English

小池 みずほ

広島大学 地球惑星システム学プログラム 助教

〒739-8526 広島県東広島市鏡山1-3-1

Email : mizuhokoike[at]hiroshima-u.ac.jp

Researchmap / KANEN / 夢ナビ講義ビデオ

宇宙から地上へ届けられた固体物質(岩石)を隕石とよびます。地球で見つかる隕石の多くは、小惑星・火星・月の表層岩石のかけらです。隕石を調べることで、太陽系と惑星の形成進化の歴史を探ることができます。

私の研究グループでは、 [1]火星起源の隕石と [2]小惑星起源の隕石 同位体化学分析を通して、地球や火星の環境変遷プロセスを明らかにしようとしています。現在、おもに以下の研究テーマに取り組んでいます。

研究テーマ 1

 火星隕石からの火星の古環境の復元

地球の隣星である火星は、かつては液体表層水(河川や湖など)を持つ "水の惑星" でした。火星は、いつ、どのようにして、現在のような冷たく乾燥した "赤い惑星" になったのでしょうか?この疑問を解明するために私たちは、火星隕石が記録している同位体化学情報に注目し、さまざまな分析研究を進めています。(詳細はこちら

研究テーマ 2

 小惑星の形成進化と天体衝突史の解明

火星と木星の間に存在する小惑星帯には、46億年前の惑星形成の "生き残り" である微小天体が無数に存在しています。こうした小惑星から届いた隕石を調べれば、地球誕生以前の歴史が分かります。私たちは、とくに大型小惑星ベスタを起源とする隕石に注目し、かつてベスタが経験した天体衝突や進化のプロセスを解明しようとしています。(詳細はこちら

自己紹介

主な経歴

広島大学 大学院先進理工系科学研究科 地球惑星システム学プログラム

助教  (広島大学研究者総覧

日本学術振興会特別研究員(PD) 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所

受入教員:臼井寛裕 教授

日本学術振興会特別研究員(DC2) 東京大学 大気海洋研究所

指導教員:佐野有司 教授

民間企業勤務


学歴

東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 博士課程修了

学位:博士(理学)

東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 修士課程 修了

東京大学 理学部 地球惑星物理学科   卒業

静岡県立清水東高等学校   卒業


受賞歴

東京大学大学院理学系研究科 研究奨励賞


日本地球化学会 奨励賞 および 化学情報協会 JACI賞


論文業績等はこちら

最近の主な研究ニュース & アウトリーチ活動など

手研究者ポートフォリオ HIRAKU-PF (閲覧にはユーザー登録が必要です)

火星表層環境に影響を及ぼした「窒素の循環と進化」の実証的研究  科研費 基盤研究(B) 21H01149

プレスネットバックナンバー (第24回40億年前より古い隕石衝突の痕跡発見)

東広島学生ポータル 研究インタビュー記事 (同内容)

Koike et al. (2020) Evidence for early asteroidal collisions prior to 4.15 Ga from basaltic eucrite phosphates U-Pb chronology

プレスリリース(日本語)