Googleサイトの全体仕様
Googleは「Googleサイトで作られたサイトをSEO目的ではなく、社内共有・簡易公開用ツール」と位置づけているため、
検索エンジン最適化(SEO)や画像インデックス化は想定外の設計になっています。
よってSEO対策も一般的なサイト(ホームページ)よりはかなり限定的で、出来ることは限られています。
また、GoogleサイトはそもそもHTMLを直接編集するようにはできていないため、tittle タグや metaタグ( <mete name="discription" content="検索語句">)の設置、さらにはサイトマップの送信、手動でのタグの設定もできません。
基本的対策
ホーム(トップページ)に題名(これが<h1>タグとなります)、見出し(これが<h2>タグとなります)を入れる。
各ページに見出しを入れる。
題名はトップページ1回のみ、見出しは何度入れてもOKです。なお、題名・見出しとも、文字サイズはお好みで縮小してかまいません。また小見出しも必要に応じて入れてください。
「サイト名を入力」に打ち込む語句を慎重に決める。ここが検索結果に表示される、いわゆるタイトルタグであり、検索キーワードになります(検索してほしいワードを手前にします)。
検索結果に表示される文字数は30文字程度ですのでそれを考えて文章を決めますが、タイトルが長すぎることによるSEO上のペナルティーはありませんので、50〜60文字程度を目安に非表示の後半にも検索キーワードを入れたらいかがかと思います。
ただし、ナビゲーション設定の移動モードを横(縦メニュー)にした場合にはサイト名が縦にすべて表示されるため見栄えは悪くなります。
このサイトでは、「Googleサイト 使い方 / パスワード認証 / 掲示板 / アンカーリンク / サイト登録 / ログインフォーム / アナリティクス / SEO / 活用法」とし、上メニューを採用しています。
最初に拾われる文章70文字程度(検索後タイトルの下に表示)を意識してサイトの文章を決める。
ここがいわゆるメタディスクリプションに相当しますが、先に記したとおりGoogleサイトはmetaタグを記述出来ませんので注意です。おおかたはホーム(トップページ)に書かれた標準テキストによる文章が拾われるようです。
ロゴを入れている方は、ロゴの代替テキストを必ず入れて下さい(私は「サイト名を入力」に打ち込んだ語句と同じものを入れています)
画像・写真は容量が大きくならないよう必ず圧縮して使う
https://imguma.com/ で簡単に圧縮できます。
その他対策
サーチコンソールにて、インデックス登録済みページ数を増やす。(下記画像は一例です)
サーチコンソールの「ページ」⇒ 「インデックスに登録済みのページのデータを表示」(赤枠)をクリックし、インデックス登録されているページのURL(黒の塗りつぶし箇所)を確認し、未登録あるいはクロールされていないページを把握
登録済みのページ以外のURL検査を行い、一度すべてのページのインデックス登録をリクエストしてください。
XMLサイトマップを送信していれば、あるいは未送信でもWebサイトの構造がしっかりしていれば、トップページからすべてのページをクロールするはずですが、GoogleサイトではXMLサイトマップを送信できませんので、念の為すべてのページのインデックス登録をリクエストしたほうが良いかと思います。
このサイトのように、クロール対策として、フッターにサイトマップ(XMLではない)を作っておくのも良いと思います。
それでもページのインデックス登録がなされなければ、Google側にインデックスに値しない低品質なコンテンツとみなされたということですので、ページの充実に務めるしかありませんが、ホームページ(トップページ)以外であれば、あまり気にする必要はないと思います。
ホームページ(トップページ)がインデックス登録されていなければ、検索の対象になりません。
画像URLが独立していない
Googleサイト上の画像は、実際には「Googleの内部サーバー(https://lh3.googleusercontent.com/... など)」に格納されており、
それが動的に読み込まれます。
画像単体のページ(=直接アクセス可能なURL)が存在しないため、Google画像検索のクローラが「画像ページ」として認識できません。
robots.txt制限
Google Sitesでは内部的にGooglebotが画像ファイルのURLをクロールすることを制限していることがあります。
(特に googleusercontent.com 配下の画像はインデックス対象外)
構造化データがない
サイトに画像に関するメタ情報(altタグ・schema.org構造化データなど)が不足しており、画像検索アルゴリズムの評価対象になりません。
一応の対策
画像に「代替テキスト」や「説明を追加を」入れる。
Google検索でそのページ自体が上位に出る確率が上がりますが、 画像検索自体の効果は限定的です。
どうしても画像検索させたい場合
Bloggerの画像はGoogle検索に強く画像検索でも拾われやすいので、
Bloggerで外部画像ギャラリーを作成し、Googleサイトへリンクするのが現実的な方法です。
Google画像検索
↓(クリック)
Bloggerの記事(画像インデックス対象)
↓(内部リンク・ボタンなど)
Googleサイト(本体ページ)にアクセス
という 流れになります。