名称:NPO(特定非営利活動)法人 名著セミナー
所在地:神奈川県横浜市都筑区
代表:柳下 明
活動分野:社会教育/学術・文化 (特定非営利活動促進法第2条1項に基づく)
活動目的:一般市民や学生等を対象に、従来のグレートブックセミナーを市民用に改良された、名著セミナーの発展普及に関する事業を行い、社会教育の推進及び学術文化の振興に寄与すること。
正会員:個人300円
正会員:個人3,000円
※途中で入会者は、残り月数で年会費の割引があります。
※お試し・都度参加(回数制限なし): 無料
理事長:1名
理事:5名
監事:1名
※定款では、理事3人以上10人以下・監事1人以上3人以下と定めています。
任期:2年(再任を妨げない)
報酬:無報酬
役割
分担管掌
セミナー運営(各月設問回答編集)、新規会員・都度会員の案内~受付、セミナー企画(分科会含む)、HP作成~更新、総務、経理・会計
各月定例理事会
議事事項は、名著セミナーの運営全般に関わる事項、総会事項、予算執行、会員募集等
(名称)
第1条 この法人は、特定非営利活動法人 名著セミナーという。
(事務所)
第2条 この法人は、主たる事務所を神奈川県横浜市に置く。
(目的)
第3条 この法人は、一般市民や学生等を対象に、従来のグレートブックスセミナーを市民用に改良された、名著セミナーの発展普及に関する事業を行い、社会教育の推進及び学術文化の振興に寄与することを目的とする。
(特定非営利活動の種類)
第4条 この法人は、前条の目的を達成するため、次に掲げる種類の特定非営利活動を行う。
(1)社会教育の推進を図る活動
(2)学術、文化又は芸術の振興を図る活動
(事業)
第5条 この法人は、第3条の目的を達成するため、次の特定非営利活動に係る事業を行う。
(1)名著セミナーの普及に関する事業
(種別)
第6条 この法人の会員は、次の2種とし、正会員をもって特定非営利活動促進法上の社員とする。
(1)正会員 この法人の目的に賛同し、活動に協力するために入会した個人
(2)賛助会員 この法人の目的に賛同し活動を支援するために、理事会の承認の下に入会した個人及び団体
(入会)
第7条 正会員として入会しようとする者は、理事長が別に定める入会申込書により、理事長に申込むものとし、理事長は、その者が前条に掲げる条件に適合すると認めるときは、正当な理由がない限り、入会を認めなければならない。
2 理事長は、前項の者の入会を認めないときは、速やかに、理由を付した書面をもって本人にその旨を通知しなければならない。
(入会金及び会費)
第8条 会員は、総会において別に定める入会金及び会費を納入しなければならない。
〜中略〜
(種別)
第22条 この法人の総会は、通常総会及び臨時総会の2種とする。
(構成)
第23条 総会は、正会員をもって構成する。
〜中略〜
(開催)
第25条 通常総会は、毎年1回開催する。
〜以下略 〜
※なお、NPO法人名著セミナーの登録情報については内閣府の以下のHPを御覧下さい。
2001年夏に読書講演会 『グレートブックスとの対話』松田義幸ら著の松田教授の講演がありました。そこで紹介されたのがグレートブックス・セミナーです。アメリカのⅯ・アドラー教授が提唱した西洋古典を読む、最良の読書会と読書法でした。その読書法の基本は、西洋古典の中に頻出する偉大な概念(生命とは何か、倫理とは何か、正義とは何か、民主主義とは何か、美とは何か、徳とは何か等々)、それをグレートアイディアスといいます。それらを中心に議論するのがグレートブックス・セミナーなのです。議論にあたっては質問力が大事となります。西洋古典選集等を参照しながら質問力を磨くことになります。
2001年の秋より、日本版グレートブック・セミナーが始まりました。当初は横浜市立中央図書館の主催で横浜市大医学部学生向けの授業としてスタートしました。課題本には西洋の古典だけではなく、日本の現代の名著も含めて、古今東西の名著から選ばれています。途中からは横浜市民も参加するようになり開かれた読書会となりました。
スタート時、「生命と倫理」というテーマの下に各教授が選んだ課題図書について、進行役の教授が事前に参加者に5~7問ほど質問を出し、学生と市民が答えるというかたちです。具体的には質問の事前回答書提出するというものです。出席者全員にその回答集を配布した上で、それらをもとに進行役の教授が対話を繰り返しながら議論を深めていくというものです。この方式はその後「名著セミナー法」と名づけられました。
著者と自分と皆との「三度の対話」をする。この読書会の方式なら、進行役になる参加者も事前にゆっくり課題本を読めるので、参加者には「壁」と認識された質問を作ることができ、
貴重な市民読書会が成立する。この読書会は、専門家や学者が主催・進行するのではなく、
一般市民が「市民皆が先生、皆が生徒」の平等な関係です。
進行役が重要と考えた「設問」についての質問に答えるために、参加者はまず最初に著者と対話し、回答を書くためには、次に自己と対話しての回答を書くことになります。深く読む参加者が集い、回答集で皆と三度目の対話をする。各人が深い読み方をした後の読書会なので、知的対話が楽しめます。また、読書会に入ると、幅広い本を読むことになり、読書が広がります。課題本は、流行りの本よりも古今東西の名著として文庫本や新書本で定評のあるものから選ばれます。
「名著セミナー」の読書会は24年その方式を継続しており、現在までに300冊以上の名著を読み解き様々の工夫を取り入れながら進化を続けています。
NPO法人名著セミナー定款
(目的)
第3条
この法人は、一般市民や学生等を対象に、従来のグレートブックスセミナーを市民用に改良された、名著セミナーの発展普及に関する事業を行い、社会教育の推進及び学術文化の振興に寄与することを目的とする。
グレートブックスセミナーの参照図書には英語圏では西洋古典選集等があるが日本語の訳書がなく、それに代わる方策が要請されました。東洋の英知(アジア圏、中国の古典や思想等を追加)を取り込んだ古今東西の名著に拡大し参照図書(課題図書)としました。普及への事業実績も要請され、読書講演会など実施した。2010年からは別組織だがその他地域への普及事業への要請に応えた。
最近は、名著セミナーの内部発展として、会員による勉強会や研究会もおこなわれ、またホームページの作成にも着手した。
2013年4月発行の「名著セミナー新聞18号」 今も、私たちは先輩たちのこころざしを受け継いでいます