月経過多チェック~あなたの生理は多すぎる?~
1回の月経で排出される経血総量は20~140CC
それ以上出る事が数回続く場合、月経過多による消耗や貧血などが心配です
多い日用ばかり使う人や、1時間ごとに交換する人は、ぜひ一度計測してみてください!
※補足
血液の重さは1ccあたり約1.05gとされるので
経血総量20cc~140cc=約21g~147g
ただ、尿、オリモノ、膣分泌物が混じって計測値が増えたり、ナプキン交換時に直接便器に流れてしまい計測できない経血も有るので、大まかに計測して、大きくズレていたらご注意ください
生理痛の辛さは個人差がありますが、
生理痛は無いor軽い が望ましい状態です。
生理休暇をとるか悩む程に月経痛が強い場合、
子宮筋腫
子宮内膜症
子宮腺筋症
などの病気が原因の「器質性月経困難症」かもしれません。
大病が隠れていたり、貧血など他の不調の原因となっている可能性が有るので、生理が辛い場合は痛み止めで誤魔化さず、婦人科で検診を受けましょう。
子宮に異常が見つからない「機能性月経困難症」の場合
・ストレス
・子宮が未成熟
・プロスタグランジンの分泌量が多い
などが原因になりやすいとされます。
例えば、月経血をスケールで計るとき、
経血がナプキン全体に拡がり、多そうに見えるけれど実際には50gも無い。
そんな場合は経血がドロっとして吸収できず伸びた状態です。
中医学では病気と言い切れない「未病」の状態で、血行不良や冷え等のサインでもあります。
経血がドロドロしていると、細い子宮頸管部を通れず内圧が上がり、強制的に排出しようと子宮収縮作用のあるプロスタグランジン(PG:生理痛の原因物質)が多く放出され生理痛が悪化します。
(血行不良でもPGは増えるので、経血が少なくてもサラサラでもPGで痛い場合もあります)
PGの分泌量を抑えられるよう、普段から血流を良くしておけると良いですね。
・脱水や水分不足に気をつけ、血液の濃縮を避ける
・タバコNG(ニコチンなどが血管収縮→血行不良)
・冷たい飲食を避け、加熱調理した温かい飲食を摂る
・薄着を控え、下腹部は十分に守る(ヘソ出し生理痛にはNG)
・月経中は冷水に触れる事を避け、温水でも濡れたらすぐ拭く(風呂上がり特に注意)
・過労を避ける(睡眠不足NG)
・筋肉が衰えないよう適度に運動(ストレッチ推奨)
・深い呼吸を意識する(ストレス緩和、血行促進)
出来ることから少しずつ習慣にしていきましょう!
※月経痛を和らげる漢方薬もオススメです。