私がmindに出会ったのは、1988年頃だったと思います。
地方自治体に就職し、3年目に情報処理部門に配属になりました。
当時は、汎用コンピュータ(ホストコンピュータ)でシステムの運用保守・開発などを行いました。仕事では、COBOLを使ってプログラミングしていました。最初は、コーディングシート(80桁のマス目がある紙)に手書きして、パンチに出してコンパイル・リンク・JCL作成し実行していました。 コーディング量を減らすため、変数名をA11,A12,A21,B11・・・(エクセルのセル名みたいですね)などとして、対応表がないと自分でも何のことか分からなくなった記憶があります。
その後、日本語COBOLやAIF(自分でコンソールから入力する仕組み)が導入されて、変数名に日本語を使えるようになりました。
情報処理部門から他の部署に異動したころに、最初のmindを知り趣味でプログラミングを続けました。そのころmindの描画機能を使って、フォームオーバーレイ(帳票定義体)作成システムを作りました。
情報処理部門に再配属になったときに、このシステムを業務で使いました。当時はフォームオーバーレイは、各図形や文字列の座標・サイズなどを指定してコーディングする必要がありましたが、このシステムでは直感的に作成することができ、重宝しました。
バージョン変更でmindの描画機能がなくなったのは残念でした。mind7ではtcl/tkを使って描画機能が復活しましたが、元祖mindに比べると使いにくいものでした。
このたび、mind9で使いやすい描画機能を復活されると知り、楽しみにしています。ぜひ昔のフォームオーバーレイ作成システムを復活させたいと思っています。