『しゅくらんのパンの賞味期限はどのくらいですか?』と聞かれることがたま~にあります。
賞味期限とは『おいしく食べることができる期限』。
保存料や防腐剤、パン改良剤などを使っていない手作りのパンの場合、時間が経つほど風味が落ち、固くなるので、焼いた当日が一番美味しいと思います。
ですが目安としてしゅくらんでは
天然酵母のパンは 翌々日 まで
その他の無添加生イーストのパンは 翌日 まで
を賞味期限として、美味しいうちにお召し上がりいただくよう、オススメしております。
食べられなくなるワケではありませんが、フィリングが水分多めのパンなんかは、時間が経つとパン生地がしっとりになってしまいすぎるので、当日が美味しい状態だと思います。(ピザやデニッシュやフォカッチャなんかそ~ですよね~)
パンの水分が逃げて乾燥して固くならないように早めに袋入れをするようにしておりますが、それでも無添加のパンは時間が経つにつれて固くなってしまいます。パンのやわらかい食感をつくりだしている小麦粉のデンプンの状態が『老化』してしまうからです。
でもトースターやレンジで温め直すことで、老化したデンプンが老化前の糊化の状態に戻ろうとして、固くなったパンのクラム(中身)はやわらかくなります。
今は良いトースター?オーブン?なんかがあって、上手に温められるそうですね。
じゅうぶん『おいしく食べることができる』状態だと思います。
(個人的には冷めた状態の方が小麦粉の違いがわかるので、意外に好きだったりもします)
ちなみに賞味期限と似ておりますが、消費期限は『期限を過ぎたら食べない方が良い年月日』です。
我が家は自分の五感を頼りに、匂いや見た目、触感などを確かめ、食べられる物は安易に廃棄しないで食品ロスを減らすように心がけているので、消費期限は気にしても、賞味期限はあまり気にしません。
モチロン、お店で使う物はすべて期限を厳しく取り扱っておりますのでご安心くださいませ♪
しゅくらんの天然酵母パンは、卵・乳製品・油脂を一切使わずに天然酵母でじっくり発酵させるので、焼きあがるまでにたっぷり8時間ほどかかってしまうパンです。
ですので、早朝工房入りしてすぐに仕込むのですがオープンしてすぐの早い時間にはまだ焼きあがっておりません(。-人-。)
すべてのパンが自然発酵になりますので大体の目安の時間になってしまいますが
『フランスパン』 11:00 前後
『くるみぶどう』 12:30 前後
『天然酵母の食パン』 13:00 前後
『天然酵母のあんバター』『天然酵母のチーズパン』は他のパンを焼いているオーブンの隙間を見つけながら焼くのですが、大体11:00~12:00の間のどこかで焼きあがる感じになります。
食パンとフランスパンはスライスを承っておりますが、温かいうちはスライスをお断りさせていただくことを御了承くださいませ。
パンの中まで冷めきっていない状態ですと柔らかいので歪んでしまうのはモチロン水蒸気が抜けきっていないため、クラム(中身)がベタついてキレイに切る事ができません。
生地量の多いパン、特に生地だけのパンは、冷めていく間に中身の水蒸気をある程度は放出しながら、全体に均一に分布された方が美味しい状態が保てます。
しっかり冷めないうちにスライスすると、切り口から水蒸気が必要以上に逃げてしまい、冷めた時にパン全体の水分が少なくなりパサついてしまいます。
しっかりと冷めてからスライスするのが適切だと考えております。
『食パン』は 11:00 頃 ~
『天然酵母の食パン』は 15:30 頃 ~
『天然酵母フランスパン』は 12:30 頃~
スライスを承っております。
※自然発酵ですので焼き上がり時間が前後する場合がございます。
※2枚入りのスライス食パンが店頭に並ぶのも 11:00 くらいになります。