ジジシャ:シレネってちゃんと名前、呼び変えるよね
シレネ:んー?
ジジシャ:や、よくそんな自然に私のことジジシャって呼べるなーって思って。思い返せばコロンのことはずっと呼び変え続けてるし、メイのことも“メイ”って呼ぶべき場面ではメイって呼ぶでしょ?器用だよね。私絶対無理
シレネ:ジジシャが不器用すぎるんだと思うけどね
ジジシャ:で、なんでスペレイはミツバに変わらなかったの?
シレネ:変えるつもりだった…っていうか、変えてたんだけど、なんか俺がミツバって呼んでも反応しないんだよね
ジジシャ:え
シレネ:面白いヤツでしょー?スペレイもどっちかというと不器用なんだよね。全部無意識下でやっちゃうから、下手に矯正しようとするとアホになるし。他の奴から呼ばれたときは反応できるのに、俺とコロンから呼ばれたときはマジで1回も反応しねーの。面白すぎてコロンと大笑いしたわ
ジジシャ:何それおもしろ
シレネ:ガーベラはさぁ「名前なんてただの記号」ってタイプじゃん?俺は全くそうとは思わないんだよね
ジジシャ:へぇ意外
シレネ:おんなじ名前の奴がいたら「お」って思うじゃん?違う名前だったら認識もしなかった相手と名前が同じってだけで仲良くなったり、仲いい人と同じ名前だからちょっと気になったり、逆に嫌いなやつと同じ名前だと忌避しちゃったりさー。それをただの記号って言うのは違うと思うんだよね
ジジシャ:まぁそうだね。
シレネ:ガーベラにこの話したらなんていったと思う?
ジジシャ:……「そんなこと考えたこともなかったわ」?
シレネ:惜しい!「そんなこと気にしたこともなかったわ!」でした!
ジジシャ:あー
シレネ:面白いよね~。あの人、同じ名前の人とか居ても、あ、そうなの!としか思わねーんだって
ジジシャ:まぁ…変人度合いで言ったら1番と言っても過言ではないから……。でも正直アンタもそういうタイプだって思ってた
シレネ:まさか!名前を記号だなんて思ったことないよ。アイツなんて特に名前に意味を持たせるタイプだし。アイツが付けた名前どおり、厄介な奴になってあげようとしてるんじゃん?
※シレネの花言葉「偽りの愛、落とし穴、罠、欺瞞」
ジジシャ:ほどほどにしてほしいかな
シレネ:ガーベラだってあの性格になったのは間違いなく名前の影響あるでしょ。本人がどう思ってるかはさておいてさ
ジジシャ:名前の通りの性格ではあるよね
※ガーベラの花言葉「希望、常に前進、辛抱強さ」
シレネ:名前がただの記号だなんてつまんないしさぁ。意味を持ってた方が絶対面白いもん!
ジジシャ:なるほどね~。…隊長の名前は呼ばないんだね?
シレネ:隊長は隊長って名前だから?
ジジシャ:雑だな。レンは?
シレネ:レンの方が馴染みがあるから~
ジジシャ:そんなこと言ったら私は風架だし、コロンは…
シレネ:違う違う、ロータスは仕方なく変えられた名前であって与えられた名前じゃないんだもん。強いて言うなら俺の名前を忘れかけてたアイツへのあてつけ?
ジジシャ:……メイが思ってるよりよっぽどアンタは名前を大事にしてんのね
シレネ:んー、まぁそれでいいや
ジジシャ:メイの名前あんまり呼ばないのも当てつけなの?
シレネ:んや?あれはたまに呼んでやると喜ぶから。飽和しないようにしてる
ジジシャ:……
シレネ:そんな顔すんなよ
ジジシャ:アンタのそういうところどうかと思うよ
シレネ:長所でしょ
ジジシャ:……もしかして、アンタとかお前って呼ばれるのも好きじゃない?
シレネ:全然?場合によるかなー。相手が怒ってたりとかしたらひたすらに面白い。
ジジシャ:アンタのそういうところ本当どうかと思うよ
シレネ:長所でしょ?
風架:っていう会話をしたよ
私:ずるい!!!
風架:メイが聞いてほしそうなことちゃんと聞いておいたじゃない
私:ありがとう!!!!