もじゃる丸の研究室

研究

研究トピックス

メタボロミクス(metabolomics)

メタボロミクスとは、細胞の中の低分子代謝物を網羅的に測定・解析する学問領域です。代謝の流れ、サンプルの状態、等を掴むのに利用されています。本研究室ではメタボロミクスの技術開発や応用研究を行っています。特に同位体を用いたメタボロミクスの技術開発、メタボロミクスを用いた微生物の代謝研究、メタボロミクスに用いるための質量分析(下記参照)の解析技術の開発、等を行っています。

質量分析法(MS, Mass Spectrometry)

質量分析法とは、分子の質量を測定する方法です。正確には分子をイオン化させてそのイオンの質量電荷比(m/z)を測定します。m/zを元に分子の組成式を算出したり、特定のm/zを持つイオンがサンプル中にどのくらい含まれているか測定したり、するのに利用されています。質量が似た分子が含まれるサンプルは測定結果が不正確になりますが、液体クロマトグラフィー(LC, Liquid Chromatography)、ガスクロマトグラフィー(GC, Gas Chromatography)、超臨界流体クロマトグラフィー(SFC, Supercritical Fluid Chromatography)、キャピラリー電気泳動(CE, Capirally electrophoresis)等を組み合わせることで、正確に測定することが出来るようになります。