフ)→ボン→ワルシャワ→(ヴィリニュス)→カウナス→ニダ→カリーニングラード→クライペダ→ヴィリニュス→(ヘルシンキ・ドーハ)→香港→石垣島→東京
- 上記リンク先は機内でスマホで書いた旅日記。今読み返してみたらウケる。機内編集なので最後の日記が無い。
- 時間がある時編集して冊子にしておきたい。時間をください。
- 8月3日〜27日 これだけ飛んで飛行機代は合計13万8千円くらい しかもフライトキャンセルで160ユーロ戻ってくる
- 社団の設立記念講演会
- 井深ホールで着物でスピーチ
- 書斎を作った
- 空き部屋(とは言え高校生まではわたしの部屋だった)をGET。というか、蒔絵教室が外苑前→銀座に移転するにあたり、教室にあった棚や机をわたしが引き受けると申し出、その置き場所として家の空き部屋の許可を父上にもらい、強行的に書斎にした。
- まだまだナリ部屋改造は続く。真人間活動。
- 入管法改正
- 師走の12月8日、人手不足を補填するため、ついに入管法の改正案が国会審議で通ってしまった。
- これはこの先の日本をどうするかという大きな話。日本は日本の産業社会を外国人労働者に頼るということを決断した。1990年の入管法改正の轍を踏むか踏まないか。
- 1990年の入管法改正は小さい政府→ドル高・双子の赤字→プラザ合意→金融超緩和→バブル→崩壊→失われた10年→労働力補填
- 書き始めたら長くなってしまったので、別立ての記事「H30.12.8入管法改正」にしました
- 日本語教育推進法の早期成立署名活動
- これも書き始めたら長くなってしまったので、別立ての記事「日本語教育推進法の早期成立希望」にしました。
- これは日本語教育だけでなく、日本社会をどうするかのソフト部分の「日本語」ってとこに関わっていて、このソフト部分ってのが実は社会の中では重要なキーになってくる
- 言葉だし
- 万年筆買った
- 前から切り合い口の万年筆があったらかっこいいな、と考えていた。蒔絵の先生親子が出展している日本橋三越の「日本の職人 匠の技展」に行った時に、かっこいい万年筆屋さんブースがあったので、そこで買った。これに蒔絵する。また人生の楽しみが増えた。いつ完成するかな。時間をください。