シレネ/ジョーカー
本名秘匿。N-93年2/28生まれ
異端児(ギフテッド)として誕生し、気味悪がった父親が蒸発。母親からは寵愛を受けて育った。しかし、シレネの異端さを周りから言及され続け、精神を病んだ母親は悪夢化してしまうことを恐れて、シレネと弟のコロンをトランプサーカス団に置き去りにしてしまう。
その後サーカス団にて活躍するが、公演中の事故により致命傷を負ってしまい、身体処置を受けることを余儀なくされ、ルドベキア隊に入隊した。
その後、サーカス団が焼失したが、事故から8年後、生き残った団員であるスペレイと家族という関係を結ぶ。
嘘つきで秘密主義な彼だが、本当はかなりの家族思い。
自分を捨てた両親のことも未だに愛しており、母親と交わした約束を今もなお守っている。
実の弟コロンとスペレイを念頭に置きつつ、自由に生きている。
体質:嘲笑の体質
他者から負の感情を発せられると身体能力・回復力が向上する。
自分に向いていると尚良い。
他者の負の感情が手に取るようにわかるので、本来悪夢化しやすい体質だと危険視され、失敗作として扱われるが、人の負の感情を面白がる彼にとって最適な体質。
〈パートナーとの関係〉
Joker編以前はロータス(レン)のパートナだったが、ミツバ(スペレイ)が入隊した後、その座を交代した。
レンからは非常に嫌われていたが、シレネはレンを大変気に入っていた。彼に”レン”と名付けたのはシレネで、それが隊内で浸透してしまった。
レンに対しては煽るのがデフォ。絶対的なパートナーというよりはオモチャとして見ている。
〈元サーカス団〉
Joker編にて敵対したトランプサーカス団に5歳から8年間所属していた。
人気No.1のJokerとしてかなり有名だった。弟のコロンとトランプサーカス団の顔として活躍していたが、嫉妬や焦りによる団員からのいじめが絶えなかった。
彼の性格上、それで折れることはなく、かなりの怪我を負いながらも団員を煽り続けていた。彼は団員をかなり馬鹿にしていたが、彼自身は煽るために言葉を使っていただけで、団員1人1人の技術をきちんと認めていた。中でも親しくしていた♠3スペレイに関しては自分よりはるかに秀でた技術を持っていると一目置いていた。
しかし、スペレイは自分たちのいじめが悪化すると、空気に飲まれ、疎遠になってしまった。シレネは「どうすればスペレイが自分たちの友人として戻ってくるか」と考えて動くようになったが、結果はサーカスの焼失として終わってしまった。