学部教育
皆さんは,老年看護にどのようなイメージを持っていますか?
今の高齢者は身も心もハツラツとされており,多くの方が社会の至る所で活躍されています。現在の高齢者の生活は,従来の高齢者のイメージとはそぐわなくなっている一方で,ヒトである以上加齢変化は避けられません。些細なきっかけで体調を崩し,要介護に移行してしまうことも少なくありません。これらを予防するためにも,加齢変化とうまく付き合いながら,いかに健康寿命を延伸させるかがこれからの老年看護学に求められる使命だと思います。いかに健康寿命を延伸させるかは社会にとって大きなテーマであり,以前にも増して積極的に研究が行われている分野です。老年看護学は,これまで先達が培ってきた頑健な学問体系を基盤に,日々新たな知見を創出し,日々進歩している活発な分野といえます。
学部教育では,加齢変化を系統的に捉えながら,最新の知見も取り入れ,「予防」の視点で高齢者の看護を考えられる看護師の育成を目指します。
老年看護学概論ではAgingを体系的に学び,老年看護学I・IIでは,これまでの成人期等の学びと老年看護学概論での学びを統合し,加齢変化を系統的に捉えつつ,目の前の事象から先を見越した患者様にとって最適な看護を思考できる力を身につけてもらいます。また,経験豊富な他職種や最新の車椅子シーティング技術を普及啓発しているゲストスピーカーを招き,リアルワールドに即した臨場感のある授業を組み入れ,老年看護学実習のレディネスを整えます。老年看護学実習や統合実習では,これまでの学びを統合し,生きた看護を体感・実践してもらいます。
<開講科目>
老年看護学概論
老年看護学I
老年看護学II
老年看護学実習
統合実習I, II
卒業研究
※2027年度〜ヘルスプロモーション入門
※2027年度〜家族援助論
<卒業研究>
卒業研究では,ゼミ生の興味・関心のあるテーマを個人・グループで選び,研究計画立案・計画書作成・倫理申請・研究の実施と分析・論文執筆・研究発表の一連の研究ステップをゼミ形式と個別指導を組み合わせながら学んでいます。
2026年度は,臨床経験の豊富な専門看護師の方々にインタビュー協力をしてもらい研究を行なっています。
がん看護専門看護師(大阪府・大学教員)
がん看護専門看護師(大阪府・病院勤務)
在宅看護専門看護師,皮膚・排泄ケア認定看護師(栃木県・看護部長)
慢性疾患看護専門看護師(大阪府・病院勤務)
<非常勤・外部講師>
岡山大学病院 看護師長 野口史子先生(老年看護学I)
岡山大学病院 副看護師長・認知症看護認定看護師 三牧好子先生(老年看護学I)
大阪大学ウェルネス推進機構 健康支援相談センター 特任助教 武田将先生(老年看護学II)
車椅子再開発プロジェクト・一般社団法人オンラインプレゼンテーション協会 代表理事 宇佐見将太先生(老年看護学II)
大阪公立大学大学院現代システム科学研究科・日本学術振興会特別研究員 木村友紀先生(老年看護学概論)
広島大学大学院医学系研究科 教授 加澤佳奈先生(ヘルスプロモーション入門,家族援助論)
大学院教育
2026年度に研究室が立ち上がりました。当研究室では,メンバーそれぞれの臨床の中から生まれるClinical Questionを大切にし,Clinical Questionを正しい研究デザインでResearch Questionに落とし込み,正しい方法で研究を実施し,正しい解釈・評価のもと,臨床・社会で活用できるエビデンスを創出できる研究者の育成を目指しています。
一緒に研究を頑張ってくださる大学院生・社会人を募集しています。
老年看護・地域看護に関する研究にご興味のある方は是非お問合せください。