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表題の研究会において、「XRISM Spectroscopy of the Stellar-Mass Black Hole 4U 1630−472 in Outburst」というタイトルで口頭発表を行いました。XRISM衛星で観測した、突発的に明るくなったブラックホール連星に関して、その周りでどのような現象が引き起こされているのかについて議論しました。
表題の研究会において、「UFO forest: AGN X-ray wind with complex velocity structure」というタイトルで口頭発表を行いました。XRISM衛星で観測した超巨大ブラックホールからの「風」と言われる現象に関し、観測ほやほやのデータを見せながら、データが物語るさまざまな可能性について議論しました。
連星系(二つ以上の星がお互いの周りを回っている天体)や変光星(明るさが変化する星)に関する研究会にて、XRISM衛星が観測してきた天体のレビューをしてほしいという依頼があり、招待講演を行なってきました。
新宮高校の天体観測実習を本学にて行いました。屋上の望遠鏡での月や土星の観測と、教室でのパソコン実習を行いました。前半に観測した生徒さんは金星、後半の生徒さんはすばる(プレアデス星団)も観測することができました。大変盛り上がってもらえたと思います。宇宙や天文学を身近に感じて、高校生活の一つの記憶になってもらえたら幸いです。
XRISM衛星のミーティングが行われました。前後のミーティングも合わせるとトータル5日にわたる会議で、観測成果の報告や装置運用の議論、今後の解析計画などについて、みっちり話しました。
XRISM Observation of Powerful Disk Wind Quasar PDS 456: 2. Initial analysis and results というタイトルで、XRISM衛星によって取得した超巨大ブラックホールから見えた「風」についての講演を行いました。天文学会でXRISM衛星のデータを見せるのは初めてで、どよめきが起こっていました。論文はもうすぐ投稿です。
今年度初の観望会で、福津市勝浦地区および神興東小にお邪魔しました。今回から新しく、スマート望遠鏡Seestarが導入されました。望遠鏡で取得したデータをタブレットやスマートフォンで見ます。薄暮時点でも月がはっきりと見え、日が暮れるとなんと星雲まで綺麗に撮れます。今後の観望会でも使いますので、お楽しみに!
韓国・釜山で開からた国際学会で招待講演を行いました。XRISM衛星による活動銀河核(超巨大ブラックホール)高エネルギー分解能X線観測に関して、初期成果を示しつつ、装置の性能とそこから解明されるブラックホールの物理について話をしてきました。
COSPARは隔年に行われる非常に大きな会議で、衛星を使った天文学のテーマが扱われます。同時に複数の部屋で異なるトピックの研究会が開かれます。
福岡は34度くらいの暑い日々ですが、釜山は雨のせいもあってか24度くらいでした。ご飯が非常に美味しかったですが、最後の方は胃もたれと戦うことになりました汗。
佐世保市少年科学館「星きらり」にて、古川宇宙飛行士のISS長期滞在からの帰還に伴うミッション報告会のパブリップビューイングがあり、その解説および宇宙研究の最前線の講演を行なってきました。
私が京都大学で特定助教をしていた際にお世話になっていた上田准教授(当時)の教授就任記念の研究会が行われました。私はXRISM衛星の内容を絡めた講演をしてきました。
XRISM衛星の試験・運用に携わったことで、JAXA宇宙科学研究所より感謝状をいただきました。学長に報告した際の様子が大学HPにて紹介されました。
中等理科2名、初等4名の計6名(新3年生)が新しく研究室のメンバーになりました。