三国丘校区
青少年健全育成委員会の歩み
2007年、当時の三国丘小学校PTA会長であった和田幸晴は、役員・会員と共に第1回三国丘フェスタを開催しました。内容は、各種委員会の発表・先生方のバンド演奏・地域住民の文化展・親子ロボット作りなど、実にバラエティに飛んだ文化祭となりました。そうした活動が、日本PTA全国協議会から高い評価を得、その翌年文部科学大臣賞を受賞しました。
ところが、そこで大きな課題が見つかりました。それは現役員がOBOGとなった時、次代のPTAが、こうした活動を引き継いでいくことは困難だということです。協議の結果、活動の中止や縮小ではなく、活動の場を中学校区に拡げ、逆に拡大することにしました。
そこでPTAのOBOGに呼びかけて、青少年健全育成委員会という新たな組織を校区に立ち上げ、協力体制を整えました。そのメンバーが中心となって、三国丘幼稚園・榎小学校・三国丘小学校・三国丘中学校の1園3校のPTA、および榎と三国丘の両自治会が協力し、サンキューフェスタ、サンキュークリーン作戦などのイベントを次々に開催しました。この事業は現在も継続しています。
結果として、現役世代の負担を軽減するとともに、各校園のPTAと両自治会の交流が図られることになり、ひいては子供たちの安心安全にも繋がりました。そしてPTAのOBOGが健全育成の活動に参加し、新1年生の下校サポート・PTA委員会活動の支援・体育大会等のイベントをサポートしています。また小学校創立70周年の記念誌作成を担当するなど、様々な場面で現役PTAの支援をしています。
それ以外にも、東日本大震災で文房具が流されて困っている学校があると聞き、いち早く校区住民に文房具支援を呼びかけ、集まった沢山の文房具を岩手・宮城の小学校などに寄贈しました。それによって三国丘小学校と気仙沼市立中井小学校との心の交流が図られました。
また三国丘校区まちづくり協議会と連携し、「ふれあい講座」を実施しています。さらに、校区のゆるキャラ「39ちゃん」を誕生させ、様々な世代の人々に講座への参加を促し、世代間交流を図り、共に支え合うまちづくりを目指しています。
そのような活動の中から健全育成の枠を超え、福祉委員・民生委員・主任児童委員・保護司となる人や、また様々なボランティア活動をする人材が育ち、地域福祉に貢献しています。
そして学校と地域が効率よく協力するために、三国丘ネット協議会を立ち上げ、当会がコーディネーターとなって校区内の各種団体と連携し、それぞれの役割や協力関係を確認して、子供たちをサポートする体制を整えました。
以上、当会の取り組みを紹介しましたが、私たちの自慢は、いつも楽しく活動していることです。だからこそ継続することができるのです。今後も様々な活動に取り組みたいと思います。当会では、私たちと一緒に活動してくださる方を随時募集しています。皆様のご参加ご協力を心よりお待ちしております。