2018年 名古屋精神病理グループ
テーマ『Psychotherapy no more than ORDINARY(普通の精神療法)』
日時:2018年9月8日 14:00-9月9日 13:00
場所:入鹿の里 MUSICA
会費:グループ員 20,000円、未入会レジデント 無料
精神医療職が行う日常の「インタビュー」の中では何が起きているのか。それはもちろん情報収集のみが目的ではない。いったい我々は何を日々行っているのか。
「普通の精神療法」とは、普通に治療者・主治医が行っている精神療法のことである。厳密に構造化されたものではなく、特定の技法に基づくものでもない。その場の臨床ニードに応じて、しばしば苦し紛れに繰り出される、便宜的であり技法折衷的な関わりである。
今年の合宿は、こうした「治療者による日常のインタビュー=普通の精神療法」;英語圏では"Clinical management"などと称される活動、をテーマとする。
治療にはどのような影響が生じているのか、治療はなぜ進むのか。
総合討論の中では、局所的な文脈の読みにとどまらず、こうした治療行為の必然性や意味自体に迫っていくことを目指したい。