明治大学
国際・ダイバーシティ
教育研究所
Research Institute of International and Diversity Education
本研究所の設置・研究目的
本研究所の前身である明治大学国際教育研究所は,2011年9月の発足以来,高等教育の国際化に関連する研究を推進してきた。本学内では,特定課題研究ユニットとして認定され,国内外の専門家とも提携して共同研究を推進してきた。今回,時代の要請にも応え,これまでの役割を広げて研究体制を強化していきたいと考えている。
本研究所は,ダイバーシティ(多様性)の視点から,大きく二つの柱を据える。一つは,これまでの明治大学国際教育研究所が取り組んできたグローバル人材育成に不可欠なインフラの研究(人材育成のための高等教育機関の役割・システムの研究,有意義な留学交流プログラムの活性化のための政策課題の分析,国際教育プログラムの学習成果分析,国際インターンシップやボランティアなどの多様な教育プログラムの事例研究,外国人児童・生徒問題等の学校教育現場が直面する課題研究など)をさらに発展させるという柱である。これに加えて,「国際」のみならず「文化際*」的な多様性にも目を向けたもう一つの柱を据える。ここでは,性的多様性,障がい,世代性などを扱い,地域社会での多文化共生や高等教育のあり方に関する研究を進める。外国人の中にももちろんこのような多様性があり,対象は日本人に限らないことは言うまでもない。こうした研究を通じ,従来の枠組みにとらわれない新しい教育プログラムの開発にも貢献できる。
*「文化際」とは,異文化間教育学の分野で使われ,国際のように国を問題にするのではなく文化を問題にする際に使用する言葉である。
研究所構成員
所長
岸 磨貴子(明治大学 国際日本学部 教授)
研究員
鈴木 健(明治大学 情報コミュニケーション学部 教授)
根橋 玲子(明治大学 情報コミュニケーション学部 教授)
山脇 啓造(明治大学 国際日本学部 教授)
佐藤 郡衛(国際交流基金日本語国際センター長)
平井達也(明治大学 国際日本学部 専任准教授)
芦沢 真五(関西国際大学国際コミュニケーション学部 教授 )
堀江 未来(立命館大学 教授)
米澤 彰純(東北大学 教授)
Annette Bradford (Oxford EMI Associate)
小川 登志美( 明治大学 研究補助業務担当)
海外共同研究者
Darla K. Deardorff (デューク大学、AIEA前事務局長)
Hans de Wit (ボストン大学Center for International Higher Education ディレクター)
協力団体
一般社団法人 国際教育研究コンソーシアム(RECSIE)
URL: http://recsie.or.jp/
明治大学 国際・ダイバーシティ教育研究所
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町2-4-1 明治大学 猿楽町第3校舎2F
Email: meijiriide2020@gmail.com