【ひ】
ひるまのわたし とくがわいえやす なづけたよ
昼間の渡し 徳川家康 名付けたよ
●昼間の渡し
徳川家康が、川越を出発して岩槻まで行く途中、現在の飯田新田付近のびん沼川の右岸で、日がとっぷりと暮れて、真っ暗な夜になってしまいました。先を急いでいた家康の為に、渡し舟の主がタイマツに火を灯し、真昼のように、川を照らしてことで、家康は船で渡ることが出来ました。そこで、その行いに喜んだ家康は、「昼間」という苗字を与え、杖で指し示したおよそ六千坪の土地を与えるとともに、渡し舟を「昼間の渡し」と名付けました。