このたび、一般社団法人日本看護研究学会 第29回九州・沖縄地方会学術集会を2025(令和7)年3 月 9 日(日)に宮崎大学医学部(清武キャンパス)を会場として現地開催させていただくことになりました。
日本看護研究学会は、広く看護学の研究者を組織し、看護学の教育、研究および進歩発展に寄与することを目的として活動を続け、今年50周年の節目の年を迎えます。
また、九州・沖縄地方会が主催する学術集会は今年で29回目を迎え、地方からのテーマ発信を基軸とし、細分化されない看護の総合学会として若手研究者の育成に寄与し、学術集会や総会の開催、ニュースレターの発行などの活動を続けています。現在、九州・沖縄地方会の会員数は696名に達し、着実に発展を遂げております。
第29回九州・沖縄地方会学術集会のメインテーマは”多職種連携により対象者・家族のQOL向上を目指す”としました。このテーマの意義は、これまでのQuality of Life (QOL) に関する研究を振り返り、QOL評価の理論的背景について立ち返り、宮崎で先進的な取り組みをされているホームホスピスの実践を共有することで、多職種連携がもたらすケアの質の向上や社会貢献につながる具体的な示唆を得ることです。さらに、他職種による視点で多職種連携について考え、臨床の実践現場や教育現場における課題解決に向けた新たな展望を共有する場となることを期待しています。
関係者一同、参加者にとって実りの多い学会となるよう準備を進めております。ご多忙の折とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
なお、特別講演1・2は”次世代の九州がんプロ養成プラン””宮崎大学がん看護研究会”との共催となります。
一般社団法人 日本看護研究学会
第29回九州・沖縄地方会学術集会
学術集会長 宮崎大学医学部看護学科
木下由美子