ベトナムのテトについて

テトグエンダン(またはテトアンリキ「旧正月」とか単にテトとも呼ばれます)は、ベトナムで最も重要な祝祭日です。1年間の一生懸命に努力した家族全員が集合し、親戚を訪問し、祖先も思い出し、新年のために、周りの人々に向けて一番良い祝いをする機会です。

「テトグエンダン」という言葉には、ベトナム語で「テト・Tết」と「グエンダン・Nguyên Đán」いう言葉が含まれています。「Tết」は「Tiết」という漢語の元々の読み方ですが、二つとも「節」という漢字で書かれています。残りは「Nguyên Đán」の言葉は「元旦」という漢字で書かれています。「節」と「元旦」の意味に基づいて、「テトグエンダン」という言葉は年の始めるの日々という意味になると思います。この意味と同じで、「テト」は「シュン・Xuân」と呼ばれることもあります。「Xuân」は「春」という漢字で書かれています。ベトナム語を勉強している方は「Xuân đã về」という歌を聞いたことがございますか。聞いたことがない方はこのリンクで聞いてみてご覧くださいね:https://www.youtube.com/watch?v=aI5uJr6N2rI&ab_channel=GalaNh%E1%BA%A1cVi%E1%BB%87t

古代ベトナム人は水稲農業文明に属していました。耕作の習慣に、元旦節は新しい耕作のサイクルを始める節で、最も重要な時期と信じていました。彼らは新年に健康とか収穫が多くできるお願いするために、テトを祝うことにしました。今でもこのような習慣も続けていきます。現代社会では、テトの休日を楽しむ色々な方法があって、地域によって若干の違い所もありますが、我々のベトナム人にとって、テトはいつまでも、特色を持っていて、心に刻んでいます。

ここでは、Michi House と一緒にベトナム人のテトについて、最も人気がある習慣を楽しく体験しましょう。

1 /テトの前に、大掃除&新しい物を買う。

ベトナムでは「tống cựu nghênh tân」(古いものを送り、新しいものを迎える)という観念がありますから、テト前は家族みんなで家を大掃除し、十分な食べ物や新しい服、道具を購入する習慣があります。旧年の不運はゴミや汚い物と一緒に捨てて、フレッシュな環境にすることで、新年の幸運を迎えられると言われています。

2 /旧暦の12月23日・かまど(台所)の神様を天国に見送る日です・Tiễn Ông Táo về Trời

12月23日は「Ngày Tiễn Ông Táo về Trời」と呼ばれます。ベトナム人はキッチンに居るとされていて家族を守ってくれて「オンタオ・Ông Táo」という神様がございます。夫婦として三人の神様で女の神様が一人、男の神様は二人です。旧暦の12月23日に三人の神様は天国に戻って、メモした家族の1年間分全て良い行い・悪い行いを天帝に報告するという伝説があります。見送る式は礼物として紙で作った服・靴・帽子、生きている鯉、xôi (おこわ)、chè(ベトナム風ぜんざい)などのことで、これらの礼物を供物台に置いて、お香を炊きます。Ông Táoの乗り物は鯉と信じているから、皆は供えた後に、三匹の鯉を川に放すことにしています。

Ông Táoは天国で七日ぐらい泊まりますから、年による、旧暦の12月29~30日に三人の神様のお帰りを迎えの日としてします。

Tranh vẽ gia đình Ông Táo về Trời

3 /お墓を掃除する・Tảo mộ

ベトナムでは昔からの慣習で、テト前の旧暦12月23日~30日は、家族みんなで集まり先祖のお墓を掃除します。掃除した後はお香や果物、お茶を供えます。

Đi Tảo mộ ngày Tết

4 /最初の出行「Xuất hành」&新しい蕾を取る「Hái lộc

出行「Xuất hành」は新年の最初に外出することです。自身と家族の幸運を求めるために占星術によって、良い時刻に外出にすることがあります。そういっても、ただ良い気持ちで新しい希望をもって、出かけることだけでも大丈夫です。皆はよく元旦日の夜に外出ことにします。

最初の出行に際して、ベトナム人がよく木の新しい蕾を摘んで帰るの習慣があります。それが「Hái lộc」と言います。新しい蕾は地面と空の精華をあらわすことですから、神様のプレゼントとして、摘んで帰ると幸運がよくなることを信じしています。けれども、最近に環境の問題に関して、蕾を摘むことがだんだん減って行きます。


5 /塩を買う・Mua Muối

風水の見方によれば、塩は悪霊を追放し、おはらいことができるのを信じしているから、新年の日に際して、塩を買って帰り幸運を祈ります。

6/ソン・ダット・Xông đất

テトの中で1番大切なことは、元日の初めての来客者が、新年の幸運に影響を与えると考えられていることです。この来客者は「Xông đất」(ソン・ダット)の人と言われています。このために、大晦日の晩に出かけた人は0時前に帰ったほうが良いと言われます。もし0時を過ぎて帰ったら、自分の家の「Xông đất」になってしまうからです。それと、大家さんは元日前に優秀やハキハキな人を実家に「Xông đất」のを誘っておくことがあります。

7/周りの人にお祝いをする・Chúc Tết & お年玉・Lì xì

ベトナム人は新しい服を着て親戚、仲良しの友達の宅に伺ってお祝いをする「chúc Tết」という習慣があります。テトの機会に際して、家族や友達とか一年中にお世話になってくれた方に再会できるし、新年幸運や健康のために一番良いお祝いをする機会です。

Chúc Tết」の習慣は次の一文章でまとめられます。「旧正月の初日は父にお祝い、二日目は母にお祝い、3日目は先生にお祝い」「Mồng 1 tết Cha, Mồng 2 tết Mẹ, Mồng 3 tết Thầy」。簡単には新年の最初の二日間は家内と親しい親戚に向けてをお祝いをします。後に、3日目は生徒たちは教えてくれた教師の家に訪問して、ありがたいことをするという日です。その後は隣人、友人たちに迎える日です。

Chúc tết」した後に、皆がお年玉も渡す習慣もがります。「Lì xì/mừng tuổi」と言います。お年寄りの人や子供たちがよくお年玉がもらえます。

Lì Xì ngày Tết

8/はつもうでに行きます・Lễ chùa đầu năm

はつもうで行く習慣はベトナムだけではなくて他の国にもあって素晴らしい習慣だと思います。人々は自身と家族に向けて新年の幸福や健康とか幸運を願うために、お寺に行きますね。

Nét văn hóa Lễ Chùa đầu năm

9 /テトに南北の食事

年始の時にベトナムの家族は食事に大事に用意して、いつも美味しくて十分に食べられます。満腹で幸せになりたいという願望を示しています。ですから、親戚の宅に伺うたびに、よく美味しい食事やお菓子をごちそうになることが多いです。そんな食事が祖先に供える習慣もあります。テトの時間が祖先様が実家に戻って子孫と再会することが信じしているからです。

地域によって、客にごちそうする料理が異なります。

北部は、テトの時に天気が寒くて霧雨も降っていることが多いですから、食事の習慣にも影響します。北部の一般的なテトの食事はこんな代表的な料理がが欠かせません「 bánh chưng(バン・チュン), thịt đông (冷凍豚肉), giò chả(ヨー・チャ), gà luộc (ゆで 鶏肉), nem rán, canh vịt nấu măng, dưa hành(ユア・モン/ユア・ハン)…」。

北部の天気とは反対に、中部と南部では、年末年始の天候が暑くて食べ物が腐りやすいので、よく煮られる料理やハム や乾物などが人気があります。例えば、「 bánh tét(バン・テット), thịt kho tàu, giò heo bó, nem bì, bò khô, chả, canh khổ qua(ゴーヤの肉詰めスープ), củ kiệuなど」。

まとめに、テトの料理については北部より南部のほうがかなり豊富だと思います。皆様はテトの食事を召し上がったことがありましたか。北部と南部の料理はどっちのほうが好きでしたか。

10 /テトに使う飾り物

*お正月の花・Hoa Tết

テトを言えば、「hoa đào」と「hoa mai」この2種類の花が欠かすといけません。

Hoa đào」は北部の寒さ天気に反して、春の活力を含めて深紅の色で温かさを感じて、新年の健康と幸福を祈りしています。

Hoa mai」は南部のテトの代表的な花としてします。明るい黄色で高貴と豊富のことを表している花です。

テトの花は「đào」と「mai」の代表的な花以外に、春といえば、花の季節も言えますから、地域によって、飾る花がとても多様です。例えはマリーゴールド、菊、グラジオラス、ユリ、などです。

Chợ Hoa ngày Tết

*五種類の果物・Mâm Ngũ Quả

テト前は供物台にきれいに掃除して、果物・花・お菓子などを並べます。果物は大きいお皿に5つの種類を置き、「Mâm ngũ quả」と言います。供える果物は地域によって違います。北部は「幸福、富貴、寿、健康、平気」という意味を持ってバナナ・グレープフルーツ・梨・ミカン・リンゴ・パパイヤ…色が豊富な果物を供えています。南部では「充実した新年を迎える」という意味で、よくサワーソップ、イチジク、ココナッツ、パパイヤ、マンゴなどベトナム語での呼び方は、よい言葉を連想させる果物を供えています。ですから、南部ではバナナ・梨・リンゴ・ドリアンが忌まわしいと言われています。なぜなら、バナナ・梨・リンゴのベトナム語での呼び方は、悪いものを連想させるからです。

Mâm ngũ quả Miền Nam

*竹の木・Cây Nêu

竹の木・cây Nêuは高さ約5〜6メートルの竹です。神様が下りてくる階段として目印です。竹の上部には、はたやお守りやサボテンの枝などさまざまなもの(地域によって異なります)が吊るされています。

Cây Nêuは常にÔng Táoの見送り日(12月23日)の後に設置されます。なぜなら、この日から大晦日までÔng Táoという神様がいない。つまり家の守り神様もいなくなっちゃたから、悪霊はしばしばこの機会を利用して嫌がらせに忍び寄るので、Cây Nêuを立てて、神様が空から守ってくれる意味があります。

しかし、最近Cây Nêuを立てる家族がだんだん少なく無くなってきました。

Cây Nêu ngày Tết

11 /テトにすべきでないこと・Điều không nên làm

*テトの1日目に家を掃除とゴミを捨てない。

テトの前に、すべての家族が宅をきれいに掃除したので、テトの1日目にはゴミを出してはいけません。この日にゴミを出すのは、新年の幸運も一緒に捨ててしまうと考えられているからです。

*初年度はライターを他人に上げない。

ライターを他人にあげてはいけません。火は幸運と鬼を抵抗するのイメージがあるからです。

*テトの1日目の午前は家族だけで祝って、他人の宅に伺うことを遠慮するべきです。

ベトナム人は(Xông đất)という習慣がありますから、大家に誘われない限り、初めての来客者になるのは遠慮するべきです。

*他人の宅に伺いに行く時、髪をとかさない。

テトの日に他人の宅を伺いに行く時、櫛を借りて髪をとかすのは絶対的なタブーだという信念です。なぜなら、その行動は大家にトラブルや不運をかけてしまうと考えられているからです。

*他にはお金を借りたり、物を壊したり、喧嘩をしたり、ドアを閉めるのもNGです。

以上は、ベトナムのテトについて代表的な習慣で、皆さん、どう思いますか。日本に似ている習慣がございますか。それとも、もしベトナムのテトについて、ご質問があったり他の習慣がご存じだら、以下にコメントしたり、メールで Michi House に教えていただけませんか。皆さんのご意見をお待ちしております。

参考写真:

発音が大体同じベトナム語の文字

べトナム語は、文字の組み合わせと「sắc, huyền, hỏi, ngã, nặng, ngang」という6つの声調に基づいてつくられていて、言葉がとても豊富です。

基本の文字表は文字が29個が含まれて、母音や子音など二種類に分けています。その中で、読み方が大体同じ文字が多いですので、ベトナム語を勉強することはとても難しかもしれませんね。別々で同じ読む方という文字ですが、他の文字と組み合わせると、他の発音になってしまう文字もあります。ですから、ちゃんと発音をしないと、通じませんから、気をつけないといけません。

ですので、今回にベトナム語を勉強している日本人の皆様と勉強するために、Michi Japanese House はこのレッスンを作っておきました。ベトナム語の北部と南部の発音が含まれていますから、どちらが南部の発音か、お分かれになりますか。良ければ、発音を練習しながら、辞書で言葉の意味をお調べることをお勧めします。

皆様、たくさん学んでいきましょーう!

間違えやすいベトナム語

はい!以上です。

皆様、レッスンはどうでしたか。辞書で言葉の意味を調べてみましたか。

もし、読みにくい言葉とか何かリクエストがあったり、ご意見とか、コメントがあったり、メールで Michi House に教えてくださいね。

皆さんのご連絡をお待ちしております。