かつて呪いの人形として恐れられた日本人形は、ゴミ捨て場で一人の少年に拾われることになった。
「君にはぜひ、妹の成長を見守る雛人形になってほしいんだよ」
そうして、人形は綺麗な衣装を着せられ、一人の女の子へと贈られる。
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KAC2025「雛祭り」参加作品
猫間 蓮は幼少期から他人の心を読むことができた。大人の汚さも、子どもの残酷さも、ずっと身近なものとして育ってきたのだが。
――すっぱいは成功のもと。レモンを食べれば大丈夫。算数のテストもいけるいける。
不可思議な思考をする花咲 凛子と出会うことで、蓮の人生は大きく変わり始める。
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ミケ猫さんを超えてゆけ杯(#打倒ミケ猫杯)参加作品
高校一年生の草葉瑛太には、アンジェリカというイギリス出身の義妹がいる。五年前、出会った当初は表情を失っていたアンジェだったが、今は瑛太の側で元気に忍者をやっている。どうしてこうなった。
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小学生の時、私はまるまると太っていて、周囲と上手くやれていなかった。そんな時、神童と呼ばれる天宮くんと話をして――私は、人生を変える決意をする。
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高校で同じクラスになった小早川さんは、感情が高ぶると身体がめっちゃ光る体質である。しかも最近は、僕と話しているとピンク色に光るもんだから、教室のみんなの視線がちょっと気まずい。これは、そんな彼女と僕の青春初心者物語。
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第七回こむら川小説大賞 参加作品
「儂の頭に似合う、最も優れたカツラを用意した者には、郊外の城と金貨一万枚を進呈しよう」
王様の言葉に、家来たちはびっくり仰天。これから始まるのは、それはそれは聡明な王様が思いついた、誰も見たことも聞いたこともない、とんでもないお祭りのお話です。
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#匿名短文カツラバレ企画 参加作品
妻の愛里沙は高校三年生の時に事故に遭い、記憶が一週間程度しか保てなくなってしまった。どんなに思い出を重ねても、いつも十八歳まで巻き戻ってしまうのだ。 事故から二十年。すっかりオジサンになってしまった優平は、永遠に十八歳から変わらない愛里沙と共に、いつも通りの日常を過ごしていく。
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#匿名現代切恋企画 参加作品
――これ以上近づいたら、死ぬ。
ヒヤシンス侯爵家の“氷結令嬢”エリサーナ、十八歳。彼女はあまりにも洗練されすぎた氷魔法の血統から、触れるものをみな凍らせてしまう性質を持っていた。結婚相手を見つけるどころか、誰かに近づくことすらできない日々。
そんな折、彼女は父に婚約者をあてがわれる。サンフラワー皇家の“灼熱皇子”イグナイト、二十歳。彼もまたあまりにも強力な炎魔法の血統を取り込みすぎて、近づく者をみな焼いてしまうらしい。エリサーナと魔法性質は真逆だが、似たような状況に置かれている者だった。
妙に打ち解けてしまったが、絶対に結婚できない二人は、のんびりとお茶会をはじめる。
#血統主義の集い 参加作品
――それって、恋だと思うけど。
女子高生の望月読子は、アルバイト先のベーカリー・カタギリで先輩にそんなことを言われ、ひたすら困惑していた。
感情の抜け落ちたような味気ない生活。ひょんなことから、クラスメイトの片桐に「うちのベーカリーでアルバイトをしないか」と誘われて、なんだか彼とは仲良くなったけれど。
果たしてそれは恋なのか。彼女は少しずつ、自分の感情を知っていく。
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#匿名短文胸キュン企画 参加作品
ぬいぐるみ界の憧れの的。熊野熊次郎氏は、我々にとって尊敬するべき先輩である。
熊野氏は持ち主が社会人に成長してからも、幼少期と変わらず大切に扱われている。その秘訣を聞き出すべく私がインタビューを打診したところ、氏は快く応じてくれ、過去の出来事を色々と語ってくれた。
――これは、人間とぬいぐるみの素敵な絆の物語。
現在も出荷を待っているぬいぐるみ諸氏には、ぜひとも読んでいただきたい希望の物語である。
冬童話2024「ゆめのなか」参加作品
――地球には「クリスマス」と呼ばれる都市伝説のような怪奇現象があるらしい。
火星で育ったイゴールは、月面宇宙港で働きながら、地球出身のマーニャに恋をした。相棒ロボットと相談しながら、クリスマスプレゼントに何をあげようか悩んでいたのだが。
どうやらマーニャは心に傷を負っている様子。このままでは、単純にプレゼントをあげるだけでは喜んでもらえないのではないか。そう思い至ったイゴールは、自分に何ができるのかを必死で考える。
「彼女が本当の意味で、心の底から笑うためには、何をどうしたら良いんだろう」
これは寒々しい月面を舞台に、異なる惑星で出会った男女が心を通わせ、鼓動を確かめる物語。
#サンタさんお年玉書いてください 参加作品