研究室について

当研究室は2024年より弘前大学大学院理工学研究科数物科学コース(および理工学部数物科学科)に所属しています.研究分野は理論天文学,宇宙物理学,特に流体力学シミュレーションなどの数値的手法をメインに用いて,活動銀河核,X線連星などを主な研究対象として研究を行っています.

近年の観測研究の目覚ましい発展により,ほぼ全ての銀河の中心部には太陽の100万倍〜100億倍もの質量を持つ超巨大ブラックホールがあることがわかってきました.超巨大ブラックホールは宇宙誕生後わずか8億年には既に存在することがわかっていますが,その形成過程は現代の宇宙物理学・天文学の大きな謎となっています.

研究室では

などを数値シミュレーションを駆使して理論的観点から研究することで,ブラックホールのガス降着成長(ガスを吸い込み成長する過程)や合体成長の検証を行うことを大目標として研究を進めています.